【WebクリエイターのためのSEO】Webコンテンツにおける「数字」の重要性について
皆さんは、Webコンテンツを作る際に、どのような文章を書いているでしょうか?コンテンツSEO(ユーザーにとって価値のあるコンテンツを積み重ね、検索結果の上位表示を目指すこと)を意識している人の多くは、様々なライティングテクニックを学び、質の高い記事を制作していることでしょう。
ある程度ライティングに慣れている人であれば、文章の中の「数字」の重要性について理解していると思います。「数字」は、読者に情報を分かりやすく伝えるうえで非常に大切です。「数字」を上手く活用できれば、文章に具体性や説得力が生まれ、リアリティーのあるコンテンツが完成します。しかし、ライティングにおける「数字の役割」について詳しく学ぶ機会は決して多くありません。そこで当記事は、Webライティング初心者向けに、Webコンテンツにおける「数字」の重要性について徹底解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
文章に「数字」を入れるメリット
まずは、文章に「数字」を入れるメリットを紹介します。数字を使う主なメリットは、以下の3つです。
・具体性が増す
・誤認を防げる
・情報に信憑性が出る
具体性が増す
文章に数字を入れることで、情報の具体性が増します。抽象的な文章や、漠然とした表現ばかりの文章は、読者の興味を惹きません。ハッキリとしない文章は、ユーザーにとって有益なコンテンツにはならず、読み飛ばされてしまう可能性も高くなります。例えば、以下の例文を見てください。
「ご購入いただいた商品は、すぐに発送いたします。」
上記の文章に数字を入れて、修正してみましょう。
「ご購入いただいた商品は、2~3日後に発送いたします。」
「ご購入いただいた商品は、1時間後に発送いたします。」
数字を入れたことで、情報に具体性が生まれましたね。数字がない文章と数字がある文章、どちらがユーザーにとってより有益か、言うまでもありません。皆さんも、なるべく数字を使い、ぼんやりとした情報ではなく明確な情報を伝えるようにしましょう。
誤認を防げる
数字を使えば、読者の誤認を防ぐこともできます。例えば、以下の文章を見てみましょう。
「昨日は、朝早く起きて魚釣りに行き、たくさんの魚を釣りました。」
「朝早く」という表現を、「朝の4時くらい」と捉える人もいれば、「7時くらいだろう」と捉える人もいます。「たくさん」を「5匹」と考える人もいれば、「50匹」と予想する人もいるでしょう。つまり、上記の例文は、人によって解釈の仕方が異なってしまうのです。「はやく」「すぐに」「たくさん」などの表現は、便利な反面、誤認が生じやすいという欠点もあるわけです。
Webライティングにおいて、人によって解釈の仕方が異なってしまう文章は、「ユーザーにとって有益な文章」だとは言えません。数字を使うことで、誰が読んでも同じ解釈ができる文章を作ってください。
情報に信憑性が出る
文章に具体的な数字を使うことで、情報にリアリティーや信憑性が生まれます。以下の例文を見てみましょう。
「私のWebサイトには、毎月多くの人が訪れます。ぜひ一度ご覧ください。」
「私のWebサイトは、月間100万PVです。ぜひ一度ご覧ください。」
どちらの文章に、よりリアリティーや信憑性があるでしょうか?数字を使っている後者の文章の方が、説得力があり、読者の興味を惹きやすいでしょう。また、数字を使い、具体的な情報を読者に与えることで、コンテンツ全体に対する信頼度もアップするはずです。
文章に「数字」を入れるコツ
続いて、文章に「数字」を入れるコツを紹介していきます。
曖昧な言葉を数字に置き換える
まずは、文章を振り返り、曖昧な言葉や表現を探しましょう。例えば、以下のような言葉です。
・多い、少ない
・広い、狭い
・重い、軽い
・高価、安価
曖昧な言葉や表現を見つけたら、具体的な数字に置き換えてください。上記の例であれば、以下のように置き換えられます。
・多い、少ない→200個、1万人
・広い、狭い→8畳、5万平方メートル
・重い、軽い→40キログラム、3トン
・高価、安価→7億円、150円
数字の比較対象も記載する
数字だけでは伝わりにくい事柄もあります。その場合には、数字の比較対象を記載したり、ピンとくるような表現を加えたりしてください。
「この敷地は、広さ5万平方メートルです。」
「この部品の重さは、1グラムです。」
↓
「この敷地は、広さ5万平方メートルです。東京ドーム1個分の大きさに相当します。」
「この部品の重さは、1グラムです。つまり、1円玉と同じ重さです。」
数字に表現を付け加える
繰り返しになりますが、文章に数字を入れることで、読者に対して情報を具体的に伝えることができます。ただし、「その数字を大きいと捉えるか小さいと捉えるか」は、読者の感覚に委ねられます。以下の例文を見てください。
「この当店限定モデルのスニーカーは、15,000円です。」
上記の文を読んで、15,000円を高いと感じる人もいれば、安いと感じる人もいるでしょう。そこで、次のような表現を付け加えてみてください。
「この当店限定モデルのスニーカーは、なんと15,000円です。」
「この当店限定モデルのスニーカーは、たったの15,000円です。」
「なんと」「たったの」といった表現を数字に付け加えただけで、印象が大きく変わりましたね。15,000円を安いと捉える人が増えることでしょう。数字を大きく見せたい・小さく見せたい場合は、このようなテクニックも使ってみてください。
まとめ
Webライティング初心者向けに、Webコンテンツにおける「数字」の重要性について徹底解説しました。「数字」は、読者に情報を分かりやすく伝えるうえで非常に大切です。「数字」を上手く活用できれば、文章に具体性や説得力が生まれ、リアリティーのあるコンテンツが完成します。ぜひ当記事を参考にしながら、「数字」の使い方を身に付けてください。
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