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資格がなくても大丈夫!?Webディレクターの資格試験はキャリアアップの決め手?
COLUMN 2019.3.15

資格がなくても大丈夫!?Webディレクターの資格試験はキャリアアップの決め手?

日々世界のどこかで新しいサービスが生まれては消えていくWebサービス。そんな厳しい業界でクライアントと開発陣の橋渡しをする職業が「Webディレクター」です。

WebディレクターはWebサービス・プロジェクトの開発から運営を統括責任者として成功させなければなりません。Webディレクターに求められる仕事の領域はWebサービスが活発になるにつれ、増々広がっています。そのため、Webディレクターの需要、将来性は高く、注目を集めている職業です。

この記事では「Webディレクターに必要な資格」にスポットあててご紹介します。

Webディレクターになるための資格とは?

まず結論としてWebディレクターになるために必須の資格はありません。持っている資格よりも、Webサービス・プロダクトのプロジェクト経験が重視されます。Webディレクターはどれだけプロジェクトを経験してきたかで実力を証明します。プロジェクトにデザイナー・エンジニアとして関わっているうちに、ディレクション業務も兼任するようになり、そのままWebディレクターになっていた、という話は珍しくありません。

ですが、Webディレクターになるために資格は一切必要ない、とは言い切れません。Webディレクターとして就職に有利働くかは別として、ディレクション業務に活かせる資格・検定は存在しています。

Webディレクションのための資格

Webディレクターのスキルは属人的なスキルに依存していることが多く、各スキルの習熟度の指標を作るのは非常に難しいです。そのため、Webディレクターは転職や独立の際にはポートフォリオを用いて実績を証明していました。しかし、クライアントワークやマネジメント能力は数値化できるものではないため、それらの指標となる資格が望まれた結果、Webディレクションの資格ができるようになりました。

一例として、(株)ボーンデジタルが運営しているWeb検の「 Webディレクション検定」では、経験だけを判断材料にせずに、Webディレクターのスキルの指標となるべく実施されています。

「Webディレクター試験」の他にもディレクション業務に活かせる資格はいくつもの種類があります。

制作技術をレベリングする「Webデザイン検定」、サイトの分析・解析にまつわる「Webマーケティング検定」、そしてWebディレクターの最も属人化されている技術コミュニケーションスキルを体得する「コミュニケーション検定」などがあります。

ディレクション業務に活用できる資格にはどんな種類があるか?

Webディレクターに必要とされるスキルを全てカバーして資格をご紹介するのは非常に難しいため、Webディレクター志望されている方、Webディレクターにキャリアアップしたばかりの方向けの資格をいくつかご紹介します。

コミュニケーション検定|株式会社サーティファイ

コミュニケーションツールの発展によりめまぐるしく環境が変わっていき、対面でのコミュニケーションが希薄になってきている時代です。そんな時代だからこそ、特にビジネスの場において個々の対人能力は高い水準であることが望まれています。また、プライベートにおいても多様なコミュニケーション手法はあれど、一定の常識や礼儀は必要です。あなたに備わっているコミュニケーション力に磨きをかけて、よりよい対人関係・環境を構築しましょう。

(株)サーティファイHPより引用:

https://www.sikaku.gr.jp/c/nc/about/

合格率:83.4%(2017年度平均)

試験:初級と上級の2コース、筆記と実技試験で合否判定。

受験料 初級:2,700円 上級:4,600円

Webディレクターに最も必要とされるスキル、コミュニケーションスキルの向上、能力の証明をすることができる検定です。「Webディレクター 資格」と検索すると必要なスキルとして「Webデザイン」「コーディング」がまず取り上げられていますが、現役Webディレクターへのインタビューでは、コミュニケーション能力がディレクション業務でなかでも特に重要であることを述べられていました。個人の正確や気質に頼りがちだったコミュニケーションスキルを学習し検定を受ける事は、ディレクション業務の効率化、品質の向上・安定につがることでしょう。

Webディレクション検定|Web検定(ウェブケン)

Web業界におけるディレクション業務を、個人の経験や裁量に依存するのではなく、指標となる規格や仕様があれば、一定の品質が保たれた制作管理が行えると考え、Web検定の「Webディレクター」が生まれました。

Web検HPより引用:

https://webken.jp/direction/

合格率:54.6%(2017年度)

試験:CBT方式(Computer Based Testing:コンピュータ画面に表示される問題に解答する試験方式)

受験料 10,000円

※資格有効期限は2年間

出題範囲は公式テキストを中心に出題されます。また、一部Webリテラシーに関する問題が「Webリテラシー試験 公式テキスト」からも出題されます。デザイン、プログラミング業務と並行してディレクションを兼任するうちにディレクターになった方が、体系的にディレクションを学ぶことができます。

