Web業界の転職は未経験で可能!?未経験者のWeb転職について
時代が進むにつれて、世の中での役割や重要性を増し続けているWeb。そんなWeb業界への転職は、未経験者でも可能なのでしょうか。今回は、その可能性について、職業別に掘り下げて解説していきたいと思います。
結論:Web業界の転職は未経験でも可能
可能性や技術を証明するものがあれば転職はできる
よく「web業界の転職は未経験でも可能!?」と聞かれますが、「はい、可能です」と答えることができます。
Webの世界はトレンドも必要な技術も急速に変わり続けています。未経験の人がWebの知識やスキルを一気に身につけたほうが、使い勝手の良い人材になっていく可能性も高いと言えます。
今に追われずに、過去のスキルの断捨離にコストを割く必要もなく、単純に真っ白なキャンバスにWebの今を刻むことができます。
なので、あなた自身が未経験であっても、ポートフォリオや資格など、Webにおいて可能性や技術を証明できるものがあれば、転職することは可能です。
未経験からWebディレクターは可能!?
最も未経験から転職しやすい職種と言えます。Webディレクターはどの業界でも通用するようなビジネスコミュニケーションがあれば、あとはWebのリテラシーを高めることができれば、優秀なWebディレクターに一気に成り上がることも可能です。
Web業界の他の職業よりも一気になりやすいと言えるでしょう。
未経験からWebデザイナーは可能!?
Webデザイナーに求められる範囲は企業によって様々ですが、未経験からでもめざすことは可能です。
例えば、photoshopなどのデザインソフトでカンプデータのみを仕上げるWebデザイナーであれば、「Webデザイン集」で検索し、良質なデザイン見本としてピックアップされているサイトをそのままデザインソフトで模倣することができたら、それだけもアピール材料になります。
Webのコーディングを行う場合、単純なものであれば、制作実践付きの教材を3~5冊こなすことによって、コーディングの基礎的なことは網羅できていると言えます。
また、「通販業界独自のLP」など、的を絞って研究し、デザインの練習をすることで、スキルにより強い個性が出ます。リテラシーを深めることで、他のWebデザインの分野を読み取る力が高まる可能性があります。
未経験からコーダーは可能!?
コーディングは、練習のしやすさ、反復のしやすさから、前職の有休消化中に一気にスキルを詰めることがしやすい分野です。
よって、未経験からのコーダーへの転職は可能だと言えます。現在は、コーディングの様々なサービスもあります。
Webサイトが実践的に作れるコーディングの本を3~5冊こなしながら、Web上でコードサンプルを作る問題にチャレンジすると良いでしょう。
また、気に入ったサイトをブラウザ上で保存し、「ウェブページ、完全(htm,html)」で保存し、ローカルに保存したものをいじってみるのも良いでしょう。
現在はHTMLとCSSだけでもかなりの高品質なWebデザインが可能です。Webフォントなども使って、コーディングスキルを一気に高めると良いでしょう。
ただ、Webコーダーは、大量ページの簡易的なコーディングで人材不足の会社では、ある程度のスキルがあれば、未経験でも就職はできますが、就職後のスキルアップが一定のところで止まってしまう可能性もあります。多様なコーディングが行えるような会社に就職することをオススメします。
未経験からWebプログラマーは可能!?
高度で多様なWebサービスやサイトの制作が可能になったため、Webプログラミングをできる人材は求められています。
しかし、未経験からとなると、入社してから仕事をストレスなくこなすには、事前の鍛錬が求められると言えます。
そこで、Webプログラミングに関しては、2~3ヵ月で技術習得のカリキュラムを組んでいるスクールに通うのがベストだと感じています。十数万円が相場なので、自己投資として悪くないと言えます。
未経験からUI/UXデザイナーは可能!?
UI/UXデザイナーは、Webの中でも遅れて登場した新しい職業ジャンルなので、UI/UXデザインの勉強を思いっきりすることができれば、意外にも未経験からの就職は可能だと感じています。
UIはユーザーインターフェース、UXはユーザーエクスペリエンス、どちらもユーザーを理解したうえで制作することが求められます。
Web業界未経験の方も、Webをユーザーとして経験しているはずです。
また、既存のWebデザイナーは、Webデザイン中心の勉強や技術取得に追われて、UI/UXデザインを学ぶ時間がないとも言えます。
未経験者が狙うジャンルとして、UI/UXデザイナーはとても良いと感じています。
未経験からフロントエンジニアは可能!?
フロントエンジニアとは、JavaScriptやHTML5、CSS3、PHPといったプログラム言語を理解し、デザイン以外のユーザーエンドなどのフロント側を担当するエンジニアを指します。
Webプログラマーに似ていますが、フロントエンジニアはコーディングやプログラムに関してより包括的な理解が求められるようにも感じます。
未経験から就職するのであれば、まずは1つの言語のコーディングスキルやプログラミングを身につける感覚で臨むのが良いと言えます。
Webプログラミングと同様に、2~3ヵ月で技術習得のカリキュラムを組んでいるスクールに通うことがベストだと感じます。
最後に:過去の経験よりも現状で何ができるか、それが一番大事
自分の今を提示できる人材になろう
以上、Web業界の転職は未経験でも可能なのかということについてお伝えしました。
「2年間専門学校を卒業して、最初の就職からWeb業界」という流れでなくても、Web業界の職に就くことはできます。
結局、今、Web業界に対して、あなたが何ができるのかをしっかり伝えることが大事なのです。しっかり伝えるにしても、Web業界の今を理解している知識やリテラシーが必要になります。
ポートフォリオを持参するだけでなく、自分で作ったものをWeb上にアップするなど、実際に何ができるのかを明確にすることも大切です。
その制作物が完璧ではなかったとしても、あなたのリテラシーや行動体質が評価され、就職に至る可能性は大いにあります。
未経験であることは気にせずに、ぜひ、あなたも今からWebのプロとしての意識を持って、スキルや知識を積んでみてください。
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