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Webサイト制作を成功させる要件定義テクニック
TIPS 2020.6.16

Webサイト制作を成功させる要件定義テクニック

制作側とクライアントの両者が適切に足並みを揃えるために最も重要なの「要件定義」と言われています。

Webサイト制作において一番やっかいなのが、「クライアントの後出しじゃんけん」です。「そういえば、言い忘れたんだけど、●●に◆◆を追加でよろしく!」といったようなコミュニケーションが増えると、Webサイト制作は一気に混乱します。

Webデザイナーはあらゆるバランスを考慮してサイトをデザインするため、要素が急に減ったり増えたりすると、デザインの土台は同じでも、デザインの質は大きく変わってしまいます。

理想的なWebサイト制作フローは、要件定義を一発で仕留め、そのまま制作側とクライアントが一直線に完成まで駆け抜け、完成されたWebサイトが期待した効果を発揮することです。

そこで、今回はWebサイト制作を成功させる要件定義テクニックについて掘り下げて解説していきます。

テクニック1:Web担当者以外の情報をきちんとヒアリングする

徹底した俯瞰こそ最高の要件定義を作り出す

ダメなWebディレクターは、要件定義のための情報をヒアリングする際に、Web制作担当者の声ばかりに耳を傾けるというものです。

Web制作の打ち合わせに登場するWeb担当者は、クライアントの単なる一部に過ぎません。クライアントはあくまで企業全体です。

Webサイト制作をスムーズに行いたいなら、そのWeb担当者を含めたクライアント企業の本質を掴む必要があります。

Web担当者の情報は直接対話で引き出すことができますが、そのWeb担当者から代表や他の部署の社員の価値観・好み・課題などをきちんとヒアリングする必要があります。

テクニック2:クライアントの決裁フローを知る

どうやったら「GO」が出るのかを掴んでおく

クライアント側がどのようなコミュニケーションを取り、許諾や修正指示に至るのかをきちんと聞き出しておきましょう。

このことで、Web担当者だけの意見を鵜呑みにできないことが分かってくる場合もあります。案の出し方や案を出す際のプレゼンテーションの仕方も変わってきます。結果的に、要件定義の内容の質も変わってくるのです。

テクニック3:課題解決でリテラシー教育を図る

良いWebサイトが判断できるように要件定義で顧客を育てる

Webサイト制作は「細かいことを気にする」と、一生終わりに近づきません。配色だけでも細かく言えば、ほぼ無限のパターンを作ることができます。一生終わらせないことはどのプロジェクトでも可能なのです。

一生こだわって作ることもできるという側面から見れば、極論、すべてのWebサイト制作物は妥協品と言えるかもしれません。だからこそ、細部を見過ぎてはいけないのです。

そこで、大事なのがWebサイトの質を課題解決で読み取るリテラシーを顧客に植えつけるということです。

例えば、上層部が「細部のデザインにうるさい」場合でも、「Aという状態をBにするために、Cという構成があり、Dというデザインを目指す」ということを要件定義に含めていれば、上がってきたデザイン案に対してきちんと効果の視点で見てくれるようになります。効果が高まり、自社の未来が良くなるイメージが湧けば、すんなりとGOを出してくれるようになります。

細部を気にし始めたら、大きな部分に思考をエスコートするような要件定義を作ることが大切なのです。

テクニック4:しつこいくらいに添付資料を請求する

クライアントが全力で資料を提示するケースは少ないと思っておく

ヒアリング時の情報だけでなく、なるべくクライアント側の実情や内情が分かる資料を提供してもらうことで、より筋の通った要件定義を作ることができます。

ダメなWebディレクターは最初の添付資料のみを参考にしますが、クライアントのWeb担当者は日々様々な作業に追われながら、こちらに資料を提供します。

なので、かなりのケースで本気で資料を探していません。Webを検索して探した方が質の高い情報を抜けることすらあります。

情報は徹底して追及してもらうようにしたいところです。「まだ●●な情報ってあると思いますので、ピンと来たものを片っ端から送っていただけないでしょうか?」と粘り強くクライアントに問いかけるのです。

テクニック5:ベンチマークを効果的に用いる

完成をイメージできる対象を様々に用意する

Webサイト制作になぜ要件定義が必要なのかというと、完成させていくものをクライアントが完全にイメージし切れないからです。イメージできないと不安にもなります。特にあれこれと不安を抱えやすいクライアントの場合、打ち合わせの度に、別のノウハウやスキームを持ち出して、サイトに変更を加えたいと感じてしまいます。

そこで、ベンチマークを要件定義に入れ込むと、クライアントは「この感じのものができるんだ!」と思うようになり、それをゴールと見なしてもらいやすくなります。

自社の制作実績で競合にならない他分野のサイトがあれば、それを見せるのが一番ですが、Webデザイン集などから、適切なサイトをピックアップしていくと良いでしょう。

既存サイトをたくさん見てもらうことで、クライアントの好みも分かってきます。

最後に:「やること」と「やらないこと」が明確な要件定義に

最初に要件定義で全力疾走をすれば、後のフェーズは楽になる

以上、Webサイト制作を成功させる要件定義のテクニックについてご紹介してきました。要件定義はそれを作ることが目的ではありません。

最初に要件定義でお互いを意思疎通させることで、総合的な制作コストを大きく下げることができるからこそ行っているわけです。

もちろん、頭の中でクライアントが求めるものが描けていて、デザイン案を出す度にクライアントからGOを貰えるディレクションができると確信した場合は、要件定義は不要です。しかし、要件定義的な頭脳はどんなプロジェクトにも欠かせません。

制作側とクライアント側が「やること」と「やらないこと」を要件定義にて明確化し、その要望レベルを超えさえすれば、制作はスムーズに進行するでしょう。

デザイナーやコーダーも「この通りにやれば、淀みなくクライアントは喜んでくれる!」と感じることができれば、一瞬一瞬の作業もハイモチベーションで取り組んでくれるようになります。ぜひ、全員が幸福になれる要件定義をマスターしていきましょう。

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