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WEBディレクターの年収アップのために必要なスキルとは?平均年収も紹介
TIPS 2022.10.26

WEBディレクターの年収アップのために必要なスキルとは?平均年収も紹介

WEBディレクターはWEBサイトの制作や運営において、そのプロジェクトを統括・進行する役割をもつ仕事のことを指します。WEBサイトの企画提案から継続的な運用までを担うため、スキルや経験などの実績が年収に直結しやすい職業でもあります。では、WEBディレクターを目指すにあたって、年収アップを見込んだ対策を行うにはどのようなスキルが必要になるのでしょうか。
この記事では、WEBディレクターの平均年収と合わせてご紹介します。

WEBディレクターの平均年収

まずは、WEBディレクターの平均年収を地域別・年代別の2つの側面から見ていきましょう。

地域別の平均年収

まず厚生労働省のデータによると、2021年度におけるWEBディレクターの全国平均年収は584.4万円となっていました。地域別に見てみると、東京都が669.4万円、神奈川県が658.1万円、大阪府が620.1万円、福岡県が472.7万円、北海道が388.6万円という結果です。この結果では、都心部が600万円台で推移しているのに対し、地方部では全国平均に満たない年収であることがわかります。
また、就業者数においても東京では4万人を超えている一方で、北海道では7,000人台に留まっており、就業機会や案件の規模、案件数が都心部と地方では大きく異なることから、平均年収に差が出ているものとみられます。

年代別の平均年収

次に、年代別の平均年収を見ていきましょう。
転職サイトの集計によるデータを見てみると、20代では361万円、30代で457万円、40代で551万円、50代で584万円と年代を経ることと比例して平均年収が上昇傾向にあることがわかります。
これはWEBディレクターだけではなく、他のクリエイティブ系の職種においても同じことが言えますが、技術力や実績が評価を左右する職種では、やはり経験を積んでいる人材のほうが報酬は高く設定される傾向にあります。

WEBディレクターの年収アップのために必要なスキル

2つの側面から平均年収を割り出したところで、次はこの平均年収よりも給与をアップさせるために必要なスキルは、実際のところどのようなものなのかみていきましょう。

コミュニケーションスキル

WEBサイトを制作するためには、WEBディレクターは他のさまざまな職種の人材とコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進行させる必要があります。クライアントの要望を聞きながら、時には微調整をはさみつつ円滑な進行管理に努めることが求められます。
また、チーム内で適切な判断を下したり、意見出しをしやすい環境に整えたりするためにも、WEBディレクターのコミュニケーション能力の高さは大きな力となり得るでしょう。

マネジメントスキル

WEBディレクターの現場では、クライアントから実現が難しいと思われる要望を依頼されることも少なくありません。限られた人員や予算、スケジュールの中で実行可能なプロジェクト進行を行うには、WEBディレクターのマネジメント力が試されます。
より効率的な制作現場になるよう管理し、クライアントからの要望を極力担保しながら適切な判断を下せるように努めることが求められます。

マーケティングスキル

WEBサイトはただ要望を聞いて作ったら終わりではなく、ユーザーからの閲覧がないと成り立ちません。そのため、WEBサイトの集客が効率的に行えるようなマーケティングの知識は非常に有用なものとなるでしょう。
WEBページの流入は検索エンジンからのアクセスが非常に多いため、SEOと呼ばれる検索エンジンへの上位表示を目指した対策も重要です。そのほか、SNSの活用やさまざまな広告表示など、目的とターゲットユーザー層に合わせたマーケティング手法の選定と運用が重要な鍵となります。

プログラミングスキル

WEBデザイナーが直接プログラミング開発に携わることは基本的にありませんが、WEBサイト制作にあたってシステムエンジニアやWEBコーダーと連携をとり、仕様変更や機能追加、データーベース構築などを行うこともあります。そのため、どのようなプログラムやコーディングが組まれているのか理解できる程度のスキルを持っていたほうが、制作進行上有利となります。
コーディングを組めるスキルがあると、HTML5、CSSやJavaScriptといった仕様を活用できます。

