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編集ライターを目指す方へ!有用なスキルや面接での注意点を紹介
COLUMN 2020.4.09

編集ライターを目指す方へ!有用なスキルや面接での注意点を紹介

世の中には新聞・雑誌・ネットニュースなど非常に多くの文章コンテンツがあります。これら文章コンテンツを作っているのが「編集者」と「ライター」です。まとめて「編集ライター」と呼ばれることもありますが、両者は職務内容も必要な能力も異なります。この記事では、編集者とライターの違いやそれぞれに就職するための有用スキル、面接での注意点をご紹介します。

編集者・ライターとは

編集者とライターは同じ業界で活躍する職種ですが、両職種の具体的な業務内容は異なります。編集者はコンテンツ制作全般を行うのに対して、ライターは記事の執筆を専門に行います。適性も両者で異なり、勤務形態にも差が見られます。以下では、似て非なる職業である編集者とライターの違いを中心に解説します。

編集者とライターの違い

編集者とライターの大きな違いは、コンテンツ制作において携わる工程の違いです。コンテンツを1つ作るためには、大きく分けて「企画」「段取り」「執筆」「編集」の4工程があります。これらのうちライターが携わるのは執筆工程のみで、残りは全て編集者の仕事です。

初めに編集者がコンテンツの企画を行います。コンテンツを掲載する媒体のテーマや読者層を考慮して内容を決めます。企画完了後は制作の段取りを決め、ライターやデザイナーなどに仕事依頼を出します。この際に必要予算も決まります。

編集者から依頼を受けたライターは記事の執筆を行います。タイトルやコンセプトなどの依頼内容に沿って必要な情報を集めて、記事を執筆後編集者に提出します。編集者によっては、ライターに頼らず自分で執筆することもあります。

記事を受け取った編集者は、最後の編集工程として必要に応じた記事内容の修正を行います。編集が終われば晴れて入稿となり、編集者とライターで作り上げた記事を媒体に掲載します。

勤務形態

編集者とライターは勤務形態に違いがあります。編集者は大半の場合、出版社や広告関連企業などに勤務しています。編集者の求人は希望者に対して募集枠が少なく、どの求人でも高倍率になる傾向があります。

ライターは編集者と同様に企業勤めも多くいますが、比較的フリーランスの数が多い職種です。出版社で編集者を務めていた人がフリーライターとして独立することも珍しくありません。

向いている人

編集者とライターに向いている人物像は共通している要素もありますが、多くはそれぞれで異なります。共通している要素としては、さまざまな物事に興味を持ち入念に情報を集められる人物が向いていると言えます。

編集者に向いている人

編集者に向いている人物は、まず企画力やスケジュール管理能力を持っている人です。高評価されるコンテンツを作るためには、企画段階で無理のない予定を組み、その予定を確実に実行する必要があります。作業工程全般に関わるため、工程の全てを俯瞰的に見る能力も必要です。

また、人とは違った方向から物事を考えられる人が向いています。売れる・人気の出るコンテンツとは、ありきたりな内容ではなく斬新で読者の興味を惹くような内容です。これまでに誰も考え付かなかったことを考えられる人が編集者向きの人材と言えます。

ライターに向いている人

ライターは何よりも文章の読み書きに対する興味が大切です。毎日大量の文章を書く仕事であり、さらに文章の質を向上させていく必要があります。そのため、「文章を読む・書く」作業が楽しいと感じる人でなければ良いライターになるのは困難です。

また、理解力や表現力も求められます。編集者が記事に求めている意思を依頼から正確に把握して、編集者の意思が読者によく伝わる記事を書く必要があります。上手く理解・表現ができないと、書いた記事を編集者に多数訂正されたり、受領されなかったりもします。ライターとしての自分を否定されたような気分になりますが、逆境にめげないタフな精神力もライターに必要な力です。

編集者・ライターになるには

編集者やライターになるために必須の資格はありません。ただ、実際に編集者やライターとして安定的に活動するためにはいくつかの講座受講や資格取得を行っておくと良いでしょう。また、文章を読み書きする仕事であってもコミュニケーションは頻繁に取るため、話す・聞くという会話の技能も必要です。

編集・ライター養成講座を受講する

編集者やライター向けの講座を受講しておくと、実力を磨くと同時に企業面接の際に意欲をアピールできます。

有名な講座として株式会社宣伝会議が主催する「編集・ライター養成講座」があります。企画・取材・執筆という編集者やライターの業務に必要な工程を一通り学習できて、課題演習や卒業制作を通して実践経験も積める講座です。受講価格は税抜16万円と少し高めですが、説明会や体験講座で自分に合うか確かめてから受講できます。

