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UI/UXの素晴らしいサービスとは?先行サービスから学ぶ良いUI/UX
COLUMN 2019.1.13

UI/UXの素晴らしいサービスとは?先行サービスから学ぶ良いUI/UX

UI/UXデザインとはユーザーのライフスタイルの様々なシーンに寄り添うためのデザインです。 では良いUI/UXデザインとは何でしょうか。UI/UXデザイナーの方々に話を伺い、重要なポイントをまとめました。

Q.良いUI / UXが実現できているサービスとは?

A.ユーザーとサービスを上手くつなげることができているUI/UX

 

サイト・アプリなどサービスのコンセプトはターゲットの目的や行動により異なります。つまり良いUI/UXデザインの基準、定義に「正解」というものはありません。 ターゲットとするユーザーとサービスが提供したい体験がうまくつながっていることが重要です。

誰しもが高い関心を寄せていて、日常生活に溶け込んでいるSNSアプリ、InstagramとTwitterはどうでしょうか。両者のUI/UXデザインはローンチ当初からほぼ変わっていません。Instagramの「友達の写真をチェックしよう」、Twitter「今なにがおきているの?」のコンセプトはUI/UXデザインに反映され、現在でも一貫したサービスを提供し続けています。ですが、全く変更が行われていない訳ではありません。 ユーザーとサービスを上手くつなげることができるように日々アップデートを行っています。

具体的な例を少しだけご紹介しましょう。

InstagramのUI/UXデザインの改変としては以前のデザインはヘッダーにダークブルー、下部ボタン周りに濃いグレーの配色でしたが、これらが白を基調としたトーンの配色に、さらにアイコン類もシンプルなものに変更されました。このアップデートによりユーザーの投稿した写真をより際立たせる事に成功しています。

Twitterではユーザーアイコンが四角形から丸になりました。これにはタイムライン上での発言内容の差別化と、他のサービス(インスタグラムやLINE)が丸のアイコンを使っているためユーザーがアイコンを共有化できるようにという目的のためです。

これらのアップデートはそれぞれのサービスの根本的な部分についてはほとんど影響を及ぼしていません。 今まで以上にユーザーによりよい体験を、ユーザーに寄り添ったサービスを提供するためのアップデートといえます。

毎月のようにUIが頻繁に更新されるのは、ユーザーにとってはあまり良いとはいえません。ときに混乱を招きユーザーが離れてしまう原因にもなるので慎重に行なう必要があります。

また、UI/UXデザインだけがユーザーの悩みを解決する手段ではないという事も意識しなければなりません。例えばソートのアルゴリズムのアップデートや、検索・閲覧履歴の解析によって、必要な情報がトップページに表示されれば、ユーザーに必要な情報に瞬時にアクセスできたという体験がをもたらすことができます。極端な話になりますがユーザーがあるアプリを起動しただけで必要なものがすぐに表示されている、スワイプすらする必要がなくなれば、ユーザーの立場からするととても素晴らしい体験だと思いませんか?

Q.反対に悪いUI / UXにありがちなミスとは?

A.新規性のあるサービスに新規性のあるUI/UXでローンチするのは危険!

 

新規性のあるサービスであれば、 ユーザーの使い慣れた既存のUIをあてはめた方がよいでしょう。
例えば「戻るボタン」といえば過去の経験から左上、もしくは左側という意識がありますよね。これが右側にあるとユーザーを混乱に招く恐れのある悪いUIと言えます。また、ECサイトのカートがナビやサイドバーに無く、メニューボタンから数回クリックしないと辿りつけないとしたらとても不便で不信感を招いてしまいますよね?サイト、アプリ内での音声、動画の扱いにも気をつけなければなりません。ユーザーがどこでそのサービスを使うか限定的でない場合も多い為です。ユーザーは過去の経験を反復できるサービスには安心感を抱きます。

これとは反対に既存のサービスに新しい体験を持ち込むのは歓迎されます。Instagramではユーザーが大きな関心をもった投稿が自分のフィード上位に表示されるというアップデートをおこないました。これにより自分の趣味趣向だけでなく新しい発見があるという体験をユーザーにもたらしました。また、このサービスはユーザーが選択できるようになっています。あくまでも友達の写真が見たい、つながっていたいというユーザーを尊重し、ユーザーが主役のコンテンツであるという事を疎かにしなかった結果です。

そもそも新規性のあるサービスに新規性のあるUI/UXデザインを同時に試してしまうと、ユーザーの期待に答えられず、失敗しやすいという欠点があります。かなり計算しつくした上でユーザーテストを何度も繰り返した上でなければ納得のいく結果を得ることは難しいでしょう。現在はデバイスの性能が向上しリッチコンテンツを作りやすい環境です。しかし、クリエイターのエゴや感性でユーザビリティを阻害してしまうようなデザインはUI/UXデザイナーであるならば絶対に避けなければなりません。 新規性のサービスには既存のUIを当てはめた方がユーザビリティが高く、結果としてユーザーに良い体験を提供できる場合が多いです。

良いサービス、優れたUI/UXデザインは全てユーザーの為にある

新しいトレンドが生まれては無くなっていくWebクリエイターの世界で優れたサービス、デザインを作り続けるのはとても難しいように思えます。ですが、ユーザーの体験していることはクリエイター自身も普段同じように体験している事でもあります。ユーザー本位に、ユーザーの気持ちに寄り添う事を忘れなければ、UI/UXデザインはとても魅力的な職業となるでしょう。

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