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Webデザイナーとデザインセンス:Webデザインにセンスは要らない
COLUMN 2019.5.23

Webデザイナーとデザインセンス:Webデザインにセンスは要らない

「Webデザイナーにはセンスって必要?」、この議題はWebデザイナーとしてのキャリアや実力を積み上げる際によく語られます。

結論から言えば、「Webデザイナーに即したセンス」は存在しますが、Webデザイナーとして大活躍するのに「一般的にイメージされるセンス」は必要はありません。

「センスがある」とは感覚移入に過ぎない

一般的に「センスあるね!」と使う場合の「センス」は「感覚的にその分野にフィットできる力」を意味します。

「いいよね!●●さんは、無意識で考えずにやって、いいもの作れるんだから。本当にセンスあると思う!」みたいに使いますよね。

一般的なセンスとは「野性的な行動で成功を手繰り寄せること」を意味します。

そして、ここからが重要です。成功とは「理性的な行動でも手繰り寄せることができる」ということです。

その分野のセンスに自分から狙って合わせることも可能なのです。そう考えると、「センスがある」とは「感覚移入」と言えるでしょう。

コミュニケーションで相手そのものになって共感することを、感情移入と言います。とある分野で、その分野のプロフェッショナルに必要なリテラシーに切り替えることが「感覚移入」と言えます。

感覚移入を半無意識的にできる、もしくは、そもそも持っている感覚がその分野に自然にフィットしている、そういった類を「センスがある」と一般的に言うのです。

センスの本質を掘り下げれば、センスそのものは生まれ持ったものではないということが腑に落ちると思います。

しかも、「Webデザイン」という分野1つだけに感覚移入するのは、努力でどうにでもなるのです。

Webデザイナーに即した「センス」とは?

とはいえ、Webデザイナーに即したセンスというのは存在します。この点は「仕事ができるWebデザイナー10の特徴」「未経験から高給取りのWebデザイナーになるには」で掘り下げています。

仕事ができる、未経験から高給取りになる、そんなWebデザイナーはWebデザイナーに即したセンスで、他のWebデザイナーよりも高いパフォーマンスを出し続けています。

Webデザイナーの成功を押し上げるあらゆるものが「センス」となるでしょう。細かく紐解けば、キリがありません。

Webデザイナーの「デザインセンス」とは?

では、Webデザイナーの「デザインセンス」となるとどうでしょうか?Webデザイナーにおける「デザインセンス」とは「案件に左右されずに高品質でクライアントを満足させるデザインを鋭く作るための感覚」と言えるでしょう。

どんな案件でも、期待に応えるデザインを、素早く作っていくための感覚です。スピードや反射神経も仕事として成立させるために非常に大切です。

いちいち他社や他者の作ったポートフォリオが並ぶデザイン集を見ながらでないとデザインが固まらないようでは、Webデザインを自由に扱えているとは言えないかもしれません。

クライアントの情報やディレクターの指示から、脳内処理でいきなりデザインを想定し、いきなりカンプを仕上げて、そのままそのデザインが通ってしまうようなデザイナーが「デザインセンスがある」と言えるでしょう。

最適デザインの脳内処理=反射的引き出し

さて、デザインセンスが感覚的な脳内処理でデザインを構成したり、アウトプットへ繋げたりする力だとしたら、それは「反射的な引き出しの質と量」を意味するように思えます。

ストックの引き出しが多く、その引き出しの出し引きをより自由に扱って、求められるタスクをこなすことが、デザインセンスなのです。

そして、ここからが重要です。反射的に引き出せるものは、自分の体に染み込んだものである必要はないのです。

要はどこかにあるかを知っていて、素早く扱えれば、デザインセンスがある人たちと同じようなパフォーマンスが出せるということです。

センスは内部ではなく外部に宿らせると強い

自分の頭脳の中にセンスを叩き込むには限界があります。紙のデザインとは違いWebは、HTML、CSS、デバイスごとの表示など、あらゆることを考えなければいけません。

つまり、センスは自分の内部だけでなく、外部に蓄えておくことが、Webデザイナーのセンスを引き上げることに大いに貢献してくれるのです。

センスを外部に蓄えるときに使えるのが「システム」や「ツール」です。さらに、蓄えている素材の質や量もデザインセンスに大いに関与します。

デザインセンスは四六時中磨くことができる

デザインセンスを磨くことについて言えば、四六時中磨き放題です。なぜなら、場所があれば、デザインがそこにあるからです。

日本は街を歩けば、広告物で溢れています。

そして、一瞬一瞬をデザインの感覚への糧にしたほうが、デザイナーとしてはどんどん凄腕になっていきます。

これはデザイナーにありがちなんですが、「満を持してデザイン探しをしたときほど、いいデザインに出会えない」というあるあるがあります。

例えば、Webデザイン集なるサイトで、いいWebデザインをストックしようとしても、意外と見つからないなんてことがあります。

結局、そういったデザイン集とはかなり限られた集合体で、逆に、満を持してデザインを集めるようなことばかりをしていると、いいデザインに会えずに、センスが多様に磨かれないのです。

投資のことに悩んでいて検索した際に、リスティングのリンクをクリックしたら、そのLPのデザイン性が高くて、スクショをして保存したとか、そういった日常を切り取ってデザインセンスにフィードバックしたほうが、多様で高品質の引き出しが揃っていきます。

Webデザイナーとして世界を切り取っていこう

以上、Webデザイナーにセンスが必要かどうかについて、センスの本質と共にお届けしてきました。

Webデザイナーには「生まれ持ったセンス」は必要ありません。要は考えて行動すれば、どうにでもなるジャンルということです。

Webデザイナーとしての自負と愛を忘れずに、世界をデザインという観点で切り取って学ぶ姿勢を続けることで、一般的にセンスと定義される力をどんどん身に付けていくことができるでしょう。

あなたの感覚がより多くの企業から必要とされ、どんどん価値を高めていければ、それはデザイナー冥利に尽きますね。

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