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COLUMN 2019.2.7

【第1回】グッドデザイン賞受賞のプロダクトデザイナーに聞く!プロダクトデザイナーとはどんな仕事?

今回はグッドデザイン賞、iFデザインアワード、レッドドットデザインアワードを受賞したプロダクトデザイナーの方にプロダクトデザイナーの仕事についてインタビューを行いました。プロダクトデザインといっても自動車から家電まで多種多様なデザインがあります。一体プロダクトデザイナーとはどんな仕事なんでしょうか?

プロダクトデザインの仕事とは?

プロダクトデザイナーとはどんな仕事?

プロダクトデザイナーとは、家電、家具・インテリア、自動車から化粧品のパッケージまで、皆さんの身の回りにあるさまざまな製品のデザインをする仕事です。このときに製品の美しさだけでなく、プロダクトが置かれる環境や使用される時間なども踏まえてデザインを行います。プロダクトをデザインするといっても、領域によって必要なスキルは大きく異なります。特に人気なのが自動車デザイナー、家電デザイナー、化粧品のパッケージデザイナーなどです。また。自動車や飛行機、家電製品はプロダクトデザインの領域の中でも工業デザイン(インダストリアルデザイン)と呼びます。

プロダクトデザイナーになれば必ず自分のデザインが世の中にでる?

実はプロダクトデザイナーとして就職することはとても狭き門です。プロダクトのタイプにもよりますが、メーカーが年間に採用するプロダクトデザイナーの数は、数名程度です。年によっては採用しないこともあります。それだけ狭い採用枠を、美術大学などでデザインを必死に勉強してきた人たちで競い合うことになります。

また、プロダクトデザイナーとしてメーカー、デザイン事務所に入ったとしても、その先も困難は続きます。せっかくデザイナーとしてメーカーに就職できても、自分のデザインが必ずしも世の中に出るとは限りません。商品のデザインはほとんどの業界で社内コンペによって決まります。今度は社内のデザイナー同士でデザインを競い合うことになります。時間をかけて考えられたものの、日の目を見なかったデザインの方が圧倒的に多いという訳です。

社内外においてデザインが通らず何度もスケッチや試作を繰り返す、といった事もよく起こります。PCのマウスの外観を設計したが基盤設計と折り合いがつかず、やむなくサイズを大きくしないといけない、すると握り具合も変わってきますので曲面の設計をやり直すといった具合です。そして、あくまでユーザーに満足していただくプロダクトを作るのがプロダクトデザイナーの仕事です。個人の趣味趣向のデザインを披露するような仕事ではありません。しかし、そんな忙しく厳しい業務であってもクライアント、工場と打ち合わせを繰り返し納得のいったデザインを完成させ、ユーザーに満足してもらえた時は大変喜ばしい事です。

プロダクトデザイナーになる人とはどんな人?

どんな人に向いている?

特定のプロダクトが好きという人は適正があります。特定のプロダクトについて歴史やデザインを深く調べている人はプロダクトデザイナーの素質があるでしょう。先述の通り、美術のセンスや技術があっても、社内コンペで負け続けてしまうという人もいます。入社以来、ニッチな部品のデザインだけをやり続けるデザイナーももちろんいます。そのプロダクトが好きだという情熱を持つ人は、そんな厳しい環境でも挑戦を続ける事が出来るでしょう。

自動車という製品は何百個以上の機械、電子部品の集合体です。美しいボディを設計するカーデザイナーもいれば、内装の中の普段は見えない部分のデザインだけを延々とやり続けるというデザイナーもいます。そんな時に自動車が好きという気持ちを持ち続けデザインをすることができるかどうか、この気持ちがプロダクトデザイナーを続けていくための素質です。車が大好きという方でないと延々と内装の内側の部品のデザインは務まらないでしょうし、化粧品のパッケージデザインは化粧品が好きという方でないとユーザーの気持ちを動かすような製品は作れないでしょう。プロダクトデザイナーを志す方は、まずは自分が何を好きなのかを明確にしておくことが最初の一歩です。

業界によっての違いはある?

機能性も考慮してデザインを行うか、より美的な感性に任せてデザインを行うか、商品によってデザインに求められているものは変わります。化粧品のパッケージデザインであれば、機能性はあまり重視されませんが、自動車の内装であれば機能性との兼ね合いでデザインも決まります。

家電業界は、デザインだけでなく、経済やビジネスに精通しているデザイナーが得意分野としているようです。10年後はどういう住空間になっていて、そのためにはなにが必要か?そういったコンセプトを考えるプロジェクトデザインもあります。自分のデザインがユーザーの生活にどのような影響を及ぼし、豊かにするかを想像する事が大事です。

その世の中の流れ、意見をそのままカタチにしても美しい製品とはなりません。各業界の動向と、メーカーの伝統などからユーザーのニーズとマッチングさせる必要があります。これはどのプロダクトデザインの業界においても同じ事が言えます。業界によって扱うマテリアルの違いなどはありますが、その製品を使うのはユーザーであるという事には変わりありません。

プロダクトデザイナーに必要なものとは?

どれだけスマホのカメラの性能があがってもプロカメラマンがいなくならないように、いつの時代になってもデザイナーの目利き力(デザインの審美眼)は必要とされる職能です。普段からプロダクトデザインだけに因われずに、ファッション、グラフィック等様々な領域のデザインに触れておくようにしましょう。美術における基礎力も必須です。

プロダクトデザイナーは美術大学のデザイン学科出身の方が多く、大学でデッサンをはじめとした美術の基礎をしっかりと学んでいます。東京大学出身の有名デザイナー、山中俊二さんは大学時代に膨大な量のスケッチを描いていたという逸話があります。自分の領域のプロダクトデザインに関わる技術は磨いておくようにしましょう。

独学だけでプロダクトデザイナーになる人はほとんどいません。芸大、美大、工学系の大学のデザイン学科出身の人がほとんどで、メーカーによっては、デザイン学科を卒業していることが選考の条件になることさえあります。プロダクトデザインは、立体物をデザインすることも必要です。デザイン学科の学生は大学の設備も駆使しながら、基本的な製図だけでなく、複雑な曲面を持った立体物の製作までを行います。デザイン学科には、専門知識を持った講師陣もそろっています。プロダクトデザイナーは就職をする前に、デッサンの基礎力にはじまり、プロダクトデザインおよびインダストリアルデザインなどデザイン全般を学んでいるのです。

いかかでしたか?プロダクトデザイナーが狭き門で、入ってからも厳しい世界だという事がおわかりいただけたでしょうか?私たちが普段触れている何気ない商品のパッケージも、プロダクトデザイナーの日々の努力の賜物なんですね。

プロダクトデザイナーの仕事に興味を持たれた方は、大学や専門学校を探してみてはどうでしょうか。芸術学部、美術学部、造形学部、工学部など、名称こそ様々ですが、プロダクトデザイン学科を用意している大学は多くあります。東京藝術大学、千葉大学、筑波大学、武蔵野美術大学などが有名です。

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