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情報商材業界からクリエイターが学ぶべき5つの教訓
COLUMN 2020.3.27

情報商材業界からクリエイターが学ぶべき5つの教訓

情報商材はコンテンツ販売において「詐欺」のようなイメージを持っている方も多いと思います。確かに情報商材の世界は、ユーザー側にとっては「危ない世界」です。

再現性の明らかに低いノウハウを数十万円で売り付けるインフォプレナー(情報起業家)は普通に存在します。

特に「稼ぐ系」と言われる分野は、詐欺商材が乱発しがちです。

情報商材の中には、一般の市場では公開されていない良質なノウハウが詰まった商材も確かに存在します。しかしながら、多くの詐欺商材と同列で埋もれてしまい、なかなか良い商材にスポットが当たりません。

しかし、そんな情報商材業界から、私たちは学ぶべきものがあります。特にクリエイターの方は、情報商材業界の「コンテンツの売れ方」を知ることで、自分自身のクリエイティブ活動の視点を増やし、視野を広げることができます。

そこで、今回は、情報商材業界からクリエイターが学ぶべき教訓について解説していきたいと思います。

教訓1:不安を抜群に煽れば、商材は大きく売れる

情報商材業界のセールスレターは、相手の煽れるところは思いっきり煽っていきます。セールスレターで推奨する情報購入を選択する以外は、悪で不幸の道を歩むようなプレゼンテーションをしてくるわけです。

しかし、これは不安を抱えている人には面白いくらい刺さります。

内省しながら不安と直に向き合い、冷静さと情熱を持って自分の主体的な判断で成功を積み上げた人は、自分軸があるので、扇動されるよりは、提示されて、その提示されたものを自分で積極的に切り取っていきます。

一方、不安に常にさらされ、自分の主体性による成功を信じられないと、外部の白黒による扇動と先導に心を惹かれてしまいまいます。

「これだ!」「これしかない!」と言われると、不安で視界が不明瞭な人にとっては、「これを選べばいいんだ!」と楽になれるからです。

この事実は真っ当にコンテンツを作る際にも、大きな教訓になります。細かく商品の内部を伝えるよりも、潜在顧客の不安を分かりやすく受け入れ、未来に取り組むべきことをシンプルにしたほうが商品は売れやすくなる可能性があるということです。

作り込むべきは、コンテンツだけでなく、「潜在顧客の安心感」であるということも心に留めておくべきでしょう。

教訓2:私たちは時と場合によっては、常に情弱的である

この世の中には「情報弱者」と呼ばれるべき属性の人がいて、その方たちは無知がゆえに、あまりにもスムーズに、セールスレターの内容を信じ込んでしまいます。

インフォプレナー(情報起業家)の多くは、自分の専門性や実績やノウハウを「知らない人」に売っていくため、基本的には自分よりも情報弱者に対して商品を売る構造が出来上がります。

こうした事実から私たちが学ぶべきことは、知らない人にこそ真摯に向き合うことの大切さです。

あまりにも強くそして単純に信じてしまう人には、あまりにも強くそして単純なメッセージが響くのです。

これは、私たちが詳しくない分野に直面した時に感じることだと思います。思考の基礎すら出来上がっていない分野では、思考を遊ばせる応用はできませんし、新しい情報を理解することにはメンタルの負荷が掛かります。

私たちは時と場合によっては、常に情弱的であるのです。

教訓3:コンテンツの質を情報受容者は正確に判断できない

当たり前かもしれませんが、「良い物」を作れば売れるわけではありません。購入するという行為を促す最重要の鍵は「良い伝え方」をすることです。

情報受容者は、できることなら前向きで在りたいと考えています。つまり、発せられる情報に対してポジティブでシンプルであることを無意識的に望んでいるわけです。

それに、情報受容者はすべての分野に対して専門的な解釈をすることができません。

情報発信者がどんなに丁寧に情報を伝えたところで、その質感を情報受容者は正確に判断できないのです。

だからこそ、情報受容者の未来の姿をことごとくイメージさせ、商品を手に取り利用することで、なりたい自分、叶えたい未来が実現されることを強くアピールすることに効果があるのです。

売れるコンテンツクリエイターとは、潜在顧客の未来を演出するプレゼンターなのです。

教訓4:曖昧なプロダクトはかなり長尺に語るぐらいが丁度いい

情報商材のセールスレターを真剣に読み込んだことがありますか?プロダクトによっては、かなり長く、文字数にして3万以上のランディングページなんてザラにあります。

しかし、それぐらい長尺に語るぐらいが、ノウハウなどの曖昧なプロダクトを売る場合は丁度いいのです。

長尺の主張で売れることを知らないディレクターやデザイナーからすれば、「こんなページでは絶対に最後まで読んでくれない」と思うかもしれません。

しかしながら、商品ニーズを持った人は違います。そのセールスレターは、自分の未来に関わっているわけです。自分の未来について語られているようで、読めば読むほど、自分の未来の可能性を感じられるわけです。

これって、なんだか自分自身の内実や将来性について語り掛ける占い師と同じですよね。

長尺で売れるセールスレターの構造を理解することができれば、クリエイターとしてモノを売ることについての理解度がさらに深まるでしょう。

教訓5:異質な世界観を購入者自身が望んでいる

情報商材のセールスページのデザインや雰囲気はかなり独特です。浮世離れしているというか、毒々しいというか、もう異質な世界がそこに広がっています。

しかし、その異質なオーラが売れる秘訣でもあります。異質であればあるほど、「一般の世界には降り立っていない情報」だからです。

秘められた情報であり、その秘められた情報にアクセスしたいという気持ちを高めさせてくれるのです。

つまり、異質な世界観を購入者自身が望んでいるのです。

これは、情報商材の世界だけでなく、スピリチュアル系の商材のマーケティングでも同様のことが言えるでしょう。

最後に:私たちはダークネスからたくさんのことを学ぶことができる

以上、情報商材業界からクリエイターが学ぶべき5つの教訓について掘り下げてきました。

ダークな業界のダークサイドを単に遠ざけるだけでなく、ダークな世界が成り立つ内情や本質を思考し、そこから学びを得ることで、私たちは新たな解決策やアイデアを得ることができます。

清く正しく美しく、綺麗ごとを貫いてクリエイターとして生き生きと活躍していきたいですよね。ぜひ、今回の記事も参考にしてみてください。

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