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UI/UXデザイナーを目指すなら知っておきたいポートフォリオの活用方法とは?
TIPS 2019.9.04

UI/UXデザイナーを目指すなら知っておきたいポートフォリオの活用方法とは?

近年、Webサイトに関わるクリエイターとして、「UI/UXデザイナー」に注目が集まっています。今回は、UI/UXデザイナーを目指す方に向け、その概要とポートフォリオの活用方法についてご紹介します。

Webデザインに関わるポートフォリオとは

デザイナーの採用現場で多く用いられるのが「ポートフォリオ」です。これまで関わってきたプロジェクトや制作物をプレゼンテーションするドキュメントであり、応募者の実力を証明するツールとして組込まれています。

UI/UXデザイナーとは

Webサイト制作に携わる職種の中に、UI/UXデザイナーとWebデザイナーがあります。業務の違いや、求められるデザインスキルについて解説します。

UI/UXデザイナーとWebデザイナーとの違いとは

UI/UXデザインは、Webデザイナーのプラスアルファのスキルとも考えられます。よりユーザーの目線に立った”機能的な”システムをデザインするために用いるのです。

それぞれのデザイン業務を整理しましょう。

まず、Webデザイナーは、Webサイトのデザインを全般的に担当します。Photoshop・Illustratorなどのデザインソフトをメインに用いて、”美しさ重視”のデザインも行います。

一方、UI/UXデザイナーは、サイトの設計とUIデザインの両方を行います。

この内、サイトの設計はUXデザイナーの本職でもあります。ユーザーエクスペリエンス、つまりユーザーが使いやすく、売上などの「成果」も生み出すサイトを設計します。そして、サイト設計を基にサイトやアプリのUIデザインを組込んでいくのがUIデザイナーとしての仕事です。XD・Sketch・FigmaなどのUI制作ツールを活用します。

▼参考記事
・短いサイクルでの検証にぴったり!デザインプロトタイピングツール5選

UI/UXデザイナー求められるデザインを理解する

Webデザイナーに求められるデザインが「独自性を含んだ美しさ」であれば、UI/UXデザイナーに求められるデザインは「機能性を持った美しさ」であり、「アウトプットに至るロジック」と言えます。

ユーザーの使用感・利便性を重視したデザインは、それ自体がロジックの積み重ねです。画面の設計からサイト遷移・スタイル設計も、その意図がユーザーに伝わりやすくなります。

UI/UXデザイナーに必要なスキルとは

Webデザイナーと共通するものとして、UI/UXデザイナーに必要なスキルは以下の2つです。

・デザインのセンス・基礎知識
・デザインソフトを使いこなすスキル

そして、UI/UXデザイナーだからこそ身につけたいスキルは、次の3つです。

共感力

ユーザーサイドに立つUI/UXデザインにおいて、ユーザーの目線で物事を考え、共感するスキルは欠かせません。
例えば、ユーザーにとって使いづらいサービスであれば、なぜ使いづらいのか・どこが使いづらいのか・不満となる事柄は何か、そのユーザーの立場や状況を念頭において考える必要があります。

コミュニケーションスキル

UI/UXデザイナーは、ユーザー・お客様の意見を取り入れながら仕事を進めていきます。お客様のニーズを把握し、それに対する企画・アイディアを説明する表現力が欠かせません。意思疎通を図るためにも、これらのコミュニケーションスキルを身につけましょう。
また、企画やアイディアの説明は、動画・イラストを活用できます。プロジェクトのメンバーとスムーズにコミュニケーションをとるためにも、デザインソフトのスキルを習得することをおすすめします。

マーケティングスキル

ユーザー体験の価値向上が、売上向上・プロダクトの成功につながります。このため、対象としたユーザーの行動・思考を分析するマーケティングスキルが必要です。Googleアナリティクスなどのツールで分析して問題点を把握、試行と改善を繰り返しましょう。

▼参考記事
【クリエイターのためのSEO】SEOを行うのに押さえておくべき基本ツール5選

UI/UXデザイナー求人の採用面接で確認されること

ここまで、UI/UXデザイナーの概要・スキルについてご紹介しました。ここで、実際の採用面接で確認されることをご説明します。

UI/UXデザイナー求人で経験別、企業が重視しているポイント

まず、これまでの職務経験によるポイントを整理しましょう。

新卒未経験の場合

新卒未経験の応募者に対しては、「UI/UXデザインへの興味」や「作品のポートフォリオ」を確認します。

第一に、IT業界は定期的なパラダイムシフトに備える必要があります。また、UI/UXデザインには新しい技術のキャッチアップが欠かせません。それらに対応し得る”熱意と高いモチベーション”をもって、仕事に向かえるかを確認しています。