校正技能検定試験を受ける

編集者もライターも必須の資格はありませんが、業務内容と関連の強い資格を取得しておくと就職にも実務にも有利です。

代表的な資格として、日本エディタースクールが主催している「校正技能検定試験」が挙げられます。日本で唯一の校正技能を測る試験です。校正は元々出版業界で欠かせない技能でしたが、デジタル化と共に重要性が増加し続けています。初級・中級・上級の3段階に分かれており、初級は日本エディタースクールを含む教育機関3校で単位を取得すれば認定されます。中級以上は実技と学科からなる統一試験を受ける必要があります。

コミュニケーション能力を鍛える

編集者もライターもコミュニケーション能力が必要です。編集者は主に企画や段取りの工程で各担当者と話す必要があり、ライターも取材のために人と話します。また、編集者とライターが企画内容への認識を正確に共有するためにも綿密なコミュニケーションを取らなくてはなりません。

特に取材の際には、必要な情報を上手く引き出すために取材相手と良好な関係を築く必要があります。おかしな話し方で相手を不審がらせてしまってはあまり多くの情報を語ってくれないでしょう。また、質問が理解しづらいと内容を誤解されて、正しい情報が得られない可能性もあります。

編集者・ライターの面接でのポイント

編集者やライターになるための面接では、いくつかの注意点があります。志望動機の確立や頻出する質問への対策などの業種を問わず大事なことに加えて、物書きの仕事ならではの重要事項もあります。

志望動機を固める

編集者やライターに限った話ではありませんが、面接を受ける際にはその企業を志望する動機をしっかり固めておきましょう。

基本的に、編集者やライターの面接で志望理由が「本が好きだから」「文章を書くのが好きだから」というだけではなかなか採用されません。特に編集者の求人倍率は非常に高いため、本や執筆が好きだという、業界人にとって前提とも言える志望理由では採用担当者の興味を引けません。どのような本や記事を作りたいか、企業のどのような点に魅力を感じたかなど、「本や執筆が好き」から一歩突っ込んだ動機を考える必要があります。

履歴書を工夫する

面接で必ず必要になる履歴書の書き方にも工夫が必要です。文章を書いたりまとめたりする業種のため、企業側は履歴書の書き方から志望者の実力やセンスを測ります。また、採用担当者は志望者数の多さに合わせて大量の履歴書を見る必要があり、1枚ずつじっくり見てはいられません。

履歴書を書くときは、まず採用担当者の目を引きやすい履歴書に仕上げることが大切です。誤字・脱字をせず、手書きならば字が下手でも丁寧に書くことは基本です。志望先の会社によっては、キャッチコピーをつけたり自分のブログURLやSNSアカウントなどを書いたりする方法もあります。

採用担当者が「おっ」と思うような履歴書を書ければ面接でも優位に立てます。

よく聞かれる質問に備える

面接ではさまざまな質問をされますが、答える際に長く考えたり言い淀んだりすると面接官に悪印象を与えてしまいます。面接官からよく聞かれる質問に対する回答は事前にある程度考えておきましょう。どの業種でも頻出する質問は「自己紹介してほしい」「なぜ弊社を選んだか」「入社後に活かせるスキルはあるか」などです。

また、特に編集者の場合は「最近どのような本を読んだか」という質問があります。この質問で聞きたいことは、本の種類そのものよりも「読んだときに何を感じたか・考えたか」という点です。そのため、読んでいて具体的にどう感じたかを重点的に説明する必要があります。

テストライティング

ライターの求人では「テストライティング」を求められることがあります。テストライティングは志望者の執筆能力を測るテストで、大まかなテーマと読者層を指定して実際に記事を書かせます。

テストライティングで大切なことは「なるべく締切より早く提出する」「誤字脱字のないようにする」など多々あります。中でも最も大切な要素は「読者の内面的な悩みを解決できる記事を書く」ことです。記事を読む人は、その記事の内容が悩み解決のヒントになることを期待しています。

例えば、デートスポットの紹介記事を読む人は「デートでどこに行こう」という表面的な悩みがあります。しかし、その人の内面では「デートで恋人からもっと好かれるにはどうすれば良いだろう」という悩みがあるでしょう。表に出ている悩みだけでなく内面の悩みまでも解決できる記事が「良い記事」であり、テストライティングで高評価を受けられる記事です。

まとめ

編集者もライターも簡単な仕事ではありません。コンテンツ一つひとつを作るために入念な情報収集をします。文章を読み書きするだけでなく人とのコミュニケーションもしっかり取る必要があります。面接では編集者・ライター独自のものを含めて多くの対策をしておくべきです。

大変な仕事ではありますが、自分の手でイチから作り上げたコンテンツが世に出た時には強い達成感が得られます。そのコンテンツが世間から高評価を受けられればなおさらです。自分が作ったコンテンツを大勢の人が気に入ってくれる光景を夢見て、その夢に向かって努力していきましょう。

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