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グラフィック×Web×イベントのシナジーから生まれるコミュニケーションデザインの可能性。
INTERVIEW 2020.3.24

グラフィック×Web×イベントのシナジーから生まれるコミュニケーションデザインの可能性。

株式会社コンパス イベントプロデューサー 川上尚枝/グラフィックデザイナー 大山友梨/Webプロデューサー 秋田耕平

広告からブランディング、クリエイティブコンサルティング、イベントや映像までコミュニケーションデザインに関するあらゆるソリューションを一元化して手掛ける株式会社コンパス。自ら“クリエイティブブティック”を名乗ることからもわかるように、少数精鋭のプロフェッショナル集団である。今回はグラフィック、Web、そしてイベントそれぞれのセクションから第一線で活躍するクリエイターに集まっていただき、仕事の実態から現場の雰囲気、今後のキャリアビジョンに至るまでざっくばらんに語ってもらった。

ひとりあたりの守備範囲が広い

―いまみなさんは主にどんなお仕事を手掛けていますか?

秋田:僕はWebプロデューサーとして、クライアントからの要望を形に落とし込むトータルディレクションワークを担当しています。コーポレートサイトのリニューアルもあればECサイトの立ち上げだったり、案件によってさまざまです。最近は、時期的なこともあると思いますが採用ページの新設プロジェクトが増えてきました。

大山:私はグラフィックデザイナーなんですが、大手自動車メーカーの高級車専門販売店が出しているセールスプロモーションのツールをメインで担当しています。印刷物中心ですね。月に一度のペースで販売店が企画するDM制作がやってくるので、毎回工夫して変化をつくるようにしています。

川上:イベントの企画から制作、運営と全部やってます。私がこの中ではいちばんの古株で、いまは在京キー局の事業案件のイベントとプロモーションがメインですね。細かい街頭イベントや店頭催事はなくて、もっと大きな軸でのプロデュースやディレクションしながら外部ブレーンをまとめつつ、クオリティと予算管理を手掛けています。

―入社してどれぐらいになりますか?

川上:この会社の前身からいるから、もう15年?この中だと秋田さんがいちばん最近入ってきたんだよね。

秋田:まだ入社半年目です。前職は事業会社でWeb担当者としてサービスの企画設計やサイト運用をやっていたんですが、10年経ってそろそろ仕事の幅を拡げたいなと思い、コンパスにジョインしました。大山さんは新卒入社なんですよね。

大山:私は新卒、というか、アルバイトでそのまま社員になったという。就活というものをしていませんでした(笑)。いまも一緒に仕事している先輩が同じ学校の卒業生で、声をかけていただいたのがきっかけです。最初はインターンで、そしてそのまま…7年経ちましたね。

川上:7年!?あっという間だね。入ったころはアシスタントでいろいろお手伝いしてたよね。

大山:はい、本当にいろいろ経験させていただいて、最近ようやく高級車に落ち着いたという。秋田さんって前職でも同じWeb畑ですけど、やっぱり違うところってあったりするんですか?

秋田:いやあ、ひと言でWebといっても全然違いますね。前職では自社コンテンツのWebをいかにブラッシュアップするか、という仕事だったんですが、コンパスでは受託でディレクションワーク中心ですからね。クライアントの要望を噛み砕いて形にするのをスピード感もってやるっていうのは面白いです。

川上:WebチームのおかげでイベントによってはクリエイティブにWebサイトつくってもらったりできるのが強みよね。それとうちはプロモーションもやってるからね。展覧会や美術展のプロモーション事務局の仕事をいただくこともあるから。その流れで広告展開のプランまでお手伝いすることもあるんだけど、そんなときもいろいろ意見聞いたりできるのってありがたい。

シナジーがハマると会社としても面白くなる

―では結構現場ではリソースのシェアとかが活発なんですか

大山:いや、Webチームとはまだあまり…(笑)。

川上:あれ?最近一緒になんかやってなかったっけ?

秋田:いま特集ページを1~2枚ぐらい、一週間ぐらいでお願いしています。そのやりとりはありますけど、まだメインのデザインワークは外注に出すケースが多いですね。それはリソースの問題が大きいけど。

川上:レギュラーワークが多いから無理もないかもね。直接クライアントと取引あって、しかもお付き合いが長いから。なおかつ少数精鋭でしょ。私も大山ちゃんの様子をそっとうかがって、隙間を狙って「ここいける?」とか「ロゴだけお願い!」とか。

大山:そういえば川上さん、よくADに怒られてますよね。勝手に現場からはがすな、って(笑)。

川上:そうそう(笑)でもそういうのがハマっていくと会社としても面白くなるし、BtoBだとなかなか一般ユーザーと向き合う機会ってないじゃない?イベントは一般向けばかりだから否が応でもいろんな人の目に止まるクリエイティブができる。あとバジェットも大きいから、あちこちで見かけるものが作れるし。

大山:確かに。

川上:会社もそういうシナジーの流れを大きくしていこう、って動きになりつつあるよね。とはいえまずは自分のチームを強くして、いかにそのあとジョインできるか、というトライアルの年だよね、2020年は。

