ランディングページを簡単に制作できるツールとは?おすすめのツールも解説
ランディングページ(以下「LP」)とは、検索画面でユーザーが最初にアクセスするページのことで、制作には幅広い知識を必要とするため、コンバージョンを獲得する効果的なページの制作が非常に困難です。
この記事では、コンバージョン獲得のために重要なLPを制作するためのツールを、LPそのものの理解を深めながらご紹介します。
ランディングページ「LP」とは
LPとは、検索エンジンや広告を経由して訪問者が最初にアクセスするページのことです。着地の意味をもつ「land」を訪問に置き換えて LPと呼んでいます。しかし、あくまでこれは広義でのLPで、特にWebマーケティングの世界でいう狭義でのLPとは違いがあります。
広義・狭義での意味
広義でのLPは文字通り「最初に」アクセスするページを指すため、例えば検索ワードを入力して最初にたどり着いたのが企業の採用情報であれば、そのページがLPということになります。
これに対し、狭義のLPはより絞り込まれた目的を持ち、具体的には自社の商品やサービスの特徴や魅力をダイレクトに訴えかけ、購入や問い合わせといった、コンバージョン獲得を目的とするページを指します。そのため、企業ホームページよりもセールスレターやチラシに近いレイアウトを採用するのが一般的な形式です。
また、通常のWebページではリンクやバナーを設置し、他のページへの移動をしやすくします。しかし、ユーザーによってはページからそのまま直帰してしまうことも考えられるため、コンバージョンにつながるユーザーの獲得は非常に困難です。LPであればリンクというユーザーの選択肢を減らし、訪問者の自由な移動を排することでコンバージョンを獲得しやすくなります。本記事では、狭義のLPを詳しく解説していきます。
流入経路
ユーザーがLPへ流入してくる経路は以下の3パターンです。
1.検索結果からのアクセス(自然検索)
第一にYahoo!やGoogleといった検索エンジンからの訪問が挙げられます。これらを後述のリスティング広告やSNSと区別して自然検索といいます。効果的にSEO(Search Engine Optimization、検索エンジン最適化)対策を行っていれば、低コストかつ長期的な集客につながる流入経路です。
2.リスティング広告
検索エンジンやポータルサイトに表示される広告のことをリスティング広告といいます。掲載費用は広告がクリックされたときに発生し、費用さえ払えば目につきやすいところに掲載できます。しかし、長期的な費用対効果が期待しづらいため、基本的にはSEO対策などその他のマーケティング施策と合わせて使用します。
3.SNS
近年重要性を増しているのが、TwitterやFacebookといったSNSからの流入です。SEOやリスティング広告よりも拡散するスピードに優れているため、既存顧客へ継続的にPRできます。
Webサイトとの違い
通常のWebサイトはユーザーの関心の誘引や企業に関する情報の提供など、幅広い目的を持っています。情報提供という点でも、ユーザーが自由にサイト内を回遊できるように、リンクでつながった複数のページに情報が分散しています。ユーザーには回遊する過程で色々な情報を知ってもらえますが、その分途中で飽きたり情報の取得を諦めたりして離脱してしまう可能性もあります。また、ページ間の移動がユーザーの自由に任されているため、例えば営業トークのように、理想的な順序で情報が伝わるとは限らず、コンバージョンに至らないことも珍しくありません。
しかし、LPはとにかくコンバージョンの獲得という一点に目的が絞り込まれており、企業の目的に合わせて必要最低限の情報でページが構成されています。例えば、リンクを少なくして移動のリスクを減らし、同時にコンバージョンにつながるよう理想的な順序で情報を提示します。また、LPにはレイアウトの制限がなくデザイン性が高いページを作れるため、画像や図をふんだんに使うなどインパクトの強い訴求力のあるページの作成も可能です。
LPを簡単に制作できるツールとは
コンバージョンを高めるLPの作成にはデザイン性が求められるため、知識がない人がイチからつくるのは非常に困難です。セールストークのページという点では、優れた営業マンや商品・サービスについての理解が深い社員により、入念に練りこまれた原稿をベースに作成する必要があります。
しかし、専門の会社に依頼すればそれなりの費用と工数が必要なため、試しに作成してみたい場合は、専門家の手を借りずにLPを作成できる「LP作成ツール」の活用もおすすめです。LP作成ツールは、画像とテキストを挿入するだけで直感的かつ容易にLPを作成できるツールです。
