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近年注目されているエッセンシャルワーカーとは?代表的な職種も解説
COLUMN 2021.5.31

近年注目されているエッセンシャルワーカーとは?代表的な職種も解説

「エッセンシャルワーカー」は、コロナ禍におけるリモートワークが推奨される中で、人々の生活維持のために必要な仕事を感染リスクを背負いながら行っているということで注目を集めるようになりました。このように、コロナ禍を契機に注目を集めているエッセンシャルワーカーですが、その定義について詳しく知らないという方も少なくないでしょう。

そこで、この記事ではエッセンシャルワーカーの定義や課題について詳しく解説していきます。

エッセンシャルワーカーとは

エッセンシャルワーカーは、日本語に訳すと「必要不可欠な労働者となり、その言葉のとおり人々が社会生活を送るうえで、必要不可欠な仕事をしている人たちのことをいいます。例えば、医師や看護師などの医療従事者、市役所の職員、介護士や保育士などをはじめとして、日々の生活を支えるスーパーやコンビニなどの店員、電車やバスの運転士や駅員もエッセンシャルワーカーに含まれます。

話題となった背景

エッセンシャルワーカーとして従事する人々が話題になった背景には、2020年から始まるコロナ禍ならではの事情があります。新型コロナウイルスの流行により、政府や自治体、企業から職場に出社せずに自宅などで仕事をする、いわゆる「リモートワーク(テレワーク)」が推奨されました。

しかし、その中においても、エッセンシャルワーカーは新型コロナウイルスの感染のリスクに晒されながらも、人々が生活維持に必要とされている仕事という性質上、出社を余儀なくされる状態が発生しました。このような方々に敬意と感謝を込めて、人々の生活基盤を支える仕事に従事する方のことを「エッセンシャルワーカー」と呼ぶようになったのです。

政府や企業の取り組み

エッセンシャルワーカーに対し、政府や自治体、企業は様々な支援策を打ち出しています。

2020年6月、厚生労働省は医療現場の最前線で新型コロナウイルスと闘う医療従事者に対して、最大20万円の慰労金を給付する「新型コロナウイルス感染症対応従事者慰労金」の制度を立ち上げました。また、同省から介護福祉士をはじめとする介護サービスに従事する職員に対し、最大20万円を給付する制度も発表されています。

自治体の取り組みとしては、2021年4月から、佐賀県が医療や介護の現場などで働くエッセンシャルワーカーに対して、1人6万円の給付金を給付することを発表。さらに、新型コロナウイルスの患者の対応にあたっている医療従事者に対しては、負担の大きさに応じて1人あたり5万円から20万円が加算されます。

企業の取り組みとしては、ホテル宿泊予約サイトを運営する株式会社CHILLNNが、家族への感染リスクなどから自宅へ帰ることが不安なエッセンシャルワーカーに対して、1泊3,000円~宿泊できる「ホテルシェルタープロジェクト」を立ち上げています。

その他にも、個人経営の飲食店などがエッセンシャルワーカーに対して、無料または安価で食事を提供するなど、社会全体としてエッセンシャルワーカーを支援していこうとする流れが強くなっています。

リモートワーカーとの違い

リモートワーカーとエッセンシャルワーカーの大きな違いは、「現地に実際に出向いて働く」ということが挙げられます。

リモートワーカーは、パソコンやタブレット端末などの機器を使い、自宅をはじめ、ホテルやカラオケボックスなど職場以外の場所で働くことが可能です。一方、エッセンシャルワーカーは対面業務や機械の操縦といった、物理的に処理する必要がある業務内容のため、出社することが求められます。

エッセンシャルワーカーの代表的な職種

ここでは、エッセンシャルワーカーの代表的な職種についてみていきます。

医療従事者

エッセンシャルワーカーと聞いて、まず思い浮かべる人が多いのは、医師や看護師といったいわゆる「医療従事者」の方々でしょう。患者と「密」に接しなければならないことから、新型コロナウイルスの感染リスクは特に高く、病院内でのクラスターも数多く報告されています。

区役所職員

市役所や区役所などの職員もエッセンシャルワーカーのひとつです。最近では交代制勤務でリモートワークを実施したり、オンライン上での書類の提出を推奨したりする自治体も増えてきましたが、一定人数は出社する必要のある職種です。

介護福祉士・保育士

介護福祉士や保育士は、いわば「命を預かる仕事」であり、人々の生命および生活の維持に職種のひとつです。また、職種の特性上、介護対象者や子どもたちと「密」に接しなければいけないシーンが数多く存在し、医療従事者と並んで、新型コロナウイルスの感染リスクが高い職種となっています。

スーパー・コンビニ店員

スーパーやコンビニ、ドラッグストアなど飲食物や日用品を扱う店舗は、人々が生活していくために必要不可欠な業種です。店舗の店員や店舗への物流を支える倉庫スタッフ、商品を作る工場の従業員、またそれを配送するトラックのドライバーなど、店舗や商品に関わる全ての人がエッセンシャルワーカーと言えるでしょう。

バス・電車運転士

電車やバスの運転士や駅員だけでなく、車両や線路、設備などを整備するスタッフも交通系インフラを支えるのに必要不可欠なエッセンシャルワーカーと言えます。また、大半の人は電車やバスなどの公共交通機関がなければ出社できないため、エッセンシャルワーカーを支える重要な職種です。

エッセンシャルワーカーの課題点

ここでは、昨今のコロナ禍で浮き彫りとなったエッセンシャルワーカーの課題点についてみていきます。

感染リスク

まず懸念されるのが、新型コロナウイルスへの感染リスクが高いことです。

エッセンシャルワーカーは患者や介護対象者、子ども、乗客など不特定多数の人と接することが避けられません。したがって、新型コロナウイルスに感染するリスクも必然的に高くなってしまいます。

もちろん各業種の職場では感染リスクを少しでも減らすために、マスク着用の義務化や手洗い・うがいの徹底、出勤前の検温などを実施しています。それでも感染リスクは完全に消えるわけではなく、リモートワーカーなどと比べると感染リスクは依然高いままとなっています。

待遇

エッセンシャルワーカーは、仕事の待遇や労働環境に課題を抱えていることが少なくありません。

具体的には、労働時間が長く残業が多い、休日日数が少ない、夜勤や泊まり勤務などの不規則な勤務体制など、ワークライフバランスを保ちにくいといった課題が挙げられます。また、非正規雇用が多いこと、慢性的な人手不足など、雇用面での整備が進んでいないケースも珍しくありません。

さらに、重要な仕事である一方で、新型コロナウイルス流行の影響で業績が悪化し、給料が引き下げられたり、ボーナスがカットされたりと、待遇がさらに悪化している事例もあります。しかし、社員が辞めてしまうと代わりが見つかりにくい職種もあるため、エッセンシャルワーカーの待遇改善は社会的にも重要な課題となっているのです。そのため、各機関や企業は、エッセンシャルワーカーの待遇改善とともに、モチベーション向上や福利厚生の拡充といった対応策が求められています。

まとめ

エッセンシャルワーカーとは、人々が社会生活を送るうえで、必要不可欠な仕事をしている職種の人たちのことです。具体的には、医療従事者や市役所の職員、介護士、保育士、スーパーやコンビニの店員、電車・バスの運転士などが挙げられます。

エッセンシャルワーカーに対しての支援として、政府や自治体が給付金を支給するのみならず、企業や飲食店が自発的に支援する取り組みも広がりをみせています。しかしながら、待遇や雇用面で課題を抱えていることが少なくないため、コロナ禍が収まった後も継続的な支援が行われることが期待されています。

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