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サブドメインのSEO効果とサブドメインのメリット
TIPS 2022.2.21

サブドメインのSEO効果とサブドメインのメリット

サブドメインのSEO効果、サブディレクトリのSEO効果などと聞いたことがあるかもしれません。

これらの対策を行えばSEO効果が見込めるのではないか?と思いがちですが、直接的に検索順位が上がるわけではありません。ではなぜサブドメインとサブディレクトリがSEOと関連して引き合いに出されるのか、メリットがあるとされるのか、細かく紹介していきます。

サブドメインのSEO効果とは

サブドメインのSEO効果とは

サブドメインのSEO効果ですが、サブドメインを使うこと自体がSEO効果につながるわけではありません。サブドメインでサイトを運用し、そこから本ドメインの被リンクにつなげていくことで被リンク数を増やしGoogleに評価される、という考えは間違いです。

実際にはGoogleはサブドメインから本ドメインへの移動を内部リンクととらえており、それが本ドメインのSEOにはなります。

サブドメインって何?

サブドメインはURLを見ればその存在がわかりますが、本ドメインの前に来るドメインがサブドメインです。Googleの場合を例にとると

https://google.com/

こちらが本ドメインです。
以下の各ページがgoogle.comのサブドメインになります。

https://news.google.com/
https://play.google.com/
https://calendar.google.com/
news.
play.
calender.
がそれぞれサブドメインにあたります。

ドメインというのは、URLの最後にある.com、.jp、.netといった、トップレベルドメインがそれです。

サブドメインを作る際は、上記Googleの例のように、そのページのコンテンツが何かわかるように単語を設定するとわかりやすくなります。

資金事業やサービスを立ち上げる時など、本ドメインに掲載しているコンテンツと差別化を図る際にサブドメインを使用するケースが多くなっています。

サブドメインのメリットは何?

本ドメインでのSEOに関連する評価をサブドメインに引き継ぐことができる点がメリットです。サブドメインは本ドメインの内部リンクとして評価されるため、本ドメイン単独でサービスや商品を展開する場合よりもSEO的に有効な手段です。

もし同じ会社からサービスやそれに付随するプロモーションサイトなどを新しく作る場合、新しいドメインでそれらを展開するよりも、サブドメインを指定し、サイトを公開したほうがSEO的に大きなメリットがあります。

ユーザー側でも、既存ユーザーが見慣れたURLであれば、新しいサイトが抵抗なく利用できますし、ブランディングの意味でも有利に働きます。

加えて新しくドメインを取得した場合の費用も支払わずに済む上、運用面でもドメイン二つより1つにしたほうが管理の手間も省けるため、人手も少なくて済みますから、コスト面でも有利です。

このようにサブドメインのメリットは、本ドメインのSEO、ブランディング、コスト面にあります。

サブドメインはSEOに不利?そう言われている理由

一方でサブドメインはSEO的に不利を被るのではないか?と言われています。その理由は、一つのドメインにサブドメインがたくさん枝分かれしていくことで、ドメイン自体の評価が下がるという説があるためですが、これには根拠がありません。

サブドメインは検索エンジン側から見た場合、本ドメインに帰属するものではなく、別のサイトとして取り扱われますので、悪影響を及ぼすものではありません。

サブドメインを使ったSEO

サブドメインを使ったSEO

サブドメインの有用性がわかったところで、どのようにしてSEOを行っていくべきでしょうか。

本ドメインのSEOの状況確認をする

まずはサブドメインのSEOの前に、本ドメインのSEOの状況確認が必要です。サブドメインは本ドメインのSEO評価の影響を受けるため、本ドメインの評価が低い場合にはサブドメインのSEO効果が薄れてしまいます。

サブドメインで集客やコンテンツの拡充などをいくら頑張っても、本ドメインのSEOが不十分であれば、サブドメインのSEOはあまり意味がありません。

サブドメインでのサイト作成コストを意識する

そしてサブドメインを作る場合、本ドメインとは別のコンテンツや運用・管理を行わざるを得ないため、制作まわりに時間とお金がかかります。

そのためサイトを外注する場合は制作依頼に掛かるコスト、ローンチ後の管理・運用のための人的リソースの確保が必要になってきます。

そうした課題をクリアしたうえで、継続的にサブドメインを使って情報発信や集客を行っていくことが大切です。

本ドメインとサブドメインでのコンテンツの分割

ちなみに本ドメインとサブドメイン、どのようにしてコンテンツを分けていけばよいかですが、一つの方針としてはサブドメインではより専門性の高いコンテンツを作っていくというものです。

