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Ruby on Railsとは?活用してできることや学習方法なども解説
TIPS 2021.11.11

Ruby on Railsとは?活用してできることや学習方法なども解説

「Ruby on Rails」とは、プログラミングをより効率的に実現する注目のフレームワークの1つです。エンジニアであれば誰しも耳にしたことのあるRuby on Railsですが、実際にどのような機能が備わっているか詳しくはわからないという方もいるかもしれません。
この記事では、Ruby on Railsについてその機能や仕組み、学習方法などをご紹介します。

Ruby on Railsとは


「Ruby on Rails(以下「Rails」)」は、プログラミング言語の「Ruby」で構成されたフレームワークです。フレームワークとは、Webアプリケーションの開発を容易かつスピーディに行うために必要な機能がまとめられた骨組みです。カスタマイズ性には劣るものの、必要最低限のコードでWebアプリケーションの開発が行えるメリットがあります。
Rubyは、1995年に日本人のまつもとゆきひろ氏が作ったプログラミング言語で、他言語と比べると短いコードで直感的にプログラムを書ける特性から、初心者でも学習しやすい言語です。
ここでは、Railsの基本理念や誕生した背景について解説します。

Railsの基本理念

Railsには「Rails流」と呼ばれる基本理念が存在しています。「Rails流」は以下の2点からなる理念です。

  • 「同じことを繰り返すな(DRY)」
    一般的なソフトウェア開発においては、意図せずあるいは不可避的な事情により、コードや仕組みが重複して積み重なるリスクがあります。理念の文言によると「システムを構成するあらゆる部品は常に重複することなく、明確であり、信頼される形で表現されること」としています。この指針に従うことで、同じプログラムコードを繰り返し書くことを防ぎ、バグを起こしにくくします。

  • 「設定よりも規約を優先せよ(CoC)」
    Railsでは、Webアプリケーションにおける基本動作となる、「デフォルト設定(あらかじめ決定した設定)」を行います。このデフォルト設定を行うことで開発者が必ず行う作業をルール化し、その箇所に手間をかけずに済みます。

Railsが誕生した背景

Railsが誕生する前の時代は、「SOA」と言ってアプリケーションの機能はそれぞれ独立したサービスとして部品化し、複数を必要に応じて組み合わせ新たなアプリケーションを構築する考え方が主流でした。SOAでは、異なるプログラム同士を連携させる「SOAP」と呼ばれる「通信プロトコル」や「XML」と呼ばれる言語を使って、自由にシステムを組み立てることができましたが、 その自由度ゆえに作業時間が膨大になってしまうデメリットがあります。これらの背景からRailsが誕生し、フレームワークとしての地位を確かなものにしているのです。

人気がある理由

Railsの言語は書きやすく、プログラムの処理を覚えることに長けています。また、Railsに関する初心者向けの記事が豊富にあるため、学習をしながらすぐに作ることができるのが人気の理由です。
さらに、RailsはRubyよりも格段に少量のコード量で書くことができ、細かに設定されたルール通り書き進めれば、比較的簡単にアプリケーションが作れます。これらの理由から、主にスピード感のある開発を必要とするスタートアップの企業を中心に需要が伸びています。

また、スタートアップ企業にとって、経営判断上の機能の変更が柔軟にできることもメリットです。プログラマーの情報共有サイト「Quiita」などで閲覧できるRailsの記事を利用し、機能の変更の応用ができます。

Railsを利用してできること


ここでは、Railsの利用で可能になることを3つご紹介します。

webアプリケーションの開発

Railsは、現在幅広く利用されているWebアプリケーション開発に最適なフレームワークとして活用されています。また、Webアプリ以外にも、料理のレシピ専門サイト『クックパッド』や民泊のサイト『Airbub』、クラウドソーシングである『クラウドワークス』などのフレームワークに選択されているのもRailsです。

スマホアプリの開発

Railsのコードをスマホ用に変換させる「Ruby Motion」というツールの活用で、スマホアプリの開発が可能です。また、「iOS」や「Android」といったモバイルオペレーティングシステムにおいての開発においては、ブラウザーをアプリに埋め込む方法が選択されます。
ただ、Railsはスマホアプリ開発で使われる「Swift」や「Java」といった主要言語と比較すると機能的ではありません。

業務システムの開発

Railsを活用することで、勤怠管理のシステムや入退室管理のシステム、スケジューリングの共有システムなど、Webアプリケーションの開発ができます。

Railsのベースとなる考え方


Railsのベースとなる考え方を3項にわけてご紹介します。

リソースフルルーティング

リソースフルルーティングの考え方は、「リソースを満たす」、あるいは「リソースを中心とする」ということです。ここでは、ルーティングの「リソースに対するアクセス(やり取り)の道筋を決めること」を指します。さまざまな目的の情報がまとまったものをリソース(データ資源)として捉え、「CRUD操作」と呼ばれるアクセス処理を用い、情報の流れを構成します。

