デザイナーが使うパソコンと言えばMacがスタンダードのように感じませんか?
逆にデザイナーが打ち合わせでWindowsのパソコンを開くと、「へぇーウインドウズなんだね?」と珍しがられたWindows愛用デザイナーはいるのではないでしょうか?
そこで今回は、「なぜ、デザイナーがMacを使うことが定番」となっているのか、その理由について解説していきたいと思います。
理由1:そもそもデザイナーソフトはMac専用だったから
フォトショップやイラストレイターを使うためにMacを選ぶ必要があった
さて、デザイナーがMacを選ぶことが主流となったのは、デザイナーの制作に欠かせないアドビ製品がMacでしか使えなかった(もしくはMacで使った方が便利だったから)です。
まず、Photoshopの場合、Macintosh Plus向けにグレースケールの画像を扱うソフトウェアとして開発されました。このため、Photoshopを使うためにMacintoshを導入するケースも多く、デザイナーがMacを使うことへ繋がっていきます。
Illustratorに関しても、1986年12月にMacintosh版が一般向けに開発されました。
これらの点から、デザイナー=Macという流れが出来上がっていったと言えるでしょう。
理由2:Macintoshが切り開いたDTPの世界
ジョブズの感性が詰まったクリエイティブPC、それがMac
Macintoshは、Apple社の創業者の一人、スティーブ・ジョブズの陣頭指揮のもとに開発されたコンピュータです。
Macは直感的で美しく、DTPの世界を切り開いたパソコンと呼ばれています。
Mac(マック)という言葉よりも、Macintosh(マッキントッシュ)という言葉が浸透していた時代は、まさにクリエイターが使うパソコンとして活躍していたと言えるでしょう。
理由3:日本のスマホ事情とモバイルファースト
つまりアップルに準じてMacを使うメリットが多くなっている
世界的なスマホ事情とは違い、日本はスマホのシェアがメジャーになっています。しかし、主要国でiPhoneがAndroidのシェアを上回っている国は、日本以外にありません。
今やデザイナーの制作は、モバイルファーストが求められるケースが多くなっています。アプリケーションのUIやWebサイト制作がそうでしょう。
こうした様々なクリエイティブ活動や開発を考えた際に、Macを使うことに重きを置くという選択が起きてくるでしょう。
最後に:Windowsを使うことで見えてくる世界もある
Macを使う以外の恩恵がWindowsにはある
さて、デザイナーにはあえてWindowsのパソコンを使っているデザイナーも存在しています。
その理由は、日本国内のアプリケーションはWindows用に作られている便利なものがたくさん存在しているからです。
また、Webデザインは、Macで行ったものをWindowsのPCで閲覧すると野暮ったく見えてしまうということが割と起こります。それはMacのディスプレイが綺麗すぎるため、Mac上ではシンプルかつ質素なデザインでも、キレイに映ってしまうからです。
もちろん、チェック用デバイスとして作業PCとは別にWindowsを持てばいい話なのですが、Windowsを愛用しているデザイナーも存在するのです。