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想像力を仕事にするキャラクターデザイナーとは?内容や学校などをご紹介
COLUMN 2021.4.22

想像力を仕事にするキャラクターデザイナーとは?内容や学校などをご紹介

ゲームやアニメに興味のある方なら、作品内のキャラクターの素晴らしさに心を動かされたことがあるのではないでしょうか。作品の魅力を決める要素として、キャラクターは大きな割合を占めています。そこで、気になるのがキャラクターデザイナーという職業です。しかし、キャラクターデザイナーという職種に興味はあっても、具体的にどんな職業で、求められる能力が何か分からない方もいるでしょう。この記事ではキャラクターデザイナーの仕事内容、求められる資質や技能、目指すための手段について解説していきます。

キャラクターデザイナーとは

キャラクターデザイナーとは、アニメやゲームなどの世界観や設定の枠組みでキャラクターを作り上げる仕事です。枠組みがあるとはいえ、ゼロからデザインを作り出さなくてはならないため、キャラクターデザイナーは単純な画力だけではなく想像力が求められます。

キャラクターデザイナーの仕事内容

ゲームなどの世界観や設定、シナリオに合わせて新しいキャラクターを作り出すのがキャラクターデザイナーの主な仕事です。中世ファンタジーからSFまでとジャンルは幅広く、人物だけではなく、モンスターやアイテムなども魅力的にデザインすることが求められます。

キャラクターデザイナーの魅力とやりがい

イラストや創作が好きな人にとって、好きなことが収入になり、スキル上達に繋がるキャラクターデザイナーという仕事は非常に魅力的です。また、自分の手がけた創作物が他者から評価されるのは最も嬉しい瞬間でしょう。

イラストレーターとの違い

イラストレーターの描くキャラクターは、基本的に決められた物語・人物設定があります。小説のイラストなどが分かりやすい例でしょう。小説の登場人物は、イラストを描くまでは文章だけの存在ですが、容姿や性格、どのような背景があるかはすでに決められています。イラストレーターはその設定を基にキャラクターを描くので、「どんなキャラクターか」については答えが出ている状態なのです。一方、キャラクターデザイナーの場合は、大まかな人物設定はあるものの、細かな指定のないケースがほとんどです。

どちらも想像力が必要とされる仕事ですが、キャラクターをクライアントの設計図を基に描くのがイラストレーター、クライアントの要望に沿いつつもキャラクターを自ら設計して描くのがキャラクターデザイナーといえるでしょう。

現状と将来性・今後の見通し

一昔前に比べ、キャラクターデザイナーの需要は高くなっています。需要が高くなった要因の一例として、課金アプリゲームの台頭が挙げられるでしょう。課金アプリゲームの多くは、イベントごとに新しいキャラクターが次々と追加されていくシステムなので、たくさんのキャラクターを作り上げる必要があります。そんな事情もあり、現在キャラクターデザイナーの仕事の割合はゲーム関連が多くなっています。しかしながら、日本のゲームやアニメが世界中で認知されるようになり、アニメ風のデザインも多くの人たちに受け入れられつつあります。そのため、今後はゲームやアニメに限らず、活躍できる場面はさらに広がっていくでしょう。

キャラクターデザイナーになるには

イラストレーターとの違いから、キャラクターデザイナーに求められるのは画力だけではないことが分かりました。ここでは、キャラクターデザイナーに求められる資質や適正、キャリアプランなどについて説明していきます。

求められる資質や適性

何よりも求められるのは、絵を描く才能です。クライアントの要望に応えられる画力がないことには始まりせん。また、キャラクターデザインには想像力も必要です。そして、魅力的なキャラクターを作るには、魅力的な物語や背景も一緒に考える必要があるため、新鮮な驚きを提供できる独創性も求められる資質でしょう。

絵を描くことや、キャラクターを創るのが楽しいというのも適性の1つです。しかし、仕事にする以上は、自分の感性だけではなく、クライアントや製作陣の意見を取り入れて絵を描かなくてはなりません。時には、良いと思って提出したデザインが退けられることもあるでしょう。そんな時でも素直に他人の意見を取り入れられる柔軟性も、この仕事を続けていくうえで欠かせません。

求められるスキルや資格

キャラクターデザイナーに求められるスキルや資格としては以下が挙げられます。

・幅広いデッサン力

画力に関しては、何でも描けるデッサン力があることが望ましいです。デッサン力とは、「物体を正確に描き取る力」です。デッサン力が用いられる場面としては、物体の陰影、質感、立体感、距離感などが挙げられます。ゲームでは2D(平面)と3D(立体)の2種類の表現方法がありますが、この両者においてもデッサン力は欠かせない技術です。

・3Dモデリング

現在、ゲームは3Dが主流になっているので、3Dモデリングのスキルもあると便利です。2Dでキャラクターデザインを描いてゲーム用に3D化、という工程は珍しくありません。両方のスキルを持っていれば仕事の幅はおのずと広がっていきます。

