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年収1,000万円を目指せる!Webディレクターの将来性とは!?【インタビューVol.3】
COLUMN 2019.3.14

年収1,000万円を目指せる!Webディレクターの将来性とは!?【インタビューVol.3】

現役のWebディレクターへのインタビュー記事は今回で最終回です。前回、「 若手Webクリエイター必見!Webディレクターのやりがいにせまる!【インタビューVol.2】」ではWebディレクターの業務内容に詳しく迫りました。

クライアントワーク、スタッフマネジメントなど、主に対人関係の業務で多忙を極めるWebディレクターにはキャリアアップのための時間があるのでしょうか?最終回のこの記事ではWebディレクターの将来性についてお伺いした内容をまとめています。

どうやら、独立して年収1,000万円超えのWebディレクターも珍しくないようです。将来のキャリアパスにお悩みの若手Webクリエイターの方はお見逃しなく!

将来性のある良いWebディレクターは、どの様な特徴をもった人ですか?

Webディレクターという職種の将来性についてですが、結論から言うと、今後ますます需要が増えると思います。Webディレクターが生まれてまだ日が浅く人材不足の職種なので、優秀なWebディレクターは仕事に困ることはないでしょう。Webデザイナー、エンジニアの方でキャリアチェンジを検討している方はチャンスといえます。

では、全てのWebディレクターに将来性が約束されているかといえば、そうではありません。多くのWebサービス・プロダクトの実務経験を重ねて将来性のあるWebディレクターを目指す必要があります。もちろん数をこなすだけでは意味がありません。ここからは私の考える将来性のあるディレクターが持ち合わせている特徴などをお伝えします。

まずは、制作スタッフに仕事をしてもらうのが上手であることです。制作スタッフに仕事を伝えられず苦労している、という話をよく耳にします。良いWebディレクターはスタッフサイドの立場で仕事の指示を出し、気持ちよく仕事をしてもらうという特徴があります。ただし、クライアントの要望を伝達するだけのWebディレクターになってはいけません。時にはWebディレクターがクライアントに要望を出してクライアントにも良い仕事をしてもらうことを要求する事も必要です。

Webディレクターのなかでも、ビジネス感度が高い人はどこでも喜ばれる人材です。予算管理ができる、決断力がある、データ分析結果からよりよいサービスのPDCAをまわせる、クリエイター視点よりもビジネス視点に長けている人です。時には経営者的な視点を求められる事もあります。実際に副業をし、仲間内でプロジェクトを立ち上げ、本業の給料より稼いでいるWebディレクターは周りたくさんいます。

Webディレクターのキャリアアップのために必要なスキルとは?

私はエンジニア出身なので、エンジニアの仕事を理解していますが、エンジニアの仕事を軽んじているようなWebディレクターはよく思われていないそうです。エンジニアは技術に高いプライドをもっています。エンジニアの技術を尊重し、楽しんで仕事ができるようマネジメントはサービス・プロダクトの完成度に直結する重要なポイントです。ただし、サーバーに関してはディレクターの領域です。サーバーサイドの会話がエンジニアとできないと、エンジニアから信頼してもらえないでしょうね。

WebデザイナーからWebディレクターを目指す方はコーディング作業ができなくても、サーバーの基礎知識くらいは学んでおくべきでしょう。デザイナーからキャリアチェンジしWebディレクターになった方は、クライアントワークと工数管理で苦労しているようです。デザイナー経験者はクオリティにこだわる傾向があることがあります。しかし、クライアントが求めているのは利益を上げられるかどうかです。デザイナーの方はクライアントワークのスキルの向上をキャリアアップのための目標にしてください。

エンジニアとデザイナーのスキルや業務領域を理解できていることもWebディレクターの重要なスキルです。彼らの能力を把握できずにクライアントの要求に対して、何でも無責任にできると言ってしまうと、持ち帰って問題になることでしょう。結局、工数的に、技術的にできないものをできると言ってクライアントに謝るのはディレクターです。

Webディレクターでエンジニアリング、デザイン両方の基礎知識をもっている人は増えています。フルスクラッチでサイト・サービスを作れる人は少ないですが、エンジニアリングやデザインを多少知っているのと全く知らない場合では将来性は全く違います。具体的には、エンジニアリング、デザイン両方の知識を持っているWebディレクターの案件見積もりの工数の精度は非常に高いです。工数管理が出来ているとクライアントが安心するだけにとどまらず、エンジニアとデザイナーにも仕事を頼みやすくなります。

Webディレクターはエンジニア、Webデザイナー、営業力と総合力が試される職種です。現在売り手市場で需要が多いとはいえ、知識・技術だけでなく、問題解決能力、柔軟性、スピーディーな決断力などがWebディレクターとしての将来性の鍵です。

Webディレクターのキャリアパスにはどんな方法がありますか?

