Webサイト制作におけるワイヤーフレームは、情報やデザインの設計を示したものです。
良いワイヤーフレームとは、良いWebサイト作りの設計図となっています。
ランディングページの場合は、ワイヤーフレームによって、その売り上げが決定されると言っても過言ではありません。逆に、悪いワイヤーフレームを基に作ったランディングページは、どんなにデザインを施しても売り上げを大きく作ることに貢献できなくなります。
そこで、今回は成約率が高く上げるためのLPワイヤーフレームについて掘り下げていきたいと思います。
売れるLPワイヤーフレーム
成約率の高いランディングページワイヤーフレーム
成約率の高いランディングページのワイヤーフレームは、以下の構成を目指すと良いでしょう。
1)ファーストキャッチ
キャチコピーを含めて、商品の強み、特徴、評価などを短く凝縮する。
2)ターゲティング
「お肌ケアに関して、こんな悩みはございませんか?」と題し、箇条書きでよくある悩みや課題を羅列する。
3)オファー
「そんな方にぴったりなのが、弊社の美肌クレンジング!」とターゲティングと紐づけ、商品の特徴を述べる。
4)強み
この商品ならではの強みを述べる。「弊社美肌クレンジング6つの強み」といった形で、自社が思う強みを述べる。
5)こだわり
強みの中から特にこだわっている部分についてさらに詳細かつ鮮明に情報を伝えることで、商品の特長をユーザに印象付ける。
6)競合比較
競合と比較した際の強みや違いや個性を伝える。この際に、他社よりも劣っていることは正直に伝えた方が、良い印象を与えることができる。
7)ユーザの未来像
商品を使うことで、どんな悩みを持ったユーザに、どんな未来が訪れ得るのかをしっかりと伝える。
8)実績
メディア掲載や受賞歴や数字で表現できる満足度や販売実績を入れる
9)携わる人や産地の訴求
生産者や著者などに実績がある場合はワンセクション作って入れる。また、人だけでなく、産地に関して訴求すると、商品の実態やイメージをターゲットユーザが描きやすくなる。
10)お客様・利用者の声
今までのお客様の声をなるべく細かく、リアルに伝える。
11)申し込みからご利用までの流れ
サービス体系などが複雑な場合は、申し込みから利用までの流れを描くことで、ユーザを安心させることができる。
12)よくあるご質問
ユーザが疑念を抱きそうな事柄についてきちんと答えていく。ここでサポートフルな印象を持たせることができれば、ターゲットユーザの安心感を上乗せすることができる。
13)商品やサービスへの想い
売り込みの最後の印象を柔らかく心地よいものにするためにも、最後に商品やサービスへの想いを述べて締める。
14)リミット
割引や限定などの煽りを入れる。「席に限りがございます!」「300人までで打ち切らせて頂きます」という「限定感」を出す。
15)クロージング
最後に商品購入への背中を押し、商品購入に関する注意事項などをまとめて締める。
ランディングページのおけるワイヤーフレーム作成のコツは、「潜在顧客がLPの情報を見て、自身の成し遂げたい未来が手に入ると強い想い、なおかつ、なるべく疑問や疑念を持たせずに読了させるレベルを目指す」ということです。
ユーザは「商品の質が良いから買う」のではなく、「この商品の質なら、自身の課題がよりスムーズに解決されるから商品を買う」「この商品の質なら、自身の描きたい未来がより確実に手に入るから商品を買う」のです。
こうしたLPのコツを肝に銘じておくと、LPのワイヤーフレームはごちゃごちゃせずに、まるで営業マニュアルの台本のように、流れるようにターゲットユーザの購買意欲を高めるものになるでしょう。
最後に:LPのフレームワークは営業トークマニュアルのようなもの
クライアントをヒアリングして「売るために必要な情報」を即座に設計できるようになろう
以上、成約率の高いLPワイヤーフレームについて解説してきましたが、いかがだったでしょうか?
LPのワイヤーフレームは、営業トークマニュアルのようなものです。ワイヤーの構成に従って情報を喋っていくと、「えっ、その商品欲しい!」と自然に気持ちが動くべきものであるべきということです。
だからこそ、ランディングページで書き出す文章はセールスライティングと言われるわけです。セールスライティングとWebデザインを組み合わせ、対面の威力あるセールストークのような成果を発揮するのが、ランディングページなのです。