・コミュニケーション能力

キャラクターデザイナーは製作陣の一員でもあります。キャラクターをゼロから作るといっても、あくまで「製作陣が定めた枠組みの中」での仕事なので、オーダーや枠組みをしっかり理解するためのコミュニケーション能力は必須です。

また、資格としては、PhotoshopやIllustratorに関連したものを取っておくと有利でしょう。キャラクターデザイナーの仕事では、この2つのグラフィックソフトを使うのが主流なことから、仕事を進めるうえで最低限必要なスキルです。

活躍の場や業界

ゲーム業界やアニメ業界が代表的ですが、デザイン事務所や広告代理店、玩具メーカーなども活躍の場として挙げられます。デザイン事務所などでは、企業や団体を象徴するマスコットキャラクターを製作します。「ご当地キャラ」や「ゆるキャラ」などが代表的な例です。広告代理店でも最近はアニメ風のキャラクターを広告に起用することが増えてきました。観光広告やYouTubeの動画広告、自衛隊募集のポスターにまでアニメ風のキャラクターが使われることがあり、今後も広告関連の仕事でキャラクターデザイナーが活躍する機会は多くなるでしょう。

また、魅力あるキャラクターを作ることを仕事するキャラクターデザイナーにとって、玩具メーカーは相性のいい職場です。子どもの心を掴むキャラクターを作り上げることができるデザイナーは、職場で重宝されます。

キャラクターデザインを学べる学校4選

学歴や資格がなくてもキャラクターデザイナーにはなれます。肩書きより実力が重視される業界です。強い意志と目標を持って必要なスキルと知識を磨き、独学でキャラクターデザイナーになったという人も珍しくありません。一方で、専門学校で学び、技術を活かせる仕事に就いて経験を積むキャリアステップもあります。ここでは、キャラクターデザインのスキルを習得できて、業界への就職を手助けしてくれる学校について解説していきます。

アミューズメントメディア総合学院・キャラクターデザイン学科

アミューズメントメディア総合学院(AMG)は、エンタメ業界への就職を希望する学生に人気のある専門学校の1つです。2年制で東京と大阪の2ヶ所にあります。

現役トップクリエイターが講師として指導し、実習ではプロさながらの高級機材を使って学習できます。また、専任スタッフが一人ひとりに合わせて就職をサポートしてくれ、卒業後のバックアップも整っています。高い業界就職率を誇り、キャラクター学科では、2019年に学生のカバーイラストデビューが400冊突破するという実績を残しています。

ヒューマンアカデミー・CGデザイナー専攻

ヒューマンアカデミーは、ゲーム業界への就職を主目的とする学校です。2年制で北は北海道、南は那覇まで全国展開しています。

CGデザイナー専攻では、CGグラフィックを基礎から学べるため、未経験者でも技術を磨くことができます。アナログイラストの技術習得など、基礎をしっかり固めてから高度な技術へステップアップしていく教育方針を採用しています。また、最初の半年はゲーム制作の幅広い分野について学ぶため、ゲームに関連した他の専攻についても知ることができます。

TECH.C.福岡デザイン&テクノロジー専門学校・コミックイラスト&キャラクターデザイン専攻

TECH.C.福岡デザイン&テクノロジー専門学校は、ゲーム、アニメ、デザインの専門学校です。コミック・キャラ専攻は3年制で、キャラクターデザインのみならず、漫画・アニメ的なイラスト手法も共に習得していきます。卒業すると短大卒にあたる専門士の称号を取得できます。

幅広い技術が習得できるため、キャラクターデザイナーだけではなく、グラフィックデザイナー、チラシや広告の画像処理を行うDTPデザイナー、漫画家など、さまざまなデザイン関連の仕事を目指すことが可能です。

OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校・スーパーCGクリエーター専攻

OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校は、ITエンジニアや、CG映像・キャラクターデザインなどのプロのクリエーターを育成する専門学校です。スーパーCGクリエーター専攻は4年制で、卒業とともに大卒と同等の高度専門士も取得できます。

最先端の2D、3DCGスキルなど、ゲーム・アニメの他、広告、放送、映画といった幅広いエンターテイメントの分野で活躍できるスキルを学ぶことができます。また、2020年「CG+WORLD」の3DCGコンテスト、デル株式会社主催「CGごはん」では、在校生が2位、4位にランクインするなどの功績を残しています。

まとめ

キャラクターデザインは資質や適性だけでなく、技術を高めていく根気と、流行に寄り添ってデザインに取り入れていく柔軟性が求められます。そのためキャラクターデザイナーになった後も勉強と努力を続けなくてはなりません。

一方で、キャラクターデザイナーは将来性に富み、絵を描くことやキャラクターを作ることが好きな人にとって、非常にやりがいのある仕事です。デザインが好きで、勉強や努力を続けていくことが苦にならない人なら、目指してみる価値はあるでしょう。

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