今後Webディレクターがますます必要とされ、 将来性のあるキャリアパスを積むことができる理由は、Webサービス・プロダクトを通して企業に利益をもたらしてきたという経験が買われているからです。利益を生み出す経験は個人ではなかなかできることではありません。

責任のあるポジションなので、Webディレクターの給与はWebクリエイター系の職種の中で高水準です。人材不足の業界なので案件をいくつも抱えて大変な方も多いです。まだ新しい職種でもあり、今後もWebディレクターの価値、需要はどんどん高まっていきます。

Webディレクターは業種によって仕事内容が異なります。事業内容で大きく以下の4種類に分類できます。

①システム開発webディレクター(顧客や在庫管理のシステム開発、既存プログラムを提案する。)

②自社事業webディレクター(唯一発注業務を行う。自社サービス、業務の改善などが主業務。)

③制作会社webディレクター(クライアントから受注。ほとんどWebディレクターはここに該当。)

④広告代理店関連webディレクター(Web広告コンサル営業に特化している。)

この中で制作会社webディレクターは未経験でも募集していることがあります。制作会社webディレクターで実務経験を積んで自社事業webディレクターにキャリアアップを目指すのが一般的です。

Webディレクターとして多くの実務経験を積む事ができれば、さらにそこから、

①会社の中でWebディレクターをやったあとにプロジェクトマネージャー、プロデューサー、事業責任者などの、ビジネスの統括責任者ポジション。

②ディレクション経験を活かして独立。フリーランスのWebディレクターとして稼ぐ人もいれば、自分のプロダクト・サービスを世に出す事業を立ち上げる人も。

といったキャリアパスが描けます。特にWebディレクターはフリーランスとして非常に独立しやすい点がポイントです。

フリーランスのWebディレクターは稼げるのでしょうか?

Webディレクターが独立しやすい理由は、社内でディレクションを行うか、外部のクリエイターにディレクションを行うかにはほとんど違いが無いからです。違いは社内でのディレクション以上に気を使ったコミュニケーション能力が求められる点です。

フリーランスになる事で自由な稼ぎ方ができます。社内Webディレクターのような固定給ではなく、案件をこなした分だけ収入になります。稼いでいる方は年収1,000万円超えの方も少なくないです。

フリーランスのWebディレクターで複数案件を効率よくこなせる方は職には困りません。しかし、社内Webディレクターの時は営業がとってきていた仕事を、自分で取ってこなければなりません。しかしながら、Webディレクターの必須スキルであるコミュニケーション能力を使えば難しい事ではないはずです。

独立した際の人脈の有無は、エンジニア・デザイナーをどれだけキープできるかという事に直結します。したがって、フリーランスでWebディレクターを目指すのであれば、早めに意思表示が重要です。また、IT業界全般的に人材不足なのでWebディレクターにこだわらず、エンジニア・デザイナーとして仕事をもらい、そこから人脈をつくれるという方法も可能です。実績と同時に人脈を作れる手段だと聞いています。

クライアントから仕事依頼する際にWebディレクターの何を見ているか、ほとんどの場合は経験と実績でできるディレクターかどうかを判断します。したがって、いきなりフリーランスでWebディレクターは不可能と言ってもよいでしょう。仮にフリーランスからキャリアをスタートさせるにしてもエンジニアかデザイナーの開発経験を積んでからです。そこで、最低限は制作会社webディレクターで実務経験を積んでから独立することをおすすめします。少しずつでも経験を積むことが独立して稼ぐ最短ルートです。

まとめ

 いかがでしたか?Webディレクターの将来性は今後も需要のびていくとのことで、エンジニアやWebデザイナーの方はキャリアチェンジに興味を持っていただけたのではないでしょうか?

将来性のお話の中でも「コミュニケーション能力」「実務経験」「ビジネス的思考」のワードがよく出てきていました。覚えておきましょう!

さて、今回の記事で「現役Webディレクターのインタビュー記事」は完結です!キャリアチェンジを検討中、未経験だけれどWebディレクターを目指したいという方の参考になっていれば幸いです!

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