未経験でwebディレクターに応募する際の転職理由の書き方・伝え方
未経験からWebディレクターになることは可能です。このことは『未経験でもなれるwebディレクターへの転職について』という記事で解説しています。
今回は、そんな未経験な分野からWebディレクターの転職を目指す方のために、「履歴書の志望動機の書き方」や「面接での転職希望理由の伝え方」をお伝えしたいと思います。
前職の強みとWebの重要性を絡める
未経験からWebディレクターへ志望動機を書く場合、一番自然な流れは「前職の仕事を通して、Webの重要性を知った」というものです。これは自然ですよね。
WebはWebだけの独立した世界ではありません。皆様の前職や現職のなかで、Webが重要な役割を担っていると感じる部分があれば伝えましょう。
もしくは、社内に居続けたことにより、Webが整備されていないことに危機感を覚えたことでも良いでしょう。
そのうえで、Webディレクターと関連するこれまでの強みをサラッと添えて、最後に応募会社の制作実績や理念に触れて、志望理由として締めていきます。
志望動機・志望理由1
私はこれまで顧客との対面を通じて、ライバル競合がとても多い保険における営業を行ってきました。そんな対面の営業を突き詰める中で、時代と共にWebの営業力、底力も感じています。そこで、私は貴社(御社)の制作実績を拝見するなかで、「商品やサービスを正しく理解してもらい、お客様の不安に寄り添い、将来を提案する」そのような印象を与えるものが多く、ぜひ自分の営業スキルを活かし、「Web制作」を通してクライアントの目的や目標をサポートしたいと想い、貴社(御社)へ応募いたしました。
志望動機・志望理由2
私はイベントの運営や管理を通して、1つのプロジェクトを成功させることに仕事上の生きがいを感じ、そのスキルを高めてきました。そして、イベントの仕事を通して、私はWebでの情報発信がとても重要だと何度も感じるようになりました。多くのWeb制作会社のページを拝見するなかで、貴社(御社)のWeb制作実績のクオリティや企業理念に感銘を受けました。Webディレクションは未経験ではありますが、私自身、ハードなイベント業で培ったプロジェクト完遂までのスキルをご提供できるのではないかと思い、貴社(御社)へ応募いたしました。
これまでのキャリアとディレクションの類似性を含める
Webディレクターは、Web業界に関するディレクションを行う仕事です。
ディレクションとは究極はどれも同じです。Webのリテラシーを持ちさえすれば、ディレクションスキルとは、どの業界でもノウハウの根底は変わらないとも言えます。
そこで、これまでのキャリアとディレクションの類似性を切り出して、志望動機へ繋がるという書き方をすると、非常に流れが良くなります。
志望動機・志望理由3
webディレクターは未経験ですが、ディレクションとは、クライアントの考えや要望をヒアリングし、提供できるスキルをベースに、クライアントの目的や目標を達成できる成果物を作り上げることだと感じています。ディレクションを勉強すればするほど、私がこれまで行ってきた提案接客と似た部分を感じています。私自身、今後はどの企業もWebをいかに活かすか、それはとても大事なことだと思っています。そして、Webディレクターをさせていただくなら、分かりやすさとブランド感のバランスが取れたサイトをたくさん作られている貴社(御社)へと感じ、応募いたしました。
独自運用や独学を伝える
未経験の場合、未経験で興味を持ったからこそ、より自分からWebを運用したり、自分で勉強したようになった旨を伝えると良いでしょう。
もしくは、志望動機に書くために、Webを自分で運用してみたり、Webディレクションに関する本をたくさん読んでおくと良いでしょう。
面接の場合は、志望動機を伝えた後に、「じゃあ、どんなサイト運営してるの?そのサイト見れる?」とか「最近読んだ本で何が一番良かった?」と話が発展します。
新卒でWebディレクターになったり、Webディレクターで多忙を極めていたりすると、Webを自分で運営しているディレクターは貴重になります。もしかすると、未経験でパラレルキャリアでディレクションの実験や勉強をしているほうが、独自の高いリテラシーを持っていて、その部分を評価してもらえるかもしれません。
志望動機・志望理由4
私は事務の仕事が終わった後、日々、自分でWebサイトを運営していました。そして、自分で作ったWebサイトやSNSでフォロワーに告知する過程で、Webで反響を得ることの素晴らしさや価値を知ることができました。今ではGoogle解析などの勉強をしています。そんな中、洗練された制作実績が豊富な貴社(御社)の募集を拝見し、実務未経験ではありますが、自分にとっては大きなチャンスだと感じ、応募いたしました。
志望動機・志望理由5
私は、社会人としてこれからはWebのリテラシーを深めることが何よりも大事だと感じるようになりました。今ではWebディレクションやコンテンツマーケティングの本をたくさん読んで知見を深めています。まったく違う業界ですが、だからこそクライアントに寄り添える目線も持っていると感じています。そこで、多種多様な業界のWebサイト制作実績を閲覧し、貴社(御社)を志望するに至りました。
最後に:未経験というポテンシャルを爆発させよう
「未経験」と聞くと、なんだか悪い響きに聞こえますが、そもそもスキルやノウハウはすぐ陳腐化するスピードは速くなっています。
そうなると、本人が様々な分野に対して、普段からどのように考えているのか、どのように取り組んでいるのか、「思考」と「姿勢」の二つこそがより重要なビジネススキルとなります。
未経験だからこそ、変なプライドもなく、体当たりでいける部分もあると思います。Webディレクターは資格があるものでもなく、コミュニケーションについて普段から考えて創意工夫できる人なら、就きやすい職種だと言えます。ぜひ、今回の記事も参考にしてみてください。
▼関連記事
・未経験でもなれるwebディレクターへの転職について
・一流Webディレクターに必要なスキル・能力
・転職で活用できるWebディレクターの自己PR術
・未経験でも目指せる?Webデザイナーになるための方法をご紹介!
・未経験からUI/UXデザイナーへ転職は可能なのか