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フルスタックエンジニアとは?求められる能力やキャリアパスなどを紹介
COLUMN 2021.6.21

フルスタックエンジニアとは?求められる能力やキャリアパスなどを紹介

社会全体のデジタル化の波が急激に進んでいる昨今、ITエンジニアの必要性がますます高くなっています。それに伴い、エンジニアの働き方や人材としてのニーズにも変化が起きています。この記事では、フルスタックエンジニアの需要や必要なスキル、資格などについてご紹介します。

フルスタックエンジニアとは

フルスタックエンジニアとは、Web開発やシステム開発などのエンジニアリング業務において、設計から開発・運用・保守まですべての工程を1人で手がけることのできるエンジニアのことです。通常のエンジニア業務は、Web開発ならばWebエンジニア、ネットワーク開発ならネットワークエンジニア、システム開発ならシステムエンジニアというように特定の技術に特化して分業で行われます。フルスタックエンジニアはこれらの業務を1人で担うことができる人材であり、マルチエンジニア・万能エンジニアとも呼ばれます。
まず、具体的にどのような仕事内容なのか、需要の高まりの背景などをみていきましょう。

仕事内容

フルスタックエンジニアの主な4つの業務についてご紹介します。

・フロントエンド開発
フロントエンド開発とは、ユーザーが直接触れて使用する部分についての開発のことを指します。たとえば、デザイナーが企画したチャットアプリのメッセージ送信機能に関する「UIデザイン(Webサイトのフォントやイラスト、入力欄などの設計)」をもとに、文字の入力や送信などの操作「コーディング(コンピューター言語でコンピューターに指示や命令を出す時にコードを書き込むこと)」をします。

・バックエンド開発
バックエンド開発は、ユーザーからは直接見えない部分のプログラミングをする工程です。たとえば、「ECサイト(インターネットを介したモノやサービスの販売サイト)」で注文を行う場面での受注処理や、在庫連携・決済や発信管理などの機能はすべて、インターネットの裏側(バックエンド)で作動するものです。このバックエンドの処理機能をプログラミングするのがバックエンド開発であり、この開発では「Java」「PHP」「Ruby」といったプログラミング言語を扱います。

・モバイルアプリ開発
モバイルアプリ開発とは、「Objective-C」や「Swift」「Kotlin」「Java」などの言語を使い、Webサイトの開発とiPhoneやAndroidなどのスマホアプリの開発を同時に行う業務です。モバイル特有の決まりごとや技術、iOS・Androidそれぞれの作動方法があるため、本来この2つの開発は担当者を分けて行います。しかし、フルスタックエンジニアのような両方の開発に必要な技術と知識を持ち合わせた人材がいれば、より連動性の高い開発が可能となります。

・インフラ回り
インフラ回りとは、ネットワークやサーバーなどのインフラ構築や保守・運用・監視をする工程です。サーバーのセットアップや、日々のバックアップ・システムダウン時の対応などを行います。これも本来はインフラ担当者の仕事ですが、開発環境やサービス提供中の問題発生時にインフラにも対応する開発人材が存在すれば、担当者の復旧作業を待つ必要がなくなります。

フルスタックエンジニアが求められる理由

従来は、環境構築・バックエンド・フロントエンドなどの開発はそれぞれの持ち場のエンジニアが専任で行っていました。しかし、従来の開発スタイルでは各工程に人員を配置する必要があることから、人件費がかさんでしまうという課題がありました。そこで、フルスタックエンジニアのようにすべての開発工程の知識とスキルのある存在を採用することで、人件費を大幅に削減できます。また、プロジェクトが完了した後に追加で開発を依頼する時にも、新たなエンジニアの募集をかける手間がかかりません。

さらに、複数のエンジニアで1つの仕事を連携して行う場合、足並みがそろっていないとスムーズに開発が進まないという側面があります。チームでうまく連携できるように全体像が分かる設計や要件のドキュメントを作る必要があり、全体を管理する「PM(プロジェクトマネージャー)」のポジションも必要です。しかし、フルスタックエンジニアがいればこれらの一切の手間がはぶけ、より迅速に開発を進められるようになります。

求められるスキル・知識

フルスタックエンジニアに求められるスキルや知識は大きく分けて4つです。

プログラミングスキル

プログラミング能力はエンジニアとして基本的なスキルであり、フルスタックエンジニアとしては必須の能力です。必要なプログラミング言語としては、「HTML」「JavaScript」「PHP」「Ruby」「Python」などがあります。現時点で需要の高い言語を身につけておくことで、フルスタックエンジニアとしての市場価値を高められるでしょう。

