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ゲームクリエイターのスキルアップには何が必要?
COLUMN 2020.9.11

ゲームクリエイターのスキルアップには何が必要?

ゲームクリエイターの方がスキルアップを考えるとき、どのような内容を修得すればよいのか、迷われることもあるでしょう。「ゲームクリエイター」といってもさまざまな職種があり、また職種ごとに求められる能力も代わり、そしてそれを証明する方法もたくさんあるからです。今回は、それらの中から主なものを解説します。

ゲームクリエイターに必要なスキル

「ゲームクリエイター」とはゲーム制作に関わる人の総称です。それにはさまざまな職種があって、当然必要なスキルは変わってくるでしょう。そのなかから、「プランナー」「シナリオライター」「プロデューサー」「ディレクター」「CGクリエイター」「サウンドクリエイター」「プログラマー」の7職種について、必須スキルを述べます。

プランナー:分析スキル・企画スキル

「プランナー」は、ゲームを全体的に企画・立案する担当者です。まず、マーケットのユーザーのニーズを的確に分析するマーケティングスキルが求められます。それをもとに、世の中に歓迎される魅力的なゲームを目指して、企画・構成するスキルも必要でしょう。プランナーの仕事は、ゲーム制作の具体的な進行を定義します。整合性の取れた効率的な目的達成のために、プランナーは論理的に思考・表現するスキルを磨いておきましょう。

シナリオライター:魅力的なシナリオを作るスキル

ストーリーがあるゲームにおいて、その面白さを最も決定するのがシナリオです。それを書く「シナリオライター」には、豊かな発想力とそのイメージを的確に表現できるスキルが求められます。

プロデューサー:ディレクタースキル・マネジメントスキル

「プロデューサー」は、ゲーム制作全般における総責任者です。高度な能力と経験が必要とされますので、プランナーやディレクターとして実績を積んだ人物がなることが多いようです。プロデューサーは、予算確保・人員配分・進行管理などを統括する立場にあります。そのため、ハイレベルのマネジメントスキルが要求されるでしょう。

ディレクター:プランナースキル・コミュニケーションスキル

「ディレクター」は、ゲーム制作の実際の現場で指揮・命令する役職です。プランナーとしてスキルや実績を積んだ人がディレクターに昇任する場合が多いようです。ディレクターにはその立場上、他職に比べても特にコミュニケーション能力が重要となってくるでしょう。

CGクリエイター:専門ソフトを使いこなすスキル

「CGクリエイター」には、高度に専門的なスキルが求められます。具体的には、「Photoshop」や「Illustrator」、3Dであれば「Maya」や「3ds Max」、「SoftImage」などの専門ソフトウェアを駆使して魅力的な視覚表現をする能力です。その基礎となるのは美術全般に対する知識・技能ですが、電子ゲームで効果的に表現するためには専門ソフトウェアを使いいこなせなければいけません。

サウンドクリエイター:PCで作曲するスキル

電子ゲームに使用されるサウンドは、ほぼすべてがコンピューターの作曲ソフトウェアで製作されています。DTM(DeskTop Music)やDAW(Digital Audio Workstation)、波形編集ソフトなどのツールです。もちろん、音に対する感性が基礎になってこそ良い音楽が生まれるのは間違いありません。そのために、普段から様々な曲を聴いておくことも有効でしょう。楽器が上手に弾けると尚可です。しかし、ゲームのサウンドクリエイターとして仕事をするためには、そのためのソフトウェアを使えることが必要になってきます。自在に駆使できればとても面白い可能性を拓いてくれるツールですので、チャレンジしてみましょう。

プログラマー:プログラミングスキル

ゲーム制作の仕事で一番必要とされる人数が多いのが、「プログラマー」でしょう。プログラムを実装するスキルは当然必須ですが、その背後にある数理的な思考力・構成力・表現力などを鍛えておくと、確かで効率的なプログラムが書けるでしょう。

あると有利な資格

ゲームクリエイターがスキルアップするうえで、資格は必須ではありません。しかし、持っていると有利な資格もあります。「情報処理技術者試験」「C言語プログラミング能力認定試験」「CGクリエイター検定」「CGエンジニア検定」「グラフィックデザイナーの場合」の5項目を解説します。

