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映画監督になるには?方法やスキルを解説
COLUMN 2020.9.14

映画監督になるには?方法やスキルを解説

映画監督は映画製作の場のあらゆる事柄に対する最高決定権を持ちながら、全体の工程はもちろん制作作品に対する全ての責任を負う仕事です。この記事では映画監督になるための方法・必要なスキルなどを解説します。

映画監督の仕事内容

映画監督の仕事は題材・ストーリーに関するものから起用する俳優・ロケ地の選定・撮影スタッフの総指揮や役者の演技指導まで、幅広く多岐にわたります。映画監督の仕事は作品を完成させて終了ではなく、その後の映画の宣伝にも及ぶものです。非常に広い裁量と重大な責任をあわせ持ち、高い評価を受ける作品を撮るために数週間から1年にも及ぶ、長い撮影期間の全てを監督し続けます。

映画監督に向いている人

映画監督になるまでも、そしてなってからも、映画監督の周囲を取り巻く環境は決して楽なものではありません。長い下積み時代を経験してようやく念願の映画監督になれたとしても、作品作りに付き物である、スランプやプレッシャー、過酷なスケジュールに限界を感じてしまうことも多々あるでしょう。そうした逆境に負けず、苦労をいとわないアグレッシブさを持ち続けられる人ほど、映画監督に向いていると言えます。

映画監督になる方法

映画監督になるにあたって特別必要となる学歴・資格はありませんが、大学・専門学校などで映画撮影に関する勉強をしておくと実際の現場とのコネクションも作りやすく、役立つ経験を多く積むことができるでしょう。ここでは、映画監督になる方法をご紹介します。

映画会社の助監督から

従来では、まずは実際の制作現場での下積みから経験を積み、助監督などを経て映画監督になるというのがよく耳にするパターンです。このように現場での長い修行期間が必要とされてきたものの、近年では撮影機材の低価格化・インターネット動画配信の普及によって誰もが自主制作映画をプロデュースできる環境が整い、現場での下積みを経験していない若手監督の活躍も目立ちつつあります。

自主制作映画作って応募する

自主制作の映画作品を何点も撮り、コンスタントにコンペなどへ応募する方法もあります。この方法で成功をおさめた映画監督も多く存在し、特に入賞作品ともなれば話題性も十分です。自主制作で頭角を現すためにはこのように、できるだけ大きなコンペなどで「賞を獲得すること」が一歩であり、必須です。獲得した賞によっては新作の映画を任される機会をもらえるなど、その後の展望が開けていきますが、それ以上に「自分の作品をさまざまな分野のプロの視点から評価してもらえる」という点も大きなメリットと言えるでしょう。

テレビ・CM業界から

テレビの制作会社などに勤め、テレビディレクター・演出家として実際に映像に携わる現場で働いているうちにショービジネスに関する知識・各業界の人々とのコネクションを築いていくことができます。

また、CM制作での経験を経て映画監督になる方法もあります。さまざまな撮影技術が必要とされるCMと映画制作の現場ではスキル面で合致している部分が多く、映画制作会社ではCMの制作を行っていることも多い点から、はじめから映画監督になることを目標として入社するケースも多いようです。このようなディレクター・演出家から映画監督へと転身したケースも多く、さまざまな経験としっかりとしたコネクションに裏打ちされた信用度の高さから、映画制作でも協力者を募りやすいというメリットがあります。

他業種(芸人、俳優など)から

俳優や芸人が映画監督に挑戦をするケースもあります。映画制作では監督の素質・脚本の素晴らしさ・演出方法が重要となりますが、そのほかにも制作費の捻出が必要不可欠です。そのため集められる費用の額は、作品のクオリティーそのものに直結する大きな分岐点にもなり得ます。

