【WebクリエイターのためのSEO】コンテンツSEOに欠かせない「パラグラフライティング」の基本!
皆さんは、コンテンツSEOという言葉をご存知でしょうか?コンテンツSEOとは、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを積み重ねることで、検索結果の上位表示を目指すこと。Webサイト運営者であれば、コンテンツSEOを無視することはできません。では、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを制作するためには、どのような文章を書けばよいのでしょうか?
ライティングテクニックにも多種多様なものがありますが、まず押さえておきたいのが、今回ご紹介する「パラグラフライティング」。「パラグラフライティング」を身に付けることで、ライティング初心者の方でも、ユーザーにとって有益で読みやすい文章を書けるようになります。
当記事は、「パラグラフライティング」の基礎について簡単に解説しています。「パラグラフ」を「段落」と同義に捉えている方も多いですが、「パラグラフ」と「段落」は同じ意味ではありません。「パラグラフ」の意味をしっかりと理解し、ぜひ「パラグラフライティング」の書き方を学んでみてください。
パラグラフライティングとは?
小中学生の頃、行頭の1文字を字下げし、段落を作りながら作文を書いた記憶を持っている人は多いでしょう。よって、パラグラフ=段落だと認識している人は少なくありません。しかし、上記の通り、パラグラフと段落は同じ意味ではありません。
パラグラフとは、端的に言えば、「1つのテーマについて書かれた文章の集まり」を意味します。そのため、パラグラフの中身は、1つのテーマで統一されていなければなりません。1つのパラグラフの中に、複数のテーマが存在していた場合、それはもはやパラグラフとは呼べません。また、長い文章を書いている途中で、「改行をして見やすくしよう」とブロックを作っても、そのブロックはパラグラフではありません。パラグラフとは、「1つのテーマに沿って書かれた文章の塊」だと覚えておいてください。
では、パラグラフライティングの例を見てみましょう。以下の簡単な文章を読んでみてください。
「1人前のパスタの茹で方を説明します。まず、大きな鍋で1Lのお湯を沸かし、10g程度の塩を入れます。お湯が湧いたら、パスタ80~100gを入れます。パスタをお湯に入れる際には、パスタが鍋からはみ出ないように注意しましょう。パスタが茹で上がったら、ザルを使用してお湯を切り、ソースなどを混ぜ合わせてください。」
上記は、「1人前のパスタの茹で方を説明する」というテーマのパラグラフです。どの文も、「1人前のパスタの茹で方を説明する」というテーマから外れていませんね。では、以下の文章はどうでしょうか?
「1人前のパスタの茹で方を説明します。まず、大きな鍋で1Lのお湯を沸かし、10g程度の塩を入れます。お湯が湧いたら、パスタ80~100gを入れます。そもそもパスタとは、小麦粉に水や卵を加えて練った麺や生地の総称のことです。スパゲッティ・マカロニ・ラザーニャなど、その種類は多岐にわたり、主にイタリア料理に用いられます。パスタをお湯に入れる際には、パスタが鍋からはみ出ないように注意しましょう。パスタが茹で上がったら、ザルを使用してお湯を切り、ソースなどを混ぜ合わせてください。」
上記は、「1人前のパスタの茹で方を説明する」というテーマのパラグラフを書くつもりが、余計な説明まで書き加えてしまった、悪い例です。親切心で「パスタの説明」を加えたのでしょうが、結果として読者を混乱させてしまう恐れがあります。パスタの茹で方を説明している文章なのか、パスタとは何かを説明している文章なのか、はっきりとしませんね。この場合は、2つのパラグラフ(パスタの茹で方を説明するパラグラフとパスタとは何かを説明するパラグラフ)に分けるべきでしょう。
パラグラフライティングのメリット
パラグラフライティングのメリットは、以下の通りです。
・文章のテーマを明確に伝えることができる
・伝えたい情報ごとに整理できる
・論点がズレにくくなる
・統一感のあるコンテンツを作れる
・PCやスマホの画面でも読みやすい
ライティング初心者であっても、パラグラフライティングを使えば、読みやすくまとまった文章を書くことができます。パラグラフごとに情報が整理されている文章と、情報がぐちゃぐちゃに載っている文章とでは、どちらがユーザーにとって有益か言うまでもありません。もちろん、パラグラフライティングを使い、ユーザーにとって有益な文章を書くことができれば、「コンテンツSEO」にもつながります。
基本的なパラグラフの書き方
最後に、基本的なパラグラフの書き方をご紹介します。パラグラフは、以下の3つの文で構成されることが多いです。
・主題文
・支持文
・終結文
パラグラフの最初に書く主題文では、そのパラグラフで伝える内容を宣言します。パラグラフで伝えたいテーマや主題を簡潔に書きましょう。
続く支持文では、主題文で述べたテーマの内容を深掘りしていきます。例えば、主題文で「筋トレのメリットを紹介します」と宣言したのであれば、支持文では、筋トレのメリットについて具体的に解説していきます。なお、支持文では、主題文で宣言したテーマに含まれない内容は書かないようにしましょう。
最後に、全体のまとめとして、終結文を書きます。終結文は、パラグラフ全体を引き締める役割を持っています。ただし、主題文や支持文の内容の繰り返しになりやすいので、省略することも可能です。
まとめ
「パラグラフライティング」の基礎について簡単に解説しました。ライティング初心者であっても、パラグラフライティングを使えば、ユーザーにとって有益で読みやすい文章を書くことができます。パラグラフの中身を1つのテーマで統一することを忘れずに、ぜひ、パラグラフライティングの練習をしてみてください。
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