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「FOMO」「JOMO」とは?意味や解決法、他のSNS不安症も解説
COLUMN 2021.3.02

「FOMO」「JOMO」とは?意味や解決法、他のSNS不安症も解説

近年の情報化社会に伴い、インターネットやSNSなどのソーシャルメディアは発達しつづけています。
その中で、「SNSをやっているとなんだか不安になる」、「SNSを見ていないと取り残されてしまうのでは」といった気持ちになったことはありませんか?それは、FOMO(フォーモ)とよばれる状態かもしれません。
この記事では、FOMOやJOMOといった情報化社会になって聞かれるようになった言葉についてご紹介していきます。

話題の「FOMO」と「JOMO」とは?

「FOMO」や「JOMO」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。FOMOとは、情報化社会が生み出したネガティブな状態を指し、JOMOはその対極にある状態を指します。ここでは、FOMOとJOMOについて具体的に解説します。

FOMOとは

「FOMO(フォーモ)」とは、「取り残されることへの恐れ」という意味の「Fear Of Missing Out」を略した言葉です。

現代は、インターネットやソーシャルメディアの発達により、多くの情報で溢れかえっています。その弊害として、「常に周囲の最新情報に触れ続けていなければ置いていかれる」、「他者と継続的な関係を維持できなくなる」、「成功へのチャンスを逃してしまう」といった焦燥感や不安感を感じる人が目立つようになりました。その結果、現代人特有のSNS病として「FOMO」という言葉が生まれたのです。

JOMOとは

「JOMO(ジョーモ)」とは、「取り残されることの喜び」という意味の「Joy Of Missing Out」を略した言葉です。2012年にAnil Dash氏が自身のブログで用いたことが起源とされており、FOMOがポジティブな方向に進化したような意味を持ちます。

JOMOは、常にインターネットやソーシャルメディアとつながっていなければならないという不安から解放されて、目の前にあることを楽しむことで自分を取り戻そうという考え方です。

JOMOを実現するための4つのポイント

FOMOの状態を脱却してJOMOを実現するには、4つのポイントを抑える必要があります。次に紹介する4つのポイントを意識することで、FOMOの状態から抜け出すことができるでしょう。

利用時間を短縮する

インターネットやソーシャルメディアのチェックに費やしている時間を短縮することは、不安感を抱く時間を減らすことになります。

例えば、Twitterやニュースサイトをほんの少しの時間チェックしようとしても、つい予定より多くの時間を費やしがちです。「SNSをチェックする時間は1日30分だけにする」と定めたとしても、それが毎週、毎月、毎年の単位で考えると、1年間で182.5時間も費やす計算になります。182.5時間の時間があったら、何ができるでしょうか。

SNSのチェックに費やしていた時間を短縮して、新しいことを学ぶ時間に充てなおすことも十分できます。学びの時間が増えれば、人生が豊かになるでしょう。時間は誰もが平等に与えられるものだからこそ、大切に使わなければなりません。

目標を明確にする

SNSから少し距離をおいて、目標を明確にすることもFOMOを抜け出すために有効な手段です。限られた時間を、目標の達成や本当にやりたいことのために使うように心がけましょう。

何かを決めるときにFOMOが先行すると、人生を有意義に過ごせなくなります。やりたくないことを渋々やるのではなく、本当に自分の知りたいことを知ったり、やりたいことをやったり、何かをしていたりするときは、全身全霊で楽しみましましょう。目の前のことに注力することで、自ずとFOMOの状態から抜け出せるでしょう。

SNS以外のことにも目を向ける

私たちは身体が1つしかないため、SNSに多くの時間を費やしていると他のことが疎かになりがちです。
JOMOを実現するには、SNS以外のことにも目を向ける必要があります。例えば、友人とスポーツをしたり、家族で映画を観たり、同僚と飲み会をしたりなど、現実の繋がりに目を向けることです。そのほかにも、1人でゆっくりと過ごす時間をつくるのも良いでしょう。