オブジェクト指向

「オブジェクト指向」とは、ソフトウェア設計やプログラム記述の時に用いられる考え方です。Rubyが持っているベース言語はオブジェクト指向性であり、これを利用して洗練された様々な「オブジェクト(対象物)」でフレームワークを構成します。このフレームワークをベースに、開発の工程で個々にオブジェクトを作っていきます。

MVCモデル

Railsは、アプリケーション内部の処理に関する「Model」「View」「Controller」3つの役割から構成されるMVCモデルがベースになっています。
それぞれの役割の詳細は以下の通りです。

  • Model(モデル):まとまったデータ処理やビジネスロック
  • View(ビュー):入出力や表示などの処理
  • Controller(コントローラー):ユーザーの入力情報を基にModelとViewの制御
  • Railsのフレームワークは、ブラウザーがリソースフルルーティングを経由して要求したリソースがまとめられます。
    この際、Controllerを司令塔としたMVCモデルでの処理がされ、Modelを通してリソースがオブジェクトとして扱われます。

Rubyの環境で利用できるフレームワーク


Rubyの環境で使用できるその他のフレームワークを3つご紹介します。

Sinatra

Sinatraは「DSL(ドメイン固有言語)」によって、最も少ないコードの記述でアプリケーションを開発できるように生成されたフレームワークです。非常に手軽かつ学習コストを低く抑えることができるため、単純なものを使いたい方におすすめです。

Padrino

PadrinoはRailsの先の選択肢として、Sinatraの設計を踏襲して新たに作られたフレームワークです。言語の国際化対応や入力したコードのテストツールなどの機能が追加されています。Railsと同様、MVCに基づいて構築されており、より軽量なフレームワークで開発したい方におすすめです。

Pakyow

Pakyowはエンジニアではなく、デザイナー向けのフレームワークです。シンプルな開発プロセスのため、コーディングの経験のない方でも簡単にWebアプリケーションが作れます。

Railsの学習方法


ここではRailsの学習方法として「学習サイト」「書籍」「プログラミングスクール」についてご紹介します。

学習サイト

Railsを学べるおすすめの学習サイトを5つご紹介します。

  • Progate
    プログラミング入門者にまずおすすめなのが「Progate」で、コンテンツを初歩的なものに絞りながら、豊富さも兼ね備えた学習サイトです。月額980円ですべてのコンテンツが見放題になります。
  • ドットインストール
    1動画当たり3分のプログラミング学習サイトが「ドットインストール」です。有料プレミアム会員になれば現役エンジニアへの質問もできます。
  • paizaラーニング
    「paiza」では動画視聴後に実際のコーディングの演習が可能で、エンジニアに必要な率先力が短期間で身につく構成になっています。
  • Udemy
    「Udemy」は入門レベルからアプリケーション開発に特化した内容まで、ビデオを選び購入して学習するサイトです。
  • Codecademy
    英語ができる方や英語を身に着けたい方は、英語の学習サイト「Codecademy」がおすすめです。実際にコーディングしながら学習できるメリットがあり、有料でアドバイザーへの質問もできます。

書籍

Railsの入門書や解説書籍は非常に多く出版されています。
プログラム未経験者、初心者、中級者、上級者向けと4つのレベルに分かれて出版されているため、自分自身のレベルをしっかりと把握し、最適な学習本を購入しましょう。

なお注意点として、Railsには現在バージョン5と6がありますが、これからRailsを学習するのであれば2018年8月にリリースされたバージョン6を扱った書籍を選んでください。

プログラミングスクール

Railsが学べるプログラミングスクールは多くあります。ここでは主な3つのスクールをご紹介します。

  • テックキャンプエンジニア転職
    Railsを基本から学ぶことができ、転職ができれば全額返金のサービスがあります。通学とオンラインが選択可能で、月額35,000円からの受講できます。
  • DIVE INTO CODE
    実践的な教材に取り組むスクールで厳しい指導員の添削が受けられます。受講料は498,000円と高めですが、本気でエンジニアになりたい方のためのスクールです。
  • TechAcademy(テックアカデミー)
    オンライン受講のみのスクールでマンツーマンメンタリングが受けられ、豊富なコース期間を用意しています。4週間プランで129,000円、16週間プランで279,000円と、期間に応じて受講料が変動します。
    また、学生であれば上記の価格よりも安く受講することができるため、学生のうちにプログラミングを学んでおきたい方にもおすすめです。

まとめ


Rubyは、日本で作られたプログラミング言語であり、Rubyの環境で使用できるフレームワークの代表としてRailsがあります。Railsの概念は複雑なものですが、RailsはWebアプリケーション開発に特化しており、その他業務システムの開発やスマホアプリの開発なども行えるフレームワークです。エンジニアを目指す方は、豊富にあるRailsの学習サイトや書籍、プログラミングスクールを活用してRails習得の一歩を踏み出しましょう。

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