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人気のUI/UXデザイナーになるには?求人傾向からアプローチ方法を解説!
COLUMN 2020.5.04

人気のUI/UXデザイナーになるには?求人傾向からアプローチ方法を解説!

Webサイトやアプリのデザインなど、デザインが関わる領域が急激な変化を遂げる中で、「UI/UXデザイナー」が注目を集めています。今回は、求人傾向からUI/UXデザイナーになる方法を読み解きます。

UI/UXデザイナーとは

「ユーザーに向けたデザイン」という共通点から混同されることが多いUI/UXデザイナーですが、それぞれ手掛ける領域が異なります。ここでは、UIデザインとUXデザインの仕事から解説します。

UI/UXデザインとは

UIは「User Interface」の略であり、UIデザインは「ユーザーにとって使いやすい画面」のデザインをいいます。デザインの対象は、人が機械を操作するためのインターフェース部分です。モバイル機器のデザインや画像・ボタンなど、外観に関わるすべての情報と考えると良いでしょう。

UXは「User Experience」の略であり、UXデザインは「UIを含めた体験」のデザインをいいます。ユーザーにとって使いやすいUIを実現することを前提とし、一連の流れをストレスフリーで体験してもらうためのものです。

UI/UXデザイナーの仕事内容

UIデザイナーは、Webデザイン・画面デザインを扱います。Webサイトであれば、最適な文字サイズや明瞭なカラーリング、使いやすい検索機能、商品の見せ方、写真配置などを意識します。実装可能、かつユーザーにとって使い勝手の良いサイトを実現する仕事です。

UXデザイナーは、SEO・ABテスト・マーケティング・情報設計・サイト解析・工数管理を担います。ユーザーインタビューを行うこともあります。使い勝手の良いサイトをつくるには「見た目以外」の要素も考慮しなければなりません。クライアントの企業戦略を具体的な形に落とし込み、ユーザーが満足できる体験を提供するために、サービス全体の設計を実現する仕事です。

なお、UI/UXデザイナーの仕事範囲は、職場により異なります。
・事業会社:自社で企画開発を行うため、案件に丸ごと関わります。
・制作会社:多くのクライアント企業の案件開発に関わります
・デザイン会社:デザイン部分を専門で請け負います。

UI/UXデザイナーの求人傾向

WEBサイトやアプリなどの需要の高まりとともに、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)が進展する現代において、さまざまなものが新たなデザインを必要としています。そのような背景から、誕生してから日が浅い職種のUI/UXデザイナーですが、求人は増加傾向にあります。

一般的なWEBデザイナーと比較して収入が高めな求人が多く、「求人ボックス」の給与ナビによると、UI/UXデザイナーの平均年収は594万円となっています。ただし、新しい職種のため、役割はUI/UXデザイナーでもデータアナリストなど他の職種名での求人となっている場合もあるため、注意が必要です。

UI/UXデザイナーは人材不足の職種です。UI/UXデザインのスキルをもつ求職者の母数が少ない分、チャンスが多い求人職種ともいえます。Webデザイナーやグラフィックデザイナーであれば、これまでの経験・スキルを活かしてチャレンジできます。IT系職種など、他職種から転職する人も増えています。

UI/UXデザイナーが求められる背景

需要が高まるUI/UXデザイナーですが、職種の性質と企業活動のトレンドが、求められる背景にあるようです。

単なるイメージではない、経営視点ありきのデザイン

経産省・特許庁が2018年に「デザイン経営宣言」を公開したことが表すように、もはやデザインは単なるイメージではなく、「ヒト・モノ・カネ・情報」に次ぐ経営資源として認知されつつあります。

経営視点のデザインという領域では、欧米企業が進んでいます。ダイソンの掃除機やアップルのスマートフォンなどは、競合製品が数えきれないほど存在する中で、誰もが知るものとなっています。これらのデザインを重視した経営ですでに成功を収めた企業に追いつくべく、日本においても製品やサービスをデザイン的な視点で改善し、国際競争力を高める取り組みが進んでいます。こうした需要に応える人材として期待される職種の一つがUI/UXデザイナーです。

デザイナーの役割の広がり

経営視点ありきのデザインが求められることに伴い、デザイナーの役割も広がりを見せています。

UI/UXデザイナーが手掛けるものは、ユーザーの使い勝手と顧客満足度の向上と、それによる企業の売上や利益、およびブランド力の向上に影響します。満足度の高いユーザー体験を実現させるべく、マーケティング視点をもってサービス全体を設計する役割を担っています。