さらに、Web検では「Webディレクション検定」以外にも、「Webリテラシー検定」「Webプロデュース検定」といったディレクション業務に役立つ検定を数々行っています。

ウェブデザイン技能検定|特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会

ウェブデザイン技能検定は、国家検定制度である技能検定制度の一つとして、厚生労働省より職業能力開発促進法第47条第1項の規定に基づき指定試験機関の指定を受け、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会(以下、当協会)が実施するものです。

ウェブデザイン技能検定HPより引用:

http://www.webdesign.gr.jp/

合格率:1級10〜20%、2級30〜40%、3級60〜70%(これまでの実績平均)

試験:筆記試験と実技試験

受験料 10,000円

ウェブデザイン技能検定は厚生労働省の認可を受けた国家試験です。試験は1級から3級まで、筆記試験と実技試験を行い合否判定します。2級からは一定の実務経験が受験資格として必要です。2級は実務経験2年以上(専門学校卒で免除制度あり)、1級で実務経験7年以上(大卒は3年以上)と、Web・IT業界での経験とスキルをアピールできる資格といえます。未経験でWebディレクターを目指す方に最適と言えます。

Googleアナリティクス個人認定資格|Google,INTELLUM

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は Googleアナリティクスの習熟度を認定する資格で、Googleアナリティクス理解度テストに合格した個人に付与されます。認定ユーザーになることで、社内でも社外の顧客に対しても Googleアナリティクスの機能を最大限に活かせるようになります。Googleのオンライン トレーニング プログラムである Academy for Ads で認定資格を取得することができます。

Googleヘルプより引用:

https://support.google.com/google-ads/answer/6089738

合格率:不明。正答率70%以上で合格、不合格でも7日後再受験が可能。

試験:Googleアナリティクスアカデミーサイト上

受験料 無料

Web・IT業界の標準分析・解析ツールの「Googleアナリティクス」のGoogleオフィシャルの認定資格です。 サイト上でGoogleアナリティクスの学習と認定試験が行えます。学習と認定試験にかかるおおよその時間は約3.5時間で、学習については初級者向けと上級者向けのコースが用意されています。Googleのアカウントを持っていればすぐに試験を受けることができるので、腕試し感覚で試験を受ける事ができます。

資格以外に何を勉強すべきか?

Webディレクターのスキルセットは上記資格試験だけで全てカバーできる分けではありません。Webサービスにまつわるありとあらゆる知識・技術が必要とされます。

なかでも、以下の項目はWebディレクターの必修科目といって良いでしょう。

コミュニケーション

資格の紹介でも触れましたが、コミュニケーションスキルは特に勉強する必要があります。Webディレクターを目指すのであれば、自身のコミュニケーションスキルは必ず見直し、学習してください。コミュニケーションスキルは「コミュニケーション検定」だけでなく、日常からも学びとる事ができます。自分の周囲にいるコミュニケーションスキルが高い人物のメールやチャットツールの使い方を分析してみてください。同じ業務を携わっているのであれば、自身の立ち回りと比較しすることですぐに改善と対策ができます。

コミュニケーションスキルは学ぶだけでは体得できません。実践と改善を繰り返し、成功体験を積み上げ自信をつけていくことで身につくスキルです。

基本的なWeb制作技術

Webサービス制作し簡単なものなら作ることができるスキルがある事が望ましいです。それが難しい場合は上記の資格試験を通して学習しておくことで、ディレクション業務でエンジニアとデザイナーとのコミュニケーションが円滑になります。

Webディレクターとしてコーディングができる必要はないですが、プログラミング言語の機能・特徴は覚えておきましょう。デザインの勉強ではデザインソフトの操作と色彩の知識が最低ラインです。

講座など

オンラインスクールのなかには「Webディレクション講座」が開催されています。動画形式や講師とのビデオ通話など、自分のスタイルにあった講座を選択できます。

オンラインスクールは、スマートフォンやタブレットを使って学習できるので、通勤時間や休憩時間を有効的に学習に回す事ができます。月額費はサービスによっては、月額980円〜からとリーズナブルなものもあります。(例: Schoo大人たちがずっと学び続ける生放送コミュニティ)

さらに、著名なWebディレクターの中にはWebディレクション講座、セミナーを開催している方もいます。(例: デスクトップワークス代表取締役田口真行氏のオンラインセミナー)最新かつ、現場で実践されているハイレベルなWebディレクションスキルを学ぶことができます。

まとめ

いかがでしたか?実務経験を通してディレクションを学んでいくWebディレクターですが、業務に役立つ資格は数多くあることがわかりました。Webディレクターの今後のキャリアパスに不安を感じていた方、Webディレクターを目指している方は興味のある資格から挑戦してみてください。どれも必須の資格ではありませんが、業務で必ず活かすことができるはずです。

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