OS・ミドルウェアの知識

「OS(Windows、Linux、Androidなどのコンピューター管理システム自体)」や「ミドルウェア(OS機能の強化やOSとアプリケーションの橋渡しの役割を担うソフトウェア)」の知識やスキルも、フルスタックエンジニアとして求められる能力です。ミドルウェアの代表としては、「Apache」「HTTP Server」「MySQL」などがあります。

インフラに関する知識

フルスタックエンジニアとしてインフラ全般のスキルも求められます。具体的にはインターネット回線の構築やメールシステムの構築の技術です。さらに、データベースの各データ項目の属性を決めたり、想定される検索条件などから検索時間を速くしたりするためには、データベースの知識も必要です。

クラウドサービスに関する知識

クラウドサービスは、近年コスト削減や開発スピードアップのため多くの企業が導入しているサービスです。クラウドサービスにはさまざまな種類がありますが、特に有名なものとして「AWS(Amazon Web Services)」が挙げられます。クラウド型のサービスが主流となっている昨今は、代表的なサービスの機能を把握し、サーバーの構築や監視設定、バックアップ設定などの設定・運用スキルが求められます。

UI/UXの知識

「ユーザーエクスペリエンス(UX)」「ユーザーインタフェース(UI)」の知識も必要です。UXはコンピューターのユーザー体験を設計によってデザインすることを指し、UIはコンピューターなどの機器と利用者との窓口・境界・接点となる部分を指します。適切な開発が行えることはもちろん、ユーザーの反応やニーズを汲み取ってUI/UXを高めるスキルも求められます。

おすすめの資格

ここでは、フルスタックエンジニアとして活躍を目指す方におすすめの資格を3つご紹介します。

PMP

「PMP」は、米国のプロジェクトマネジメント協会「PMI」が「PMBOKガイド」に基づいて設定した国家資格で、プロジェクトマネジメントの専門家であることの証明となる資格です。受験者は、プロジェクトマネジメントの知識や経験ばかりではなく、マネジメントに対する姿勢なども問われます。PMPは一度取得すれば永続的に効力を持つ資格ではなく、3年ごとの更新を必要とします。

ITストラテジスト

「ITストラテジスト」とは、経営者目線でシステム開発の超上流で事業計画段階から参画して、IT戦略の立案と実行を主導する人材です。この試験は2009年から国に認定された高度情報処理技術者試験の1つで、「スキルレベル4」に相当する難関国家試験です。

LPIC

「LPIC」とは、正式名称を「Linux技術者認定試験」としLinux技術者としての技術力を認定するIT資格です。LPICはカナダに本部を置く「LPI(NPO法人Linux技術者認定機関)」の資格試験で、公式なLinuxスキルの判断基準として国際的に認められています。

フルスタックエンジニアになるために必要なこと

ここでは、フルスタックエンジニアを目指すにあたっておさえておくべきポイントを解説します。

複数の専門分野を持つこと

フルスタックエンジニアには、柔軟な対応力が求められます。 さまざまな工程に関わることから、複数の専門分野を持ち、積極的に経験を積もうとする姿勢が大切です。

スキルアップを欠かさないこと

マルチにスキルを持ち合わせていても、それぞれのスキルを極めていなければ人材としての価値は下がります。そのため、身につけたスキルを常に磨きながら新しい情報やスキルに興味を持ち、その都度自分のものとする熱意が必要です。

業界全体を俯瞰する目を持つこと

前述したように、業界のトレンドからどのスキルを身につけるべきか的確に判断する力も必要です。ITスキルは往々にして、短期間のアップデートが必要なものが少なくありません。常に緊張感を持って業界全体を俯瞰する目を持ちましょう。

まとめ

この記事では、フルスタックエンジニアの仕事内容・求められるスキルや知識などを解説しました。ITエンジニアとしての専門知識や能力を広範に備えていなければならない側面がある一方、今求められるITスキルをいち早く取り入れる姿勢、どの分野も中途半端にせずに高めていく姿勢が必要不可欠です。高いスキルが求められる仕事ですが、開発全体に携わりたい、さまざまな知識を身につけたいという方は目指してみてはいかがでしょうか。

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