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アフターコロナのホワイトカラーサラリーマンの働き方
COLUMN 2020.6.22

アフターコロナのホワイトカラーサラリーマンの働き方

新型コロナウイルスは、オフィスワークを中心とするホワイトカラーサラリーマンにとって、これまでとは違ったワークスタイルへチャレンジする機会を与えてくれました。

コロナ禍を、単発のイレギュラーとして対処するのか、それとも将来の新たな可能性と受け取り行動するのか、その差は、数年後、10年後に明らかになるでしょう。

そこで、今回はアフターコロナ(コロナ後)のホワイトカラーサラリーマンの働き方について掘り下げて解説していきたいと思います。

働き方1:個人決裁権の拡大化

個人でスピーディーに意思決定する働き方へ

オフィスに人材が集中し、トップに決裁を委ねる働き方に不都合なことが多くなってくると、今度は各社員個人の決裁権が拡大していきます。

社員一人ひとりの意思決定の速度やプロセスによって仕事のパフォーマンスが大きく変わってくるでしょう。

逆に、意思決定をマニュアル化しやすい仕事は価値が低く見積もられていきます。

「言われたことをやる」のではなく、「自分で考え、意思決定し、GOを出してコミットする」、こういった覚悟のあるサラリーマンがより強くなっていくでしょう。

働き方2:社員のフリーランス化

アウトプットと成果で生き残る働き方へ

アフターコロナの世界は、リモート化、オンライン化の流れを受け、企業はオートメーション化にも力を入れていくと考えられます。

マニュアルにしやすい一貫した仕事からオートメーション化されていくため、単なる社内のオペレーターとしての役割しか担えない人材は価値が下がっていきます。

会社が「仕事自体」を個人の裁量へ任せるようになれば、「評価自体」は目に見えるものを欲しがります。つまり、仕事のプロセスは気にしないから、「結果を残してくれ」という流れになるということです。いわゆる「メンバーシップ型雇用」から「ジョブ型雇用」への移行です

アウトプットや成果を会社にきちんと納品するというのは、なんだかフリーランスのような感じがしますよね。

嫌でもアウトプットは強いられるので、「トークスキル」や「ライティングスキル」などの言語アウトプットスキルが高い人は、結果を残しやすいと言えるでしょう。あらゆるアウトプットには言葉が付いて回ってくるからです。言葉を使わずにアウトプットするほうがむしろ少ないですよね。

働き方3:社員のゼネラリスト化

その都度必要なスキルを吐き出す働き方へ

VUCAやコロナ禍などの煽りから、一人の社員を恒久的に雇うことのリスクが日に日に増しています。GAFAのような巨大企業が、あらゆる業界・業態を網羅していくようになると、中小企業の必要性は低くなっていく可能性があります。

例えば、スタートアップでMA(マーケティングオートメーション)ツールを開発していたとしても、Googleが本格的に開発に乗り出して、多くのユーザーが無料利用できるようになれば、その企業はかなり厳しい状況となるでしょう。

一方で、サービスや商品は、「個人」(フリーランス)へどんどん頼みやすいプラットフォームやマッチングサービスも誕生しています。

そうなると、中小企業は社員を雇うことにリスクを感じるようになるでしょう。

では、どんな社員が求められるかというと、「その都度、会社に必要なことを幅広くこなしてくれる人材」と言えます。

営業もできるし、会計の補助もできて、ライティングができて融資や補助金の申請資料が作れて、商品開発にも携われて、時にはマネジメントもできる、そんな人材です。

新型コロナウイルスは、「会社員も日々スキルをセットして、なるべくスキルの掛け算で独自の価値を出せるようになっておけ!」というメッセージを与えているのかもしれません。

働き方4:コミュニケーターに仕事が一極集中する

コミュニケーターがシステムやツールを束ねる働き方へ

コミュニケーションスキルに長けたビジネスパーソンによりスポットが当たっていくでしょう。

もっと踏み込んで言えば、多様なコミュニケーションスキルを持っていて、その能力を実績として形に表現できるビジネスパーソンにスポットが当たるということです。

コミュニケーションは水物だと思われているかもしれませんが、決してそうではありません。対人コミュニケーションは、あまりにも多くあるケース・バイ・ケースを乗り越える力です。

ディレクション、ヒアリング、カウンセリング、傾聴、コーチング、自己開示など、突き詰めれば、たくさんのコミュニケーションメソッドが存在するのです。

ビジネス上の対人スキルは価値観の多様性によってかなり難しくなっています。世代間の価値観にも大きな違いがあります。

こうしたコミュニケーションについてハイレベルなスキルとマインドを持っていると、リモートでも統制が取れるだけでなく、経営者や社員のカウンセラーやコーチとしての役割を担うことができます。

コミュニケーション力が高いということは、顧客のニーズを捉えたり、解析から弾きさせる数字から人間の本質を解釈することができます。

時代が進むにつれて、革新的なシステムやツールで実現可能なことが多くなると、こうしたコミュニケーション能力が高い人材があらゆる仕事で求められていくことになるのです。

働き方5:都度アップデートし続ける体力が求められる

リサーチとリテラシーで即座に対応する働き方へ

変化せず会社の経営が回り続けることは喜ばしいことですが、時代の流れや社会のシステムが突然変化することが多くなれば、会社は常に変わり続けることを想定していかなければならなくなりました。

古くからの伝統で事業し続けながらも、新しいビジネスモデルでリスクヘッジをしなければなりません。

1つのラインナップで大きく稼ぐのではなく、多様なラインナップで1つや2つが潰れても、生き延びることができるような事業ポートフォリオの充実化を図っていく必要があります。

そこで、重要になってくる会社員の働き方がリサーチとリテラシーです。

これまでは、社内専用の知識とリテラシーで済まされていた仕事が、外部へどんどん開かれ、外部からの影響を絶えず受けやすくなると、外部の情報をリサーチし、様々な分野のリテラシーを高め、適切で必要なものをピックアップできる業務にスポットが当たると言えます。

外に開かれた社会経験を積んでいる人の方が、リサーチの正確性と、高いリテラシーを積み上げるスピードを備えていると言えます。

また、副業や複業で何かしらの分野に傾倒していれば、それはサラリーマンの本業のスキルにより直結しやすくなります。

副業を解禁し、自社の社員を多様な世界へトライ&エラーすることを推奨するほうが、むしろ、多様な外部の世界のリサーチとリテラシーの積み上げを促し、本業のパフォーマンスも高めることに繋がるでしょう。

アフターコロナはホワイトカラー戦国時代へ

サラリーマンには本気の勝負の世界が待っている

以上、アフターコロナのホワイトカラーサラリーマンの働き方について述べてきました。

これからは、自分自身で主体的に意思決定を下し、ゼネラリストとして多様なスキルの習得へ向き合い、コミュニケーターとしての価値を上げ、副業や複業を通してリサーチ力とリテラシーを高めたサラリーマンが圧倒的に有利になります。

外部取締役のように、価値の高いサラリーマンは、数社に跨って勤務しながら役割を果たしていくことも起こってくるでしょう。

これからホワイトカラーにとっては、本気の頭脳戦が始まると言えます。日々考え抜いたホワイトカラーが時代を勝ち抜いていくでしょう。

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