芸人・俳優が映画監督をする場合では、すでに彼ら自身の知名度が高いということもあり、制作資金が集まりやすいというメリットがあります。起用する出演俳優も、同じ事務所の先輩・後輩など気の知れた間柄でのキャスティングも可能となりますし、無名の新人監督と比べるとはるかに高い注目を集めることができるでしょう。
コント・芝居など、「見られる側」での仕事に長年携わってきたからこそ、蓄積された知識・経験・コネクションを最大限に活かすことができるのです。

映画制作について学ぶ場所

映画制作について学べる場所の一例として、大学・専門学校の「映画学科」や「映像クリエイター養成コース」などが挙げられるでしょう。また近年ではインターネットが普及したことにより、従来よりも多くの人が映像制作に関心を持つようになりました。
自ら独学で学んだスキルで動画を制作し、無料動画配信サービスなどへの投稿が盛んにおこなわれています。なかにはプロの技術スタッフが講師となって開講するウェビナーなどもあり、これに参加することで独学以上のしっかりとしたノウハウ・スキルを身に付けながら映画制作を学ぶ人も少なくはありません。

映画制作に必要なスキル

映画制作に必要とされるスキルは多岐にわたります。
ここでは、そのなかでも制作の軸となる「脚本」「撮影機材」「編集」について解説します。

脚本の書き方

脚本の書き方は大きく分けて3つの要素で成り立っています。「柱」「セリフ」「ト書き」です。

「柱」
柱はカメラを置く撮影場所のことを言います。柱の描写はできるだけ簡潔に詳細な映像が思い浮かぶよう、詳細に書くよう心がける必要があります。例えば「道」だけではなく「商店街の大通り」「学校の裏道」の様な、イメージしやすい言葉が良いでしょう。

「セリフ」
こちらは視聴者にもお馴染みの言葉ですね。「劇中で登場人物が話す言葉」のことを指すものです。印象深いセリフを書くことができればその作品はより魅力的に映り、観ている人々を感動させることができるでしょう。

「ト書き」
人物の動作やそのシーンの状況を具体的に書き記したものを言います。ト書きは元々歌舞伎用語で、歌舞伎の脚本では古くから役者の動き・音楽を指定するために「ト振り向いて」「トやって来る」と書かれていたことから、「ト書き」と呼ばれるようになりました。

撮影機材について

映画の基本は「スジ(脚本)」「ヌケ(映像)」「ドウサ(演技)」といわれ、なかでも「ヌケ(映像)」にあたる撮影の部分を担うのが、映像の専門家であるカメラマンです。
カメラマンは映像制作の現場では「技術スタッフ」に含まれます。この技術スタッフは撮影・照明・編集など、主に機材のオペレーションをこなして制作を進めていくスタッフのことです。
撮影の技術スタッフのなかには、撮影の長である「カメラマン」照明を担当するする「ライトマン」クレーンなどを扱う「特機担当」などが所属しています。こうした撮影にかかわる技術スタッフは現場で高いスキルを身に付けた後、フリーランスで活躍する人が多い専門職です。

編集方法

映画だけではなく、テレビ・Web制作などでも高いニーズを誇るのが「編集者」です。こうした現場の編集ではCGを駆使することも当たり前になっているため、最新のアプリケーションを充分に扱えるスキルが必要とされます。制作物にはあらかじめ「タイムテーブル」が定められています。決まった時間内にきっちり収まるよう、膨大な撮影記録のどこを切り取れば視聴者にインパクトを与えることができるのかをコンマ1秒単位で考えるのが編集の腕の見せ所です。

まとめ

従来では映画監督になるためには長期間の下積みが必要とされたものですが、最近ではショービジネスに長年携わってきたスタッフや知名度の高い芸人、俳優などが映画監督へ挑戦することも珍しくはなくなりました。特別な資格が必要とされない分、ノウハウ・スキル・コネクションが必要とされるのが映画監督という仕事です。映像制作の現場に興味がある方はまず、プロが開講しているオンライン講座などへ参加してスキルを学び、新たな道への第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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