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セキュリティエンジニアとは?仕事内容から必要なスキル・資格などを解説
COLUMN 2021.6.23

セキュリティエンジニアとは?仕事内容から必要なスキル・資格などを解説

コロナウイルス対策や働き方改革として、多くの企業がリモートワークを行うようになった昨今、システムエンジニアは大きな役割を果たしています。この記事では、どのような役割を果たす仕事なのか、どのくらいの需要があるのかなど、システムエンジニアについて詳しくご紹介します。

セキュリティエンジニアとは

サーバーに関わる業務や、情報セキュリティ全般を専門に担当するエンジニアをセキュリティエンジニアと言います。企業や団体がサイバー攻撃を受けないようにセキュリティを強化することはもちろん、その他にもセキュリティに配慮したシステム設計や構築、システム運営を行います。

これまでの社内ITは、サーバーとPCというシンプルな構成でした。しかし、スマートフォンやその他端末の普及やクラウドの活用により、ネットワーク環境の利用がさまざまなシチュエーションで行われるようになったことで、サイバー攻撃への対策がより高度なものを求められるようになりました。現代のITがより便利になったからこそ、よりセキュリティの強化が必要な時代になっているのです。

セキュリティエンジニアの仕事内容

仕事内容は、5つの工程に分類されます。

企画・提案

クライアントのITシステム状況を把握し、企画書で対策を決めていきます。情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)やプライバシーマーク取得を目的とする企業が増えたため、それら企業のサポートも主な業務の1つです。

設計

企画や要件を基に設計を行います。セキュリティ弱体化にはさまざまな要因が考えられるため、ネットワークの運用や管理のことまでを考慮して設計を進めていきます。

実装

設計書を基に実装を進めていきますが、ネットワーク機器やOSといったさまざまなシステムを安全に活用するためには幅広い専門知識が求められます。また、「セキュアプログラミング」や「セキュリティアーキテクチャ」などの専門的な知識も必要です。

テスト

システムの脆弱性を発見するためのするテストを行い、設計した通りに機能しているかどうかを確認します。具体的には、システムに侵入を試みる「ペネトレーションテスト」や脆弱性への対策が取れているかを検査する「脆弱性診断」を行います。

運用・保守

導入したシステムを障害やサイバー攻撃から守り、安全に運用できるように保守業務を行います。常日頃から市場の情報を収集しながらシステムのセキュリティ度をアップデートしたり、実際にサイバー攻撃などのトラブルがあった際に対応したりすることが求められます。また、継続的に不正侵入調査を行うこともセキュリティエンジニアの仕事です。

セキュリティエンジニアの労働環境

ここでは、セキュリティエンジニアの年収や最近の動向についてご紹介します。

年収

収入は資格の有無によって異なりますが、500~700万円程と言われています。国内企業か外資系企業かによっても収入に差が出てきます。例えば、国内企業で正社員として雇用されている30代のセキュリティエンジニアの場合、年収は600万円前後、外資系の企業の場合800万円前後が相場です。

フリーランスのシステムエンジニアの場合、経験やスキル、クライアントとの交渉次第で収入が変わってきます。一般的な案件の場合、月額報酬は60万円から80万円程です。経験1年から2年程度のフリーランスの場合、月単価が40万円から50万円程、経験が1年未満のフリーランスであれば月単価は30万円程が相場です。

SEやネットワークエンジニアの平均年収は400万円台のため、他のITエンジニアよりも高い給与を得られる傾向にあるでしょう。

セキュリティエンジニアの最近の動向

個人情報保護法の施行以降、企業に求められるセキュリティ要件は大変厳しいものになっています。そのため、セキュリティエンジニアの需要は拡大し続けており、2016年は13万人程の需要だったのに対し、2020年は20万人と需要が増大。新しい技術が導入される度にその技術に特化した技術者が必要になるため、今後も需要が増えると予測されています。

セキュリティエンジニアになるには

セキュリティエンジニアは、ネットセキュリティの知識だけではなく、さまざまな分野の知識や経験が必要な仕事です。ここからは、必要なスキルや就職への道についてご紹介します。

必要な素質

必要な資質は、進化し続ける技術に対しての学習意欲と熱意、クライアントとの折衝に必要なコミュニケーション能力です。サイバー攻撃などのトラブルに対峙した際の洞察力と対応力も重要になってくるでしょう。

必要なスキルや知識

セキュリティエンジニアには、情報セキュリティマネジメントへの理解と、アプリケーションやネットワークに関する深い知見が必要なスキルや知識として挙げられます。また、ウイルスや不正アクセス、サイバー攻撃に対応するための知識も必要不可欠です。

おすすめの資格

就職に必要な資格はありません。しかし、自分のスキルアップやスキルレベルを証明することができるため、以下の資格を取得することをおすすめします。

シスコ技術者認定

Cisco System社の認定資格のうち、セキュリティ分野の資格をご紹介します。この資格には3年間の資格有効期限があり、上位資格を取得するには基盤となる資格から順番に取得する必要があります。

・CCENT:ネットセキュリティの基本的な知識を認定する資格です。
・CCNA Security:セキュリティエンジニアになるための基礎レベルの資格です。
・CCNP Security:セキュリティエンジニアとしては、上位レベルの資格です。
・CCIE Security:最高難易度の資格で、取得すれば一流の技術者として評価されます。

CompTIA Security+

CompTIA Securityが実施している資格認定です。国際的にも知名度の高い資格認定試験です。外資系企業などに所属、またはクライアントで外資系企業を扱う可能性がある方におすすめの資格です。出題される主な内容は以下の通りです。

・ネットワークセキュリティ
・コンプライアンスと運用セキュリティ
・脅威と脆弱性
・データ
・アプリケーション
・ホスティングセキュリティ
・アクセスコントロール
・認証マネジメント
・暗号化

ネットワークセキュリティマネージャー(NISM)

セキュリティ専門家の育成を目指すベンダーフリーの資格試験です。5つの試験で構成され、2~3日講義を受けたのちに試験を受けます。一定のレベルに達すると有資格者として認定されます。

セキュリティエンジニアの道筋

近年セキュリティエンジニアを求める企業が増加傾向にあり、それに付随してセキュリティエンジニアを求める業界も多岐にわたります。幅広く活躍することができるうえに、まだ新しい職種であるため同じセキュリティ関連の職種内でキャリアアップをするケースもあります。

厳密には1年目からセキュリティエンジニアと名乗ることができず、まずは保守や運用を行うセキュリティオペレータなどで経験を積みます。その後リーダー、管理者を経てからセキュリティエンジニアもしくはセキュリティアナリストと名乗るのが一般的です。リーダーになるところまでは必須条件ですが、リーダーから管理責任者にならずにセキュリティアナリストになり、そのままセキュリティエンジニアになるケースもあります。また、セキュリティコンサルタントもしくはホワイトハッカーにスキルアップすることもできます。その後、独立や起業するという道を選択することも可能です。

まとめ

セキュリティエンジニアは、情報システムのあらゆる知識を必要とするため、経験を積めば積むほどキャリアアップにつながるやりがいのある職種です。情報システム全般に興味があり、スキルアップし続けたい方は目指してみてはいかがでしょうか。

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