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人が働く理由とは:どんな仕事でも楽しく働く人の心理を解説
COLUMN 2020.8.18

人が働く理由とは:どんな仕事でも楽しく働く人の心理を解説

自分自身に働く意味を問うと、働くことに対して様々な疑念が生まれてくると思います。

「なんで、毎日働かないといけないの?」

「なぜ、自分はこの会社で働きたいのか?」

働く意味を突き詰めると、働くことに自分がまったく意味を見出せないという結論に至る人も少なくありません。連想ワードでは、

「なんのために働くのか わからない」
「働いてまで生きる意味」
「働く意味 生きる意味」
「働く理由がない」
「働く理由がわからない」

という検索に一定のボリュームが存在します。

そこで今回の記事のテーマはズバリ「人が働く理由」。人はなぜ働くのか、人が労働に見出す意味、どんな仕事でも働く人の心理などについて掘り下げて解説していきたいと思います。

労働とは人にとって資本主義における資本である

資本主義だからこそ人は懸命かつ賢明に働く

労働とは資本主義においてそもそもとても価値が高い行動です。なので、労働で活躍することは、資本主義社会でよりよい資本を手に入れることができるようになります。

高給、要は「より大きく稼ぐ」ことを理由に労働を追求する人もいるでしょう。労働で稼ぐ数字を徹底的に追う人は、その数字が当人のアイデンティティの主要であり、自己肯定感の根源であることを意味しています。

家族のために、趣味のために、自己投資のためにと、労働対価を別の何かの目的のために使うことはかなり当たり前の感覚の人は多いでしょう。このタイプは、「稼ぐことが、自分を取り巻く生活と繋がっている状態」です。

資本主義社会の中では、労働が他の生活と密接に関わってきます。そのため、世の中に興味を持つことができ、ある程度良好な人間関係に身を置き、出会いを確保し続ければ、人は働く理由をずっと見出すことができると言えるでしょう。

働く理由の感度は「労働による自分の人生の介入度」で変わる

自分と世界を結び付けることへの関心が働く理由に繋がる

一方で、家族がいない、趣味もない、自己成長や自己実現も求めない、言わば用意された世界に対して自分を主体的に楽しませようと一切しない人からすれば、働く意味は見出せないと思いませんか?

労働による自分の人生の介入度が小さい、もしくは働くことによって自分に好影響を与える、もしくは危機から逃れられる、そういったイメージが描けない場合は、働く理由にピンとこないでしょう。

自分と世界を結び付けていろいろな可能性を見出すことに対して無関心な状態なのです。セルフネグレクト気味になると、働く意味が湧いてこないわけです。

働く理由を見出せる人の特徴

働くことを生きがいにフレーミングする力がある

働く理由を持つことができる人とそうでない人の違いを分かりやすく言えば、

働くことを生きがいにフレーミングする力があるかどうか

です。例えば、「大好きなあの人の誕生日に素敵なプレゼントを買いたいから一生懸命働こう」というマインドセットは、「働くこと」を「大好きな人のためになる行動」と上手にフレーミングできている状態だと言えます。

良い人に囲まれれば、その良い人へ返報性の高い行動を示そうとして、働く理由が自然に湧いてきます。

ある程度のスキルを持っていれば、スキルを使って様々なアウトプットができるようになるので、「アウトプットした先の世界が見たい」という欲求が湧いてきやすくなります。

知識が豊富になればなるほど、1つのやり取りや行動を様々な切り口で感じることができるようになります。すると、すべての行動で嗜むことが楽しくなっていきます。つまり行動を体感することそのものが好きになるわけです。

働く理由を見つけることができる人は、このように労働と理由を結び付ける力を持っています。コミュニケーションを含めた様々なスキルをセットし続けるだけで、働く理由をより手軽に引き寄せることができるようになるのです。

人は労働にハマることで助かっている節もある

労働とはマインドフルネスになれる良質な時間である

労働の良し悪しは企業風土や企業体質によって様々なのですべての労働が素敵だとは言えませんが、それでも人は労働に自らハマっていくことで自由という煩わしさを上手く逃れているように感じます。

1日24時間何も切迫されずに、強制もされずに、任せられてもいない世界は意外にもとても苦痛なものです。

会社員では活躍したのに、フリーランスになるとまったく活躍できなくなる人がいますが、このような人は、完全な自由が用意されると、行動が「かんじがらめ」になってしまうのです。任せられたり、頼まれたりするということが前提でこれまで行動してきたからです。

正当で真っ当な労働というのは、必ず何かしらの、誰かしらのためになっています。

何かのために、誰かのために、問題解決を図るというのは、意外にも自分自身の自由の問題を解決しているのです。

このことを知っていると、適度に縛られ、適度に自由な世界は人間にとってバランスの取れた世界だと認知することができるでしょう。

最後に:働くことは人間らしい行動である

働くことへのネガティブな感情はスキルが一蹴してくれる

以上、人が働く理由について掘り下げて解説してきました。

今回の記事からも、働くことは人間にとって、人間らしく生きるためのライフハックだと言えるでしょう。

「何のために働いているの?」と聞かれて「ライフハックです!」と堂々と言えるようになれば、シンプルに働くことに集中できるようになるかもしれません。

私たちが働こうとすること、それは言うなれば、私たちが何かしらのきっかけにより働こうとすることに突き動かされていることを意味しています。

働くことへポジティブに導かれている人もいれば、働くことへネガティブに導かれながらも折り合いを付けている人もいるでしょう。

記事の節々で述べましたが、働くことが偶然にも腑に落ちるような流れは、スキルが作ってくれます。

コミュニケーションスキルを身に付ければ、1つの出会いの返報性が高くなります。多くの人から自然に多くのきっかけを得ることができます。人との繋がりが「あの人のために」と働く理由をプレゼントしてくれます。

また、スキルがあれば、自分が主体的にいろんな世界を描けます。デザインスキルがあれば、「あっ、このスキルとこのスキルで、あのデザイン作れそう!」という発想がどんどん湧いてきます。アウトプット後の世界を見てみたくなります。すると、スキルを使ってどんどんアウトプットしたくなります。

スキルがあれば、依頼された物事を対処するストレスも減っていきます。あらゆるお題(課題)に対してストレスを感じづらくなります。最終的には高いハードルを用意された時に、社会人としての意地を魅せること、面目を保つこと、それが働く理由にもなるでしょう。

スキルがあれば、「働く」という概念は嫌いでも、実際に仕事を与えられそれを遂行する際は、楽しんでいるものです。

ぜひ、自身の働く理由を議論する際に、本記事の哲学や捉え方を参考にしてみてください。

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