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これからの働き方「オンラインコワーキングスペース」の知識
COLUMN 2020.6.12

これからの働き方「オンラインコワーキングスペース」の知識

皆さんはオンラインコワーキングスペースをご存じですか?個人のリモートワーク(テレワーク)を活性化させるうえで、オンラインコワーキングはとても重要になる空間になっています。

そこで、今回はオンラインコワーキングスペースについて分かりやすく解説していきます

オンラインコワーキングスペースとは?

そもそもコワーキングスペースとは、簡単に言えば、「シェアオフィス」のように、事務所や会議室を共有し、同じ空間で共に働くことを意味します。

しかし、コワーキング内にいる企業や個人間で何か特別な会話が促されるわけではありません。そこはいたって自然な第三者どうしの静かな空気感があります。

コワーキングスペースによっては、交流を敢えて促し、異業種交流ができること、マッチングができることをアピールポイントにしているケースもあります。そのため、コワーキングスペースの利用者が参加できるイベントを積極的に開催しているコワーキングスペースも存在します。

オンラインコワーキングスペースは、上記のリアルのコワーキングスペースの特徴をオンラインに移行したものになります。では、何を共有するのかというと、URLを共有し、画面を共有し、「一緒に居る」という体験を、仕事をしながらに行うものです。

オンラインコワーキングスペースのニーズが高まる理由

理由1:リモートワークを完全一人で集中するのが難しいから

リモートワークで大きな問題となっているのがモチベーションの維持です。家で仕事をする場合は、自分の居心地の良いホームグラウンドにいるわけですから、気が緩んで当然です。

私たちは、オフモードと切り離されたアウェーへ繰り出すからこそ、程よい緊張感を持つことができるわけです。

そして、家にいながらに、アウェー感を盛り込むことができるのが、オンラインコワーキングスペースなのです。

理由2:オンライン上に第三者が「ただそこにいる」ことに大きな価値があるから

オンライン上で第三者が介入するイベントは、「交流が前提」となっているがほとんどです。オンライン会議、オンライン飲み会など、しっかりと交流することが当たり前となっています。

オンライン上で知らない人が集まったのに、何もしない、何も喋らないなんて変かもしれませんが、実はリモートワークでは、その環境に大きな価値・ニーズがあるのです。

第三者の目があるだけで、集中力が増すのです。それは、人間は「目」に対して強く反応するからです。プロフィールアイコンがあり、ログイン中のマークが光っているだけではダメなのです。他者の顔、目が映っていて、そこにいると感じられる動きが必要なのです。

新たな他人がランダムに存在するということは、スロットを打つような行為で、人間の脳内にある報酬系を刺激します。コワーキングスペースに入るまで誰がそのスペースにいるか分からないというのは、コワーキングスペースに入りたくなるやる気スイッチを入れてくれます。

それはつまり、働く前のやる気を引き上げることでもあるのです。

結果、オンラインコワーキングスペースが、テレワークのやる気を引き上げることにつながるのです。

理由3:交流の度合いを薄く重ねていくことができる

オンラインコワーキングスペースも、リアルのように、交流イベントやマッチングを強化したものにニーズがあります。

オンラインコワーキングスペースの場合は、単にオンラインスペースをシェアすることから始まるため、会話をしないトーンから、少しずつ、交流を強めたテイストを用意することもできます。

これは部屋のような概念です。

作業部屋、交流部屋、商談部屋、セミナー部屋、会議室がそれぞれで開かれ、それぞれのシーンに合わせて好きなタイミングに入室できるような感覚です。

オンラインコワーキングスペースの問題点

ルールとセキュリティの案配

どの属性をターゲットにするかで変わってきますが、オンラインコワーキングスペースにとって、しっかりとしたルールとセキュリティ対策をすることはとても重要な問題となります。

例えば、企業のある個人の作業中の書類に個人情報が入っており、コワーキングスペース内の人間がスクショしてしまえば、情報漏洩に繋がる怖れがあります。

オンラインコワーキングスペースで質問を促され、その答えを録音されるなどのリスクも考えられるでしょう。

このルールとセキュリティの案配によって、オンラインコワーキングスペースの信頼感や人気度が変わってくるでしょう。

オンラインコワーキングスペースの将来性

仮想現実などと組み合わせたリッチ化

ルールやセキュリティを担保するために、コワーキングスペースは、お互いレビューし合うなどして、個人を厳格な行動管理や評価する制度ができ、その評価がオンワインコワーキングスペースをまたいで共有されることになるかもしれません。

そして、仮想現実などが加わり、オンラインコワーキングスペースは壮大な空間となっていく可能性があります。

しかし、ニーズの原点はリモートワークのやる気と集中であることを忘れてはならない

オンラインコワーキングスペースがもてはやされれば、開発はさらなるリッチ化へフォーカスされ、ますます多機能なものが現れるようになります。

SNSのように、とあるオンラインコワーキングスペースでいいね!やフォロワーを多く集めることに熱中するようなことが起こり得ます。

ここで思い出したいのが、オンラインコワーキングスペースのニーズは、リモートワークのやる気と集中にあるということです。

要は、個人がホームグラウンドでのオフモードに、程よいアウェー感&おでかけ感を出すことで、仕事のパフォーマンスを手軽に気軽に向上させることに意味があるわけです。

しかし、このニーズを見誤ったオンラインコワーキングスペースは多く誕生する可能性が出てくるでしょうし、その過程で違ったニーズを生みだし発展するオンラインコワーキングスペースも誕生してくるでしょう。

これからのオンラインコワーキングスペースの世界は、とても楽しみですよね。日本でもオンラインコワーキングスペースは存在するので、ぜひ今のうちから「オンラインコワーキングスペース」で検索し、情報を集め、知見を深めてみてください。

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