FOMOの状態では、自分が本当にやりたいことではなく、たとえ気が乗らないとしてもSNSを中心とした行動を選択しがちです。しかし、心からやりたいと思っていないものに時間を割くことは無駄なことと言えるでしょう。
FOMOから脱却するためには、自分が主体となり、自ら選んで行動していることに自信を持つことが大切です。

今ある幸せを嚙みしめる

SNSでフォローしている人数が多ければ、SNSを見るたびに新しい情報に触れるでしょう。その結果、フォローしている人々には毎日更新するほどの出来事があるのだと認識しがちです。しかし、人がSNSに掲載する内容は、その人の生活の一部を切り取った「ハイライト」であるというのが事実です。毎日のようにSNSを更新する人は、その日に食べた料理や、道ばたの美しい花など、「ハイライト」となるものを一生懸命探しながら生活してSNSに掲載しています。中には、ハイライトとなる写真を撮りためている人もいるでしょう。

しかし、SNSに投稿するハイライトを意識した生活は充実していると言えるでしょうか。
SNSで反響があるのかということにフォーカスして、現実に起きていることを疎かにすることはSNSの中で生きていると言えるでしょう。しかし、私たちが生きる世界は、今目の前で起きていることです。そのため、その日食べた料理がSNS映えするのかというよりも、その料理を食べた時の幸せを噛みしめる方が人生を有意義にすると言えるのではないでしょうか。

その他SNS関連の不安症

「SNS不安症」とも言える状態はFOMOだけではありません。ここでは、FOMO以外のSNSにまつわる不安症として代表的なものを4つご紹介します。

MOMO

MOMOとは「Mystery Of Missing Out」を略した言葉であり、FOMOが進行した状態を指します。例えば、「AさんがSNSに何も投稿しないのは、私に隠しごとがあるからではないのか」「投稿する時間もないくらい、楽しい時間を過ごしているのだろうか」などと、妄想を広げて不安を感じる状態を指します

また、日頃から自分の近況や、日々の行動などを投稿する友人が投稿しなくなった場合に、相手の状況が気になりSNSのフィードをスクロールしつづけてしまうというのもMOMOの症状です。

FO-MOMO

FO-MOMOとは、「Fear Of the Mystery Of Missing Out」の略語であり、スマホのバッテリーが切れたり、スマホを紛失したりしたときに限り感じる不安を指します。これらの理由で、SNSを確認できなくなることが不安を引き起こす要因となります。

BROMO

BROMOとは、他者を気づかってSNSの投稿を控える行為を指します。
具体的には、あなたを除いて出かけたグループが、あなたに「取り残された不安」感じさせないように、あえて写真や文章での投稿を控える行為のことです。
例えば、友人があなたを誘わずにバーベキューに出かけたことをSNSに投稿すると、あなたは「自分だけ誘われなかった」と不快に思うかもしれません。そのため、あなたを不快にさせないようにとBROMOがはたらき、投稿を控えようとします。
BROMOは友人を思う気持ちがあるというメリットがある反面、必要以上に他者に気を使う気持ちの表れでもあります。

FOJI

FOJIは「Fear Of Joining In」の略語であり、「参加することを恐れる」ことを指します。
SNSを利用する際に「誰からもフォローしてもらえないかもしれない」「何を投稿すれば良いのか分からない」といった不安を抱える場合があります。FOJIは、このような理由でSNSに参加することを恐れて身を引く状態のことです。

まとめ

FOMOなどのSNSに関連する不安症は今後も増加していくことが予想されています。
SNS不安症に囚われた生活を送ると、人生を振り返ったときに無駄な時間を過ごしていたということが起こるかもしれません。また、SNSのフィードを眺めていると、知りたくない情報を目にしてしまうことも多々あるでしょう。その結果、無意味なストレスを抱える可能性も否定できません。FOMOを抜け出すためには、思い切ってSNSをやめることも時として有効な手段と言えるでしょう。何より充実した生活は、スマホの画面の外に広がっていることを忘れてはなりません。

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