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クリエイターにとってのポートフォリオとは何か?作り方や制作サービスと共にご紹介
COLUMN 2020.5.11

クリエイターにとってのポートフォリオとは何か?作り方や制作サービスと共にご紹介

デザイナーやプログラマーなど、クリエイターと呼ばれる業種の方は「ポートフォリオ」という言葉を聞いたことがあるでしょう。近年では多くのクリエイター求人でポートフォリオの提出が求められるようになっていますが、ポートフォリオが具体的にどのようなものか詳しく理解できていない方もいるでしょう。
この記事では、クリエイティブ業界におけるポートフォリオの概要と制作ポイント、制作に役立つサービスを紹介していきます。

ポートフォリオとは

ポートフォリオは「携帯して中身を入れ替える資料集」という意味を持っており、クリエイターの世界では過去の作品集を指します。就職や転職で求められることが多く、クリエイター自身の能力を分かりやすく伝えられる便利な道具です。以下でポートフォリオについての概要を解説します。

名前の由来

ポートフォリオ(portfolio)はイタリア語の「portafoglio(ポルタフォッリオ)」に由来します。portafoglioとは「財布」のことで、常に持ち運ぶものを表します。また、英語でのportfolioの意味は「書類入れ」です。多くの書類を綴じずに持ち運ぶものです。綴じていないため、必要に応じて中身を入れ替えることができます。
日本で使われる「ポートフォリオ」とは、イタリア語と英語の意味を取り入れて「常に携帯しておき、相手に応じて中身を入れ替えて見せられる資料集」という意味合いがあります。

クリエイターのポートフォリオ

現代日本では、ポートフォリオは主に金融・投資、教育、クリエイターの3つの業界で使われています。クリエイターにとってのポートフォリオとは、自分がこれまでに作った作品をまとめたものを指します。グラフィックデザイナーならばチラシやポスターなどをまとめて、Webデザイナーの場合は専用のWebページにこれまで作ってきたWebサイトのリンクを貼ってまとめます。


クリエイティブ業界においては、ポートフォリオは就職や転職の際に求められることが多くあります。ポートフォリオの内容は自分ができることの紹介であり、面接の場で自分の実力をPRする絶好の道具です。自分の得意分野や面接先で求められる分野など、なるべく多方面の作品をまとめましょう。

ポートフォリオ作りのポイント

ポートフォリオは単なる作品集ではなく、見る人に自分を強く印象付けて売り込むための道具です。ポートフォリオを使って、短時間の面接で自分をより正確に伝えられるような工夫をしましょう。作成は丁寧かつ正直に行い、WebクリエイターであればWeb媒体と紙媒体を両方作り使い分ける必要があります。
ここでは、ポートフォリオの制作時に気を付けるべき6つのポイントをご紹介します。

自分の担当箇所を書く

複数人で取り組んだ作品をポートフォリオに入れる場合、作品内のどこを自分が担当したか忘れずに書きましょう。「このチラシのレイアウトとデザインをillustratorで行った」「このWebサイトのコーディングをJavaScriptで行った」など、担当分野や使用スキルを見る人に正しく伝える必要があります。見栄を張って嘘をついてしまうと、入社できても自身の実力以上の仕事をこなさなくてはならず苦しむことになります。

作品の順番と数に気を付ける

作品をまとめる順番と作品数にも気を配る必要があります。ポートフォリオを見るとき、普通は紙の冊子ならば前のページから、Webサイトならば上のリンクから見ていきます。会社の業種によっても変わりますが、原則として前のページ、上のリンクほど新しい作品を載せるべきです。新しい作品は成長した自分が手がけた作品であり、見る人に自分の最も高い実力を強く印象付けられます。面接の場では長く見ている時間がないため、高い評価を受けられる作品をより早く面接官に見せましょう。


また、あまり多く載せても面接中には全て見てもらえず、充分なアピールにはつながりません。少なすぎても実力を満足に伝えられないため、概ね3~10個が適度な数です。

見やすく仕上げる

ポートフォリオは応募先の社員が見るもののため、なるべく見やすく、作者を理解しやすい構成にしましょう。面接の短い時間では、自分について口頭で充分に伝えるのは難しいことです。口頭で話すことは最小限にとどめて、ポートフォリオに書けることは全て書いてしまった方がより正確に自分を伝えられます。

各作品のどこにどれだけ関わったか、どのような点を意識して何を学んだか、得られた経験を今後どのように活かしたいかなど、単に作品の概要を書くだけでなく、ポートフォリオだけでほぼ説明できるくらいにまとめると良いでしょう。

