バズるコンテンツの作り方、バズる時に起こっていることとは?
バズる企画を作って欲しい…こんな発注をされることが増えてきてるのではないでしょうか?
SNS隆盛、いや、今やSNS至上主義の時代と言っても過言ではありません。
そこで、今回はバズるコンテンツにはどんな要素があり、どうすれば、バズるコンテンツを作ることができるのかを、解説していきたいと思います。
1.大きなギャップを見せるコンテンツ
ある固定されたイメージとは真逆のイメージをコンテンツにするのは、バズるコンテンツの定番ですよね。
「あの芸能人がこんなことしてる!」「自治体なのにこんなシュールなことを!」といった具合いです。
ギャップをコンテンツにしてバズらせる時に気を付けたいのが「既視感を与えない」ことです。
ギャップでバズらせることはもはや定番になっているので、「こういうのどこかで見たことあるなー」という感覚が少しでも芽生えると、シェアへの行動意欲が一気に下がってしまいます。
2.アクロバットなコンテンツ
アクロバットなコンテンツはネット映えします。ネット映えとは「瞬時に凄い」と感情の揺れを起こす瞬発力と言っても良いでしょう。
実際に今までマスメディアの中でメインとして扱われなかったような大道芸やボイスパーカッションなどは、Web上ではバズの要素を持っています。
もしも、タレントなどを起用してバズる動画を作ることを考えているのであれば、「アクロバットなことができる人」を探すと良いでしょう。
例えば、お笑いトリオの「ビックスモールン」は、フリートークのスキルを必要とするテレビの世界では大きくブレークしているとは言い難いですが、TikTokでは海外を含め大きな支持を得ています。
ビックスモールンは、第1回『TikTokクリエイターアワー』で「15年前のネタが地球の裏側でマネをしてくる人がいるなんて、こんなことあるのか!」とインタビューに答えています。
黒子、脇役的な扱いだったスタントマンのような人たちが、フリートークが苦手でも、体を使ったアクロバットでWeb上では主役として、マスメディアのスター以上の成果を出すこともこれから増えていくでしょう。
3.レアな機会を創出するコンテンツ
バズるコンテンツを作る際は、企画を聞いた人が「一瞬でリアクションできる」かどうかが、とてもいい判断材料にあります。
例えば、レアな共演の場合、「何それ!珍しい!」とか「えっ、そんなことやってるの過去になくない!?」と一瞬で大きなリアクションを取れますよね。
ライバル企業同士の共演なども面白いでしょう。
重要なのは、そのレア感を理解してくれる人が潜在的に一定数いることです。バズらせる目的であれば、内輪でレアだと感じて、コンテンツを作るというのが一番やってはいけないことです。
4.最後の落ちが大きいコンテンツ
普通の動画としても、数分間楽しめるコンテンツであり、なおかつ、最後に強烈なオチを付ける、それを閲覧した人は、ねぇ、とりあえず、この動画見てみて!」と他の人にも仕掛けたくなります。
普通の女性のファッションショーの動画と思いきや、実は最後にサラッと、「実は全員男性でした!」と、女装前のビフォーの姿で締めくくるというのもバズるオチになるでしょう。
なぜなら、「再度確かめたくなる」からです。どの男性がどの女性をしていたのか、そして、どれぐらい綺麗になっているのかを再度確かめたくなるわけです。こういったコンテンツはコメントも多くつきます。
5.エッジのある診断コンテンツ
診断コンテンツも工夫すれば、バズを起こしやすくなります。ポイントは診断結果にエッジがあることです。そして、画像一枚で表現されていて、SNSで他人へシェアしやすいようにしましょう。
一番手っ取り早いのは、アニメキャラクターなどを用いることです。もしくは、歴史上の人物に例えた診断結果を出すのも良いでしょう。
この診断コンテンツにも、「大きなギャップを見せる」要素を入れたいところです。
診断メーカーというサイトでは、人気の診断をチェックすることができるので、そういった動向を参考にするのも良いでしょう。
簡易過ぎずに、ほどよくリッチなコンテンツであることが望ましいです。
6.社会的要素を含むコンテンツ
「一億総中流」という言葉があった時代から「格差社会」と呼ばれる時代になり、日本の社会は全体的に不安定なものになっています。ですから、社会には想うところがあるわけです。社会的要素を含むコンテンツはバズる要素がとても強いです。
よくSNSでトレンドに入るのが「月収●●円」というワードです。人それぞれの月収に違いがあり、考えや立場に違いがあるので、議論が巻き起こり、バズります。
7.クローズな情報を公開するコンテンツ
業界の閉ざされた部分をオープンにすると、バズるコンテンツを創ることに繋がります。
「他では公開していない新卒採用が決まる瞬間を公開!」といったような動画は、就活生であれば、気になりますよね。どんな会議でどんなことが話されて、志望者の差異をどのように判断しているのか、知りたくなりますよね。
メーカーであれば、製造現場に一般視聴者からすれば、とても面白いコンテンツが潜んでるかもしれません。「へぇー、それってそうやってできるんだ!すごい意外!」となれば、バズる可能性があります。
クローズになっている情報に目を向ければ、大きな予算を使うことなく、バズる機会を捻出できるかもしれません。
最後に:バズらせる目的を深く考えよう
以上、バズるコンテンツの作り方をひも解いてきました。単純に衝撃を加えれば、バズは起こりやすくなります。
バズらせることができれば、多くの人に情報をリーチさせることができます。
しかし、大事なのは「本当にバズらせる必要があるのか?」ということを深く考えていくことです。
バズったとして、情報に触れてもらった後に、ユーザーに取って欲しい行動を取ってもらえるか、その部分も重要です。
バズるのは確かに一定の反響を得た成果ではありますが、長期的な企業存続を考えると、もっと作るべきコンテンツがあるかもしれません。
LTVを高めるために、既存客への教材やガイド本を作るという選択もあるでしょう。
コンテンツマーケティングはたくさんの手法があります。バズだけにとらわれずに、多くの可能性を見出していきましょう。
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