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演出をデザインするエフェクトデザイナーとは?必要な資質やスキルをご紹介
COLUMN 2021.5.13

演出をデザインするエフェクトデザイナーとは?必要な資質やスキルをご紹介

ソーシャルゲームが流行してゲーム人口が増える昨今、ゲームの映像表現はより華やかになり、私たちプレイヤーの気分を盛り上げてくれます。そんなゲームの演出に「エフェクトデザイナー」という職種が関わっていることはご存じでしょうか。この記事では、エフェクトデザイナーの仕事内容やなり方などについてご紹介します。

エフェクトデザイナーとは

エフェクトデザイナーとは、3Dゲーム内の視覚的な演出効果を作る仕事で、爆炎や煙、魔法のキラキラした光、剣戟のヒット効果など、主に「自然現象」や「形の定まらないイメージ」を視覚的に表現します。3Dゲームが主流になってから生まれた比較的新しい職種ですが、ゲームの制作規模の拡大や制作システムの複雑化を背景に、専門の職業として定着しました。ここでは、仕事内容や活躍の場、キャリアパスなどを解説していきます。

仕事内容

エフェクトデザイナーの役割は、ゲーム内で起こっていることをプレイヤーに直感的なビジュアルで伝えることです。ゲームの操作に「手応え」を与え、プレイヤーに爽快感や達成感を覚えてもらうことが目的になります。そのため、エフェクトデザイナーの仕事は、ゲームの没入感やエンターテイメント性を高めてユーザー体験をデザインすることともいえるでしょう。エフェクトのデザインは、プログラムやゲームそのもののコンセプトとも強く関わるため、プログラマーやゲームプランナー、ディレクターとのコミュニケーションも非常に重要になります。

需要や将来性

ソーシャルゲーム・コンシューマゲームをはじめ、映画や映像作品など、3DCGの需要は高まっており、エフェクトデザイナーの活躍の場は広がっています。求人や案件の数も増加傾向にあり、ゲーム人口の多さからこの傾向は持続的なものと予想されるため、エフェクトデザイナーのお仕事には十分に将来性があるいえるとでしょう。

収入とキャリアパス

エフェクトデザイナーの収入は、一般的に実務経験1年未満の駆け出しのエフェクトデザイナーであれば、年収は360万円程度です。実務経験が5年を超えるベテランであれば、年収は600万円程度になります。キャリアを重ねたエフェクトデザイナーには、フリーランスで活躍する人も多くいます。スキルを磨けばキャラクターデザイナーやCGディレクター、アートディレクターなどのポジションで活躍することも可能です。

エフェクトデザイナーへの道のり

3DCGにおける別分野からエフェクト・VFXデザインを専門として職種を変える例や、近年ではゲーム専門学校などで3DCGを学び、新人のエフェクトデザイナーとして就職するケースも多いようです。また、美術大学を卒業してゲーム制作会社に就職し、エフェクトデザイナーを務める場合もあります。

求められる資質とスキル

エフェクトデザイナーに求められる資質やスキルのなかでもとりわけ強調されるのは、ゲームの楽しさを生み出すためのタイミングやリズムを映像として表現するセンスです。また、形のないものを一から作り出すために技術的な発想が求められることもあり、ソフトウェアやプログラムの知識も必要とされます。さらに、物理現象を表現するための科学的な知識や物理シミュレーションの技術、美しいデザインを実現するための美的センス、形のないものを表現するための柔軟な発想力なども必要とされる資質です。

エフェクトデザイナーは、チームでプロジェクトを進めていく仕事です。そのため、ゲームプランナーのニーズを汲み取ったり、円滑に業務を進めるためにチームメンバーとコミュニケーションを取ったりと、高いコミュニケーションスキルが求められます。その他、最新技術や業界トレンドに好奇心を持ち続けるモチベーションも必要となります。