応募企業ごとに並べ替える

ポートフォリオの作品順は新しい順が原則ですが、応募先の業種や募集内容に応じて並べ変える必要もあります。会社が面接で求める人材は自社の業種や力を入れたい業種が得意な人であり、ポートフォリオではそのような分野への適正を優先して見せるべきです。最初に会社が求める内容を載せて、その後自分が得意な内容を載せると効果的なアピールにつながります。求められる内容は会社ごとに変わるため、ポートフォリオの構成は受ける会社ごとに最適なものに変えていきましょう。

外見より中身

紙の冊子でポートフォリオを作る場合、全体をまとめる装丁にこだわりすぎる必要はありません。高く豪華なファイルを使ったり必要以上に装飾を凝ったりしても、面接官からの評価はあまり上がりません。ファイルは容易に手に入る1,000円程度のもので充分ですが、値札シールをはがす、汚れが付かないように扱うなどの気配りは必要です。最低限の気配りができていないという悪印象を与えないようにしましょう。

紙媒体とWebサイト

Webクリエイターのような、作品が物として手元にあるわけではないクリエイターも、Webサイト媒体のポートフォリオとは別に紙のポートフォリオを用意しましょう。


紙のポートフォリオは面接時に役立ちます。Web上のポートフォリオはインターネット環境がないと閲覧できず、回線により動作が遅くなることもあります。面接会場の環境がどうなっているか分からない以上、インターネットに頼らない紙媒体の方が便利です。また、面接官がインターネットに明るくなくとも、紙であればスムーズにポートフォリオを見せて渡せる利点もあります。


一方でWeb上のポートフォリオにも、紙面では表現できない動きや微妙な色合いを容易に表せる、作品をリンクから直接表示できるため手間がかからないなどの利点があります。可能な限りWebと紙の両方でポートフォリオを作り、Webで広く自分を紹介する、紙で面接官に自分を売り込む、と使い分けましょう。

ポートフォリオ制作に役立つサービス

Web上のポートフォリオは、作品につながるリンクをまとめたポートフォリオサイトという形式をとります。ポートフォリオサイトを1から作ろうとすると、ある程度のスキルとセンスが必要になります。しかし、ポートフォリオやホームページを制作できるサービスを利用すれば、誰でも比較的簡単にポートフォリオサイトを作れます。
この章では、ポートフォリオサイトの制作に役立つ多くのサービスからおすすめの3つをご紹介します。

Portfoliobox

世界中で多くの利用者がいるポートフォリオ制作サービスです。デザインやレイアウトのテンプレートが充実しており、画像・動画の挿入やフォント・背景色などの変更と合わせて思い通りの美しいポートフォリオを作れます。無料でもある程度の規模のポートフォリオが作れるため使いやすく、有料版では作成数に制限がほぼなくなります。製作可能なポートフォリオサイトはパソコン用だけでなく、スマートフォンやタブレット用もあります。特にクリエイターのポートフォリオ作りに適したサービスです。

Strikingly

初心者でも利用しやすいホームページ制作サービスです。ポートフォリオサイトだけでなく、ブログやECサイトなどの他サイトも作れます。非常に多くのテンプレートが用意されていて、丁寧な操作説明に従って簡単にクオリティの高いサイトが制作できます。日本語にも対応しているため英語が分からなくとも問題ありません。Webサイトの扱いが得意でなくとも容易に美しいポートフォリオサイトが作れるため、Web媒体だけでなく紙媒体のポートフォリオ作りにも適しています。

Ameba Ownd

サイバーエージェント社が提供するホームページ制作サービスです。サービス開始が2015年と比較的新しく、スタイリッシュで洗練されたデザインが利用できます。日本企業によるサービスのため、日本語で利用・サポートを受けられます。Ameba Owndは無料プランでも独自ドメインを使用できます。別途ドメイン使用料はかかりますが、一般的なホームページ制作サービスと比べて安価に独自ドメインの取得が可能です。独自ドメインがあると検索でサイトが表示されやすくなり、Webポートフォリオの目的である「多くの人に自分を知ってもらう」ことが達成しやすくなります。

まとめ

クリエイターにとってポートフォリオとはこれまでの作品集のことで、就職や転職時に自分を伝えるために役立ちます。短い面接時間で自分のことを面接官により詳しく知ってもらえるように、内容や順番など多くの部分に気を遣う必要があります。Web媒体のポートフォリオは制作に手間がかかりますが、多数のサービスを利用して手軽に作ることもできます。
ポートフォリオはクリエイターにとって職務経歴書のような存在で、業界の経験がない人にとってはさらに重要なものです。クリエイターとしての自分を業界により強く知らせるために、丹精を込めてポートフォリオを作りましょう。

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