UI/UXデザイナーに求められるもの

UI/UXデザイナーに知識や経験・スキルを4つに分けて説明するとともに、資格についてもご紹介します。

マーケティング・SEOの知識や実務経験

UXデザインには、UIデザインを含めた「体験」デザインの要素が含まれます。使いやすいUIを実現し、ユーザーに楽しい心地良さを提供するのです。

ここで、競合他社との競争に勝つには、売上を考えたサービスづくりが欠かせません。サービスづくりの上流工程には、マーケティング・GoogleAnalytics・SEO・サイト解析・ユーザーインタビューなどの知識・経験が求められます。

転職サイトの体験例では、SIerやコンサルからの転職実績も見られます。前者は分析能力やユーザーの課題解決能力・改善提案・プロジェクト管理の能力、後者はマーケティングやサービスグロース・分析改善の経験・スキルを活用しています。

Sketch・Adobe XDなどデザインソフトスキル

UI/UXデザイナーの仕事は、デザインの知識・スキルがあればできるものではありません。とはいえ、デザインソフトスキルが必須要素ではないUXデザイナーであっても、スキルアップには経験を積む必要があります。現場に出た際もスキルを身につけておけば、デザイン担当者に要望を伝えやすくなり、技術者とのコミュニケーションが円滑になります。

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資格は必須ではありませんが、就職の際のアピールポイントにもなります。ここでは、代表的な資格である「ウェブデザイン技能検定」「ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格」「アドビ認定エキスパート」をご紹介します。

ウェブデザイン技能検定
Webデザイン系の国家資格です。特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が実施しています。1~3級まで設定され、学科・実技に分かれています。
2級であれば、インターネットの仕組みからネットワーク技術、JavaScriptやCGIの技術、ユニバーサルデザインに至る幅広い知識を有することを証明できます。Photoshop・Flashを自在に操れる証明にもなります。

ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格
特定非営利活動法人実利用者研究機構が認定します。1級~3級まで設定され、課題やレポート、筆記試験、面接などで判断されます。商品や印刷物制作、サービスなどを改善するための資格です。取得すれば、ユニバーサルデザインの視点で物事を解決する人材としての活躍が期待できます。

アドビ認定エキスパート
デザインスキルの民間資格。Adobeが主催します。Adobeの製品、例えばPhotoshopやInDesignを扱うスキルを有する証明になります。

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ユーザー目線のデザインスキル

デザイン上のテキストや画像は、ユーザーが使うことを見越してデザインしなければなりません。見た目ばかりを追求するのではなく、実サービスで使われることを想定する必要があります。

Webによる情報発信が当たり前の時代において、PC・スマホ・タブレットなどデバイスごとの見せ方、デバイス間のデータ連携、連携先アプリとの導線など、実装から実際のユーザー使用まで考慮したデザインスキルが前提になります。

トレンドをキャッチアップする行動力

どのようなサービスデザインが優れているのか、使いやすいのかなどWeb業界のトレンドを常に抑えておく必要があります。とりあえず流行のアプリやWebサービスを使ってみる好奇心や、同業者が集まる交流会などに積極的に参加してみる行動力などが求められます。

コミュニケーション能力

ユーザー・クライアントのニーズを把握し、チームで円滑に業務を進めるためにも、コミュニケーション能力や調整力が求められます。

UI/UXデザイナーは、より良いユーザー体験を実現していく仕事です。社内・社外の関係者、ユーザーやクライアントとのコミュニケーションが重要です。同時に、UI/UXの定義は広く、さまざまな業務が発生します。案件に関わる人も多くなるため、制作の方向性に誤りがないかを見極めることはもちろん、実装するエンジニアとも十分なコミュニケーションをとる必要があります。

まとめ

Web業界で注目される「UI/UXデザイナー」になる方法を、求人傾向からご紹介しました。
競合他社との競争に勝ち、顧客満足度をアップするサービスづくりには、UI/UXデザイナーの働きが欠かせません。また、UI/UXデザイナーとして活躍するためには、ユーザー目線のデザインスキルや、クライアントニーズを読み取る能力、各種分析・設計能力が必要です。
職場や案件により、デザイナーの仕事内容に大きな差があるのも特徴です。常にトレンドをキャッチアップし、経験を積むことで、UI/UXデザイナーとして活躍できるはずです。

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