本ドメインでは商品やサービスに関連した細かいコンテンツは掲載せず、概要やキャッチーなポイントだけに絞り、サブドメインでより細かい説明をしていくというイメージです。

テーマやコンセプトごとにより内容が濃く、情報量自体も多いページを展開し、数値計測やアンケートなどを行いながら質を上げていきましょう。

ユーザーにとって使いやすくためになるサイトを目指すことで、自然とユーザービリティの高いページが出来上がり、検索順位も上位にランクされるようになるはずです。

サブディレクトリとサブドメインの関係

サブディレクトリというのは、以下の例のように

トップレベルドメインのスラッシュ以下にある▲▲▲、XXX、◇◇◇など、いわゆる「下層ページ」を指しています。

https://○○〇.com/▲▲▲
https://○○〇.com/XXX
https://○○〇.com/◇◇◇

本ドメインから展開している下層ページという形です。サブドメインをおさらいしますと以下のようになっていましたね。

グーグルニュース https://news.google.com/
グーグルプレイ https://play.google.com/
グーグルカレンダー https://calendar.google.com/

見た目には似ていますが、サブドメインはサーバーを別にするなどして独立したホームページとして存在しているのに対し、サブディレクトリは付属ページという扱いです。

このようにサブディレクトリとサブドメインは似て非なるものです。

サブドメインとサブディレクトリ、どちらがSEOに有利?

サブドメインとサブディレクトリ、SEO面ではどちらが有利なのでしょうか? 結論を言えば、どちらが有利・不利というものではありません。

検索エンジンのクローラーはサブドメインもサブディレクトリページも巡回を行い、それぞれ評価をするからです。ただ注意しなくてはならない点が一つあります。

それは検索エンジンの評価は、コンテンツの関連性を重視している面がある点です。そういった背景から、本ドメインと関連付けた内容でコンテンツを展開していく場合はサブディレクトリ、テーマが異なるコンテンツの場合はサブドメインを利用したほうがスマートです。

先ほどのGoogleのように、Googleのサイトではあってもニュース、プレイ、カレンダーは関連性のない独立したコンテンツになるので、サブドメインが設定されています。

対してECサイトのように、ファッション→小物→アクセサリといった形で関連するアイテムでディレクトリを利用したほうがスマートなケースもあります。

このようにサブドメインとサブディレクトリの役割を理解し、それぞれ最適な形で使い分けていくことがユーザービリティの向上を促し、結果的にSEO的な効果をもたらすことにつながります。

ドメインパワーがサブドメイン利用の判断基準

本ドメインの評価が高ければ、サブドメインが有利です。ドメインパワーが強い場合、サブドメインの運用からそれほど時間がかかることなく順位が上がり、ライバルサイトとの戦いを有利に進められるでしょう。

逆に本ドメインのパワーが低い場合、サブディレクトリでのSEOを強化して、本ドメインのパワーを高めるしかありません。

サブドメインよりサブディレクトリを選ぶべきシチュエーションとは

サブドメインよりサブディレクトリを選ぶべきなのは、以下のようなケースです。

サイト全体の厚みを持たせたいとき

同じジャンルの商品やサービスを展開しているときに、その派生商品やより専門的なサービス、あるいはコンテンツを使い、サイト全体の厚みを持たせたいときです。

内容を充実させるためのコンテンツ制作に掛かる時間と費用の問題、本ドメインとの差別化をどのようにして組み上げていくかなどプランニングの問題もあり、綿密な計画が必要になります。

工数はかかるでしょうがそうした設計における努力が、よりコアでベビーなユーザーを呼び込むことにつながり、集客力、定着率、コンバージョン率などのアップにも貢献してくれるはずです。

アクセス解析の負荷を軽減したいとき

またサブディレクトリでの展開は、本ドメインから派生している形でページが枝分かれしているので、アクセス解析の負荷が軽減されます。加えて管理の手間も、管理用ページを設けて一括管理できるため人的な工数も少なくて済みます。

サブドメインではなくサブディレクトリを利用したほうが有利な場合は、迷うことなくサブディレクトリを利用しましょう。

まとめ

まとめ

ここまでサブドメインとサブディレクトリのSEOについてみてきました。

サイトの状態やドメインの育ち具合などで適切に分けて対策を行っていくのがスムーズです。ぜひ実践してみてください。

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