第二に、自らの実力を証明するためにポートフォリオを制作しましょう。
ポートフォリオをつくること自体が作品となります。”リデザイン”にチャレンジして制作実績の乏しさをカバーすることも可能です。何を意識してデザインしたのか、また、既存作品の改善案などもロジカルに説明できるよう準備しておきましょう。

中途者の場合

まず、UI/UXデザインの経験者の場合は、当職種の求人数の少なさ、及び職種への期待の大きさから転職しやすい傾向にあります。

一方、UI/UXデザイン未経験者の場合、グラフィックデザイン経験者の中でも、UI/UXデザインスキルの習得が見込まれる人物が選ばれる傾向にあります。新卒同様の熱意はもちろん、ユーザーニーズを把握し、デザイン設計に落とし込むコミュニケーション能力・デザインスキルが必要です。

採用企業はポートフォリオのどこを見ているのか?

通常、UI/UXデザイナー求人の採用面接で確認されることは、以下の3つに集約できます。

・特定の課題に対して、ロジカルな思考で問題を解決できるか
・解決に際し、自らの言葉で分かりやすく説明できるか
・感性だけに寄らず、ユーザーの行動を考慮し、最適なデザインを考えることができるか

これらの要素をアピールするための手段として「ポートフォリオ」があります。Webデザイナーのポートフォリオで見られる「デザインスキル・発想力/アイディア・デザインセンス」とは異なるフィールドを展開しましょう。ポートフォリオを見る人は、応募者の作品を見たいのではありません。ポートフォリオ制作者の「能力」を見たいのです。

UI/UXデザイナーに求められる「ロジカルな思考に基づくデザイン」・「マーケティングスキル」の両面をアピールすることで、成果物の説得力を高めることができます。

UI/UXデザイナーに就職するときのポートフォリオの作り方

ここまで、UI/UXデザイナーについて、求められるデザインやスキル・採用に絡むスキルについて解説しました。
ここでは、ポートフォリオの作り方についてご紹介します。

ポートフォリオ制作で押さえておきたいポイント

ポートフォリオは、以下の3点を念頭に制作しましょう。

そのデザインで「何を伝えたいのか」

ポートフォリオ制作では、「何を伝えたいのか」を明確にしておきましょう。UXデザイン領域においては、そのデザインに至るまでの調査・分析などの「過程」と、その根拠を説明できるかどうかが重視されます。例えば、”採用しなかった没案”を提示することで、デザイン選択の根拠を示すことができます。

強調部分を考えたレイアウト

ポートフォリオのレイアウトは、アピールしたい部分を強調するようにします。例えば、ワイヤーフレームづくりを丁寧に行っている場合は、最終成果物よりも、大きめにワイヤーフレームを掲載します。
もちろん、全てのキャリアを掲載する必要はありません。一つひとつの仕事の印象が薄れるので、厳選したものに限ります。

新卒求人でも押さえておきたいポイントがある

なお、高い完成度を問われにくい新卒求人でも、以下の点は押さえておきましょう。

・そのデザインの根拠
・誰に使ってほしいのか、そのためにどのようにデザインしたのか
・デザインしたサービスで、ユーザーにどのような体験を提供したいか
・リデザインの場合、その根拠を説明できるか

ポートフォリオに盛り込むこと

ここでは、ポートフォリオに盛り込むべき項目をまとめました。

・メインビジュアル
・ターゲットユーザー
・プロジェクトの概要・背景・クライアントニーズ
・実施・リリースの結果
・プロジェクトにおける自分のポジション
・プロジェクト期間

ポートフォリオの構成

時系列にこだわることはありません。最も見てほしいプロジェクトを先頭に据えることをおすすめします。思い入れの深さを強調しながらも、時間切れによるアピール不足を防ぐことができます。

次いで、「なぜ、このデザインになったのか」を説明しましょう。デザインに至るまでの過程を載せるのです。

ところで、ポートフォリオ制作では「何を伝えたいか」を明確にすること、ロジカルな説明が必要なことをお伝えしました。掲載するもののレイアウト・バランス・見せ方は、採用担当者がポートフォリオを見た時にどう感じるかを考慮しながら組み上げていきましょう。単なる作品の羅列をしたポートフォリオでは、採用担当者は応募者を判断できません。

まとめ

UI/UXデザイナーに求められる事柄を理解することで、効果的なポートフォリオを制作することができます。
ポートフォリオは作品であり、応募者を語る情報源でもあります。

採用担当者とのコミュニケーションツールとして、「課題解決能力」を自らの言葉で「ロジカル」にアピールしてみましょう。

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