ここでは、利用するメリット・デメリットをご紹介します。
利用するメリット
LP作成ツールを利用するメリットは、作成が容易であり専門的な知識が不要なことです。専門の会社に依頼せずに済むため、低コストで作成できます。また、情報の更新も自社でできるため、更新のスピード感がより高まります。
デメリット
ツールごとに決まったテンプレートや機能を使うため、ツールによっては仕上がりに制約があり、競合他社との差別化が難しくなります。
あくまで他社のサービスを利用していることから、サービスが終了してしまったり、利用料金の体系が変更されて高額な使用料が発生するようになってしまったりする可能性もあります。
LP作成ツールを選ぶ際のポイント
ここでは、どのようにLP作成ツールを選んでいくべきか、具体的なポイントを見ていきましょう。
機能の確認
LP作成ツールではツール付属のテンプレートを利用しますが、作成したいページのイメージに合ったものが用意されているか、操作が直感的で分かりやすく使いやすいかを確認しておきましょう。
また、LPは作成して公開してからも運用や改善が必要です。例えば、画像を多用する傾向にあるLPでは検索エンジンのクローラが内容を把握できずに、内容に乏しいページと判定されて評価を下げられてしまう可能性があるため、こういった分析が可能なツールなのかも確認しておきましょう。
費用の確認
LP作成ツールのなかには、無料で使用できるものもあります。まずは無料で使えるツールでまず実際にLPを作成し、そのうえで出てくる希望や不満を踏まえて、よりよいツールの導入を検討するのも1つの方法です。
一般に、無料のツールや無料での使用プランでは機能や使えるテンプレートの種類・質などに制約があります。継続的・本格的な運用まで考えるならば限界があるため、より効果的な運用を視野に入れるのであれば、有料版の使用がおすすめです。
サポート体制
Webマーケティングに関するノウハウが少なければ、手厚いサポートが得られるツールを選ぶとよいでしょう。
たしかにLP作成ツールを使用すれば簡単にLPが作成できますが、そこからコンバージョンにつなげるためには、気まぐれで訪問したユーザーを顧客にしていくための戦略が必要です。単なる作成や使い方だけに留まらず、一般的なSEOやLP特有のランディングページ最適化(LPO)対策など、公開後の運用改善までのサポート体制があるツールだとPDCAが効率的に回せます。
おすすめのLP作成ツール3選
以下ではおすすめのLP作成ツールとして3つを紹介します。
ペライチ
ペライチはLP作成だけでなく、商品販売や予約機能などにも対応している人気のあるツールです。
「ペライチサポーター」と呼ばれるプロに相談ができたり、「ペライチサポーター」が講師を務めるセミナーに参加できたりと、LP作成をこれから始めたい方にとっても嬉しいサポートが用意されているのも特徴です。
jimdo
jimdo(ジンドゥー)は、テンプレートを選んで画像やテキストを追加するだけの簡単な操作で使用でき、スマートフォンからもLPを作成できるのが特徴です。AIの活用も大きな特徴で、「ジンドゥーAIビルダー」という機能を使うと、最短3分程度で本格的なホームページを作成してくれます。公開後の運用についても、AIによるアクセス解析に対応しており、公開後の運用改善に役立てることができます。
MOSH
MOSHは、予約受付・事前決済・顧客管理といった商品・サービスの販売に対応する機能が欲しい方におすすめのツールです。加えて、スマートフォンからでも作成が完結するのも嬉しいポイントです。
特徴的な機能としてZoom連携機能があり、予約が入ると自動でミーティングURLを発行できるため、オンラインレッスンなどのサービスにも活用可能です。
初期費用は無料で、売上が発生した時点で初めて手数料が発生するため、気軽に導入できます。
まとめ
LPは通常のWebページとは異なり、コンバージョンの獲得を目的に作成するページです。LPはWebページとは異なるデザイン性や知識が求められるため、イチからうまく作るのは難しい部分があります。しかし、ページ作成そのものだけでなく、作成・公開後の運用を助けてくれるLP作成ツールを活用することで、効果的なLPの作成と運用による集客が実現できるでしょう。この記事を参考に、ツールの機能性やサポート体制など自社に見合ったものを見極めて導入してみてください。
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