デザインスキル

近年はPCよりもスマートフォンを利用するユーザーが多いことから、フラットなデザインが好まれるようになるなど、時代によってデザインのトレンドも変化しています。そのため、デザイナーがどのような意図でデザインしたのか、またクライアントの意見を汲んでいるデザインになっているのかを把握するために基本的なデザインスキルは習得しておくと有利です。
また、情報の視認性や操作性が集客力に直結することから、UI/UXも効果的に検討する必要があります。ビジュアルだけのデザイン力ではなく、ユーザーライクなデザイン制作を求めるためにも必要なスキルです。

資格も年収アップの判断材料になる

ヒューマンスキルではなく、資格を保有することで年収アップを目指すためには、どのような内容の資格が適しているのでしょうか。実績や技術力が重視されるWEBディレクターの世界では、資格をもつことも大きくアピールポイントになります。

PMP®

PMPは、「プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル」の略称で、PMI 本部が認定している国際資格のひとつです。プロジェクトマネジメントはプロジェクトの発起から計画、そして計画通りに遂行することを管理するためにメンバーをコントロールする能力が必要となります。
PMPではプロジェクトマネジメントの経験や教養を図り、資格取得によって人材管理のプロフェッショナルとして、ITをはじめとした数多くの業界でのキャリアアップが期待できます。

ウェブ解析士認定資格

「ウェブ解析士」とは、認定資格を主催するウェブ解析士協会では「アクセス解析をはじめとしたウェブ解析データを活用し、デジタルマーケティングを通して事業の成果を導く人材」と定義されています。WEBマーケティングを行う際には、効率的な集客力を確保するためにアクセス解析やKPI設定などさまざまな知識が必要です。
この資格では、ウェブ解析の基礎知識から解析による課題の発見、そして対策までを学びます。
ウェブ解析ツールを用いたレポート作成が合格に必須となる条件のため、体系的な知識だけでなく実務面においてもアピールが可能になります。

ウェブデザイン技能検定

WEBサイトのデザインやアーキテクチャの知識などが問われるウェブデザイン技能検定は、WEB関連の資格のなかでは唯一厚生労働省が認定する国家資格となります。
検定試験は3級~1級の等級があり、3級は基礎的な内容を学習できますが、1級に近づくほどに複雑で専門的な知識が問われ、1級の合格率は10~20%ほどと非常に難関といえる内容です。
知識を問われる筆記試験はもちろんのこと、HTMLやCSSでのコーディングのほか、画像の作成や加工、データのアップロードといった内容も含まれているため、広い範囲の知識が問われます。

年収をアップさせる手段

WEBディレクターの素質や必要となるスキルを理解したところで、ここからは具体的に年収アップに向けたアクションをどのように取れば良いのか、その具体例を挙げていきます。

転職を検討する

WEBディレクターの就職先としてWEBの制作会社やマーケティングコンサルティングの企業、広告代理店などが挙げられますが、会社の規模や評価体制の仕組みによっては、同じスキルを持った人材であっても給与が大きく異なることがあります。
例えば下請けを担っているWEB制作会社では、決められたビジネスモデルを量産するという体系をとっていることが少なくありません。そのためキャリアアップの機会も少なく、プロジェクトを管理するという実績を積むことも難しいのが現状です。
年収アップを目的にWEBディレクターとしてより好条件の企業に転職するパターンも少なくなく、採用する企業としても即戦力を期待できるためにより高い給与条件を提示してくれることが期待できます。

フリーランスとして独立する

WEBディレクターとして十分な実績を積んでいるという方は、さらなるステップアップのためにフリーランスとして独立するという選択肢も考えられます。職業の特性上、多くのポジションにおける業種と関わり合いを持つことから、人脈を頼りに仕事を得ることができれば、企業に在籍している時よりも多くの案件を確保することができ、給与の向上も期待できます。
しかしながら、案件が確保できなければ立ち行きませんから、給与が必ずしも安定的ではないという点と、事務処理や経理処理といったWEB制作案件以外のマネジメント能力が問われることも覚悟しておかなければいけません。

まとめ

WEB制作現場のマネジメントと管理を行うWEBディレクターは、広い面での知識とスキルが必要となる、責任の大きな職種です。その分、キャリアアップや給与体系の向上という意味では可能性が拓けている職種でもあるため、さらに上を目指したいと考えている方はスキルの取得や転職、開業などを視野に入れて行動してみてはいかがでしょうか。

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