エフェクトデザイナーの資格

エフェクトデザイナーを名乗るにあたって必要な資格はありません。しかしながら、エフェクトデザインに欠かせないソフトウェアの使用スキルを証明するものとして、Photoshopクリエイター能力認定試験、Illustratorクリエイター能力認定試験などの資格を持っているとスキルをアピールできます。また、CGクリエイター検定、色彩検定などの検定試験も、エフェクトデザイナーとしての能力を証明するのに役立ちます。

主な活用ソフト

エフェクトデザイナーが使用する主なソフトウェアとしては、テクスチャーやモデルの作成に使用されるものとして3DCG制作ソフトのMaya、Houdini、3ds Maxなどが挙げられます。また、総合グラフィック制作ソフトのAdobe After Effectsや2DCG制作ソフトのIllustratorやPhotoshopなども使用されます。

エフェクト効果そのものは、UnityやUnreal Engineといったゲームエンジン内で作成されるのが一般的ですが、BISHAMONやPopcornFXといったエフェクト専用のソフトウェアを使用することもあります。

エフェクトデザイナーを目指せる学校

職種としてのエフェクトデザイナーが定着するにつれ、専門学校で基礎的な知識を身につけてゲーム制作会社にエフェクトデザイナーとして就職するルートも一般的になりました。ここでは、エフェクトデザイナーとしてのスキルを学べる専門学校をご紹介します。

TECH.C.福岡デザイン&テクノロジー専門学校

TECH.C.福岡デザイン&テクノロジー専門学校は、全国に展開する滋慶学園COMグループによって運営される専門学校です。エフェクトデザイナーを目指せる専攻として3つのコースを開設しています。このうち4年制のスーパーCGクリエイター専攻では、世界で活躍できる3DCGの技術力・創造力を身につけることを目的とし、実習中心の実践教育で高度専門士の取得を目指します。

3年制のCG&映像クリエイター専攻でも同じく3DCGの制作を実践的に学ぶことができ、また3年制のゲームグラフィックデザイナー専攻では、キャラクターグラフィックの制作を通してエフェクトデザイナーに必要なスキルを学ぶことができます。

基本的なビジネスマナー指導や個別面談、企業プロジェクトによる逆指名など、希望の就職を実現するサポート体制が整っています。

東京デザイナー学院

東京デザイナー学院は、最新の機材やシステムを導入しており、プロの制作環境と同じ環境で学習を進められます。映像デザイン学科の3DCG専攻では、3DCG制作ソフトのMayaの使い方からモデリングスキル、キャラクターに命を吹き込むリギングなどの技術を習得できます。

また、同科のVFX専攻では、爆発や煙、水などエフェクトを作成できるソフト「Houdini」を使用した授業を実施し、世界レベルの技術習得を目指します。

いずれも2年制で、キャリアサポートセンターに常駐するキャリアカウンセラーによる個別相談など、就職サポートも充実しています。

アミューズメントメディア総合学院

東京、恵比寿にあるアミューズメントメディア総合学院のゲーム・アニメ3DCG学科では、2年制カリキュラムのうち、4回のアニメ・ゲーム共同制作実習を通して最先端の技術と知識を学ぶことができます。

また、在校生がプロの指導の下で市販商品を開発するプロジェクトを実施。アメリカEpic Games, Incによる、教育機関向け DEV GRANTを日本で初めて受賞した実績を持ちます。

OB・OGのネットワークや、非公開求人で転職活動をサポートするなど、卒業後のバックアップ体制も万全です。

まとめ

スマートフォンやコンシューマゲーム機の高性能化によって、3DCGの表現力はますます豊かになり、CG制作の職種も専門化が進んでいます。なかでも、この記事でご紹介したエフェクトデザイナーは視覚的なデザインによって爽快感や手応えなどのプレイヤーのゲーム体験を直接作り出すポジションです。この記事を参考に、センスや技術を活かしてゲームの楽しさを生み出すことができるエフェクトデザイナーを目指してみてはいかがでしょうか。

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