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VUCAとは?を徹底解説!VUCAを意識しないビジネスパーソンはオワコンになる
COLUMN 2020.5.20

VUCAとは?を徹底解説!VUCAを意識しないビジネスパーソンはオワコンになる

企業も、サラリーマンも、フリーランスも、これからはVUCA(ブーカ)を常に意識した動きが求められます。

VUCA(ブーカ)はすべてのビジネス及びビジネスパーソンの持続的成功に大きな影響を与えます。

そこで、今回はVUCA(ブーカ)について解説していきたいと思います。

VUCA(ブーカ)とは

すべてが激しくなる

VUCAとは、Volatility (変動性・不安定さ)、Uncertainty(不確実性)、C…Complexity(複雑性)、A…Ambiguity(曖昧性・不明確さ)の頭文字を取った造語です。

<VUCAとは>
V…Volatility (変動性・不安定さ)
U…Uncertainty(不確実性)
C…Complexity (複雑性)
A…Ambiguity(曖昧性・不明確さ)

時代が進めば進むほど、VUCAの度合いは色濃くなり、

V…激動・激変が多くなる
U…1つのビジネスが不確実になる
C…1つの分野が複雑化していく
A…1つの分野の先行きが曖昧になる

ということが多くなっていきます。

なぜ、VUCA(ブーカ)の時代が訪れたの?

理由:あらゆる物事が高速に行き来できるようになったから

昔はVUCA(ブーカ)ではなかったわけです。世の中はもっと安定的で、確実で、単純で、先行きの見通しが明確だったのです。

それが時代が進むにつれて、加速的に世の中がVUCAに染まったのは、簡単に言えば、「ヒト・モノ・コトが高速に行き来できるようになったから」です。

現代人が1日に受け取る情報量は1980年代に比べても5倍以上、インターネットにより個人がメディアを発信し、双方向的に情報が24時間行き来するようになりました。

グローバル社会、ボーダレス社会は物流や人流を圧倒的にスムーズにしてしまいました。訪日観光客は、1980年前半には200万人を突破したレベルでしたが、2018年にはなんと3100万人を超えています。

VACAの時代は良いモノは見出されやすく、しかし、すぐに消費され、1つのミスが命取りになります。タレントは1つのミスによって、批判的な情報が短期間に一気に膨れ上がり、廃業や休業へ追いやられます。

ある国で繁殖したウィルスはその国で留まらず、グローバルな人の流れによって、簡単に世界中に広まり、経済を大きくストップさせてしまいます。

人件費や地代家賃を毎月抱えながら、突然大きなリスクが断続的にやってくる時代です。そのため、企業も、サラリーマンも、フリーランスも、日々変わり映えのないことをやっていては、VUCAの負の側面の影響を大きく受けるようになってしまうのです。

VUCA(ブーカ)の意識が、なぜ大切なのか?

理由:VUCAの時代は非日本的ビジネスマインドセットが求められるから

古来の日本的な働き方は、そもそも柔軟性・臨機応変性に欠けるビジネスマインドセットで、VUCA(ブーカ)の時代とは真っ向から対立すると言っても過言ではありません。

「終身雇用制」「年功序列制」「新卒一括採用」「副業禁止」などはまさしく非ブーカ的ですよね。

「会社員は安定していて、フリーランスは不安定」

これも、VUCA(ブーカ)の時代ではもはや幻想です。誰もが常にリスキーなのです。

会社員はフリーランスや企業母体よりもVCUAの影響を受けるのに時間差があります。フリーランスはすぐに時代の影響を受けますが、会社員は、会社そのものがあれこれ影響を受けた後に社員への影響が出始めます。

また、フリーランスは危機を対処しなければいけませんが、会社員は会社そのものが危機に対処していたら、そのままでいられるかもしれませんが、本人自体がVUCA対処スキルと経験を積んだわけではありません。この先の長いビジネスパーソン人生から見れば、サラリーマンのほうがずっとリスキーとも言えるでしょう。

VUCAの時代はとにかく非日本的ビジネスマインドセットが求められるわけです。日本的な1つの働き方しかできないビジネスパーソンはVUCAについていけなくなる可能性が必然的に高まります。

「会社員でも上手くやれるし、副業や複業を取り入れてもいいし、フリーランスでもぜんぜん問題ないし、なんなら法人化しても大丈夫です」

すべてにそれなりのリスクがあるからこそ、私たちは固定的なマインドセットから流動的なマインドセットで物事に取り組む必要があるのです。

VUCA(ブーカ)を乗り越えるフレームワーク

VUCAへの対応策

VUCAへの対応策として有益とされるのが、OODAループを取り入れたVUCAフレームワークというものです。

OODAループというのはアメリカ空軍のジョン・ボイド大佐により提唱され、あらゆる分野に適用できる一般理論と評価されています。

VUCAフレームワークは、まず、対象を4つのエリアに分類します。

<エリア例1>
(1)予測不能×未知=曖昧エリア
(2)予測可能×未知=複雑エリア
(3)予測不能×既知=不確実エリア
(4)予測可能×既知=不安定エリア

<エリア例2>
(1)持続性×無秩序=複雑エリア
(2)瞬時性×無秩序=混沌エリア
(3)持続性×秩序=繁雑エリア
(4)瞬時性×秩序=単純エリア

そして、そのエリア別にOODAサイクルを回していきます。OODAサイクルとは…

・Observe(観る)
・Orient(分かる)
・Decide(決める)
・Act(動く)

になります。フレームワークは、思考時間を短縮して成果を上げるためのものなので、独自に大きく改変していっても構わないでしょう。

これまでビジネスパーソンとして、変動性・不確実性・複雑性・曖昧性というフィルターで自分を見ていないかたは、自分なりのVUCA(ブーカ)フレームワークを築きあげていきましょう。

・ビジネススキル
・キャリアパス
・実績
・自己投資
・マインドセット

これらをVUCA(ブーカ)で切り取ると、取り組み方や向き合い方がかなり変わってくるものもあるでしょう。

最後に:VUCA(ブーカ)をいち早く受け入れて行動しよう

VUCAに慣れてしまえば、VUCAらしさは自分らしさ

以上、VUCAについて掘り下げて解説してきました。人間は変化を求められる度に億劫になります。心にも体にも物理の「慣性の法則」は働きます。

しかし、VUCA(ブーカ)の色合いはこれからどんどん加速します。時代が激変すれば、過去の実績やスキルは一気に廃れ、小学生や中学生のリテラシーや身に付けているもののほうが、ビジネス的価値を持つことなんて平気で在り得ます。

中学生や高校生の起業家やフリーランスが一般的な会社員の年収を1ヵ月で稼いでいるということが起こっています。非VUCA的な人は「それは一時期の成功に過ぎない」と批判するかもしれませんが、それはVUCAの時代では当たり前です。

VUCAに慣れてしまえば、VUCAは自分らしさになります。VUCA慣れしていることそのものが、ビジネスニーズを生みます。

ハードな時代かもしれませんが、いち早く受け入れて、VUCAの時代に柔軟に臨機応変に成功し続けられるビジネスパーソンになっていきましょう。

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