情報処理技術者試験

「情報処理技術者試験」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施し、経済産業省が合格認定している国家試験です。12区分があり、合格すれば情報処理に関する知識及び技能が一定のレベルに達していることが証明できます。これで認定されなければできない仕事というものはないのですが、受験者数が多く一般にも広く認知されている試験ですので、勉強の努力目標としてはいかがでしょうか。

C言語プログラミング能力認定試験

「C言語プログラミング能力認定試験」は、株式会社サーティファイが主催する資格です。現在でもゲーム開発の現場で使用されることが多いC言語の知識と技能を、客観的に証明することができます。

CGクリエイター検定

「CGクリエイター検定」は、公益財団法人画像情報教育振興協会(CG-ARTS)が主催する「『CGで表現する』デザイナー、クリエイターのための検定」(引用元:公式ページ)です。「ベーシック」と「エキスパート」の2レベルがあり、年に2回、全国の会場で実施されます。

CGエンジニア検定

「CGエンジニア検定」は、同じくCG-ARTSが主催する「『CG分野』の開発や設計を行うエンジニア、プログラマのための検定」(引用元:公式ページ)です。こちらも2レベルで年2回、全国実施です。

グラフィックデザイナーの場合

グラフィックデザイナーの世界で人気のある資格が、「Illustratorクリエイター能力検定」や「Photoshopクリエイター能力検定」などのグラフィック専門ソフトウェアの活用スキルを測定する試験です。株式会社サーティファイが主催し、「スタンダード」と「エキスパート」の2段階があります。

 資格以外にあると有利な要素

では、ゲームクリエイターにとって資格のほかに身に着けておきたい要素とは何でしょうか。以下で、5点述べます。

チームワーク

まずは、チームワークの良さです。ゲーム開発現場では特に必要とされるスキルです。ゲームクリエイターは1人で黙々と作業するわけではありません。必ず多くの仲間や関係者と緊密な意思疎通を図りながら、共同で目的に向かって戦っていく力が肝要となります。

忍耐力

次に、忍耐力の高さが挙げられるでしょう。ゲーム業界は納期に非常に厳しい世界です。期限前は長時間集中して作業することを迫られます。また、場合によってはユーザーなどからハードな意見をいただくこともあるでしょう。タフなことを乗り越えて、よりよいゲームを生み出していく力にあふれた人物が、ゲーム業界で生き残っていくのかもしれません。

社会的責任感

ゲームももちろん、一般の商品やサービスと同じように、リリースすれば世の中に一定の影響を与えます。ですから、単に売れれば良い、面白ければよいというレベルを超えて、ゲームを通して社会に価値を提供するという責任感・使命感があると、それによって評価や共感が得られることもあるでしょう。
また、制作内部関係者間でも、社会的責任感は必須です。自分の果たすべき仕事に誇りと責任を持てる人間を、周りの人は信頼して仕事を依頼するに違いありません。

トレンドに対するアンテナ

時代がどのようなスタイルを好むのかに敏感であることも大切です。たとえ良いゲームを作れたとこちらでは思ったとしても、トレンドを外してしまったら売れません。プロのゲームクリエイターはもちろんビジネスとして仕事をしています。売り上げという形で世の中に受け入れられることが第一目標です。常に関連する最新情報にアンテナを張っておいて、積極的に流行を取り入れましょう。

体力

最後に、どの職種でも共通して言えることですが、継続して仕事をするうえで基礎となってくるのが体力です。せっかく高い知的能力を持っていても、体が弱いと十分につとめられません。体力向上のためにできることとしては、適度な運動を続けること、バランスの取れた食生活、生活リズムを整えることなどです。持てる精神的才能を発揮するためにも、身体的能力の方もしっかり蓄えておきましょう。

まとめ

今回は、ゲームクリエイターがスキルアップするために必要なスキル・有利な資格・能力について解説しました。ゲームクリエイターが身に着けておきたいスキルは他にも色々ありますが、まずは以上の代表的なものにチャレンジしてはいかがでしょうか。

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