―それぞれの仕事でこだわっていることってなんでしょう

秋田:なんといってもスピード感ですね。前職では半年、一年かけるのが当たり前だったのですが、コンパスではLPを2週間で、という案件がザラにある。スピードとスケジュールが違うので、それだけPDCAを回せます。経験値を積むのにもピッタリですし。

大山:いまの高級車の仕事がかなり長いので、できるだけ毎回新しいものを提案できるように挑戦していますね。やはりマンネリ化するとクライアントからの信頼もなくなるし、DMなりツールを受け取るお客様も飽きると思うんです。スタイリッシュさを意識しつつ新しさをどう出していくか。常にアップデートし続けています。

川上:イベントの場合、制作についてはお客様にいかに楽しんでもらえるか、のその先をつくること。あと安全であること、スタッフ全員の満足度を高めること。加えて演出面と、苦手というか嫌いなんだけど予算のせめぎあい(笑)。イベントは足が長いし、動き出すと頭も体も持ってかれるし、人数は足りないしで大騒ぎなんだけど、終わりが必ずくるからね。

秋田:イベントは終わる。それが大事なんですね。

川上:終わるためにやってるといってもいい(笑)。

少人数で一元化できることが何よりの強み

―コンパスで活躍できる人って、どんなタイプだと思います?

大山:デザイナーでいえばストイックな人ですね。そのほうが仕上がりいいものができるから。やっぱり自分で突き詰めていくタイプじゃないと、逐一全部教えられる環境ではないですし。形にすればそれでいいってものでもないし。ディティールの仕上がりが結構重要なんです。そこを突き詰められる人がいい。

秋田:コミュニケーションがちゃんと取れる人かな。クライアントサイドの要望を汲み取って、現場のクリエイターにきちんと伝えられるスキルの持ち主。両面でコミュニケーション取れることがWebのディレクションには欠かせないと思います。

川上:活躍できるタイプはいま大山ちゃんや秋田さんが言ってくれた通りなんですが、個人的に欲しいのは営業力のある人ですね。人間力といいますか。クライアントからの要望を下に伝えることはもちろん、加えて仕事をひっぱってくる力も重要なので。

秋田:そのために必要なスキルってなんでしょうか?

川上:スキルというよりも信用だと思う。この人だったら、とクライアントから信頼されること。ウチって代理店仕事があまりないから、信頼してもらうことがホント大事で。そういう意味ではこれまでは自分を含めてコンパスのクリエイティブのクオリティが営業になっているんだけどね。

大山:今後コンパスがいろいろやっていくなら、何か強みを持った営業メンバーは欲しいですよね。

―それぞれがいま感じているコンパスの強みってなんでしょう

川上:やっぱり川上から川下まで一元化できることにあると思います。企画から制作、運用までという縦軸ですね。そこに横軸のプロデュース能力が加わると、グラフィック作ってWebプロモーションに展開して、私たちがリアルイベントでプロモーションするというような有機的な動きが生まれますよね。

大山:それいいですよね!今後が本当に楽しみです。デザイン単体でいえばオーダーだけでなく必ずプラスアルファの提案ができるところが強みです。3案つくって、さらにもう1案全然別の方向で作るとか。

秋田:入社して感じたのはアウトプット全般が担えることって実はすごいことだなと。クライアントのやりたいことの根幹があって、それに応えるコミュニケーションとしてWebだけでなく紙も選べる、プロモーションやイベントも選べる、というのは単純に武器が3つも4つもあるってことじゃないですか。

大山:しかもそれを「こういうことですよね」って企画に落とせるメンバーもいますし。ソリューションの方法は紙かもしれないしWebかもしれないし、イベントかもしれない。そのときこれしかできない、というのは本当の意味で課題解決になりませんからね。

―シナジーを強化していくという今後の展開に期待しかないですね

大山:私自身も上流工程に携われるようにスキルアップしていきます。もっと企画ができて、アートディレクションも手がけられるようにならないと。

秋田:いずれは事業として自社発信のサービスを持てるようになるといいな、と思います。どうしても受託案件は受けられるボリューム、捌けるボリュームに限界があるんですよね。その中で売上伸ばすには単価上げるか案件増やすかしかない。そうじゃなくてもう一つの軸を作りたいなと。

川上:コンテンツホルダーとしての仕事はずっとしてみたい気持ちあったから、そういうのいいよね。もしコンテンツ作るならそれにのっかってプロモーションもできるし。今後、シナジー強化とともに新規事業かなにかで会社が変わっていくことは楽しみでしかないですね、個人的に。たぶん、いまの私たちが有機的につながってコンパス発信のサービスが手がけられるようになると、この体制が本当に活きてくると思います。

―本当に楽しみですね!ありがとうございました

取材・編集:早川博通 撮影:小野千明

▼株式会社コンパスのその他インタビュー記事

・目指すは、経営者を虜にするクリエイターの集団。クライアントから必要とされる翻訳者とは。

株式会社コンパス

川上尚枝(左)
イベントプロデューサー。コンパス前身の会社から活躍するベテランメンバー。企画から制作、運営まで全て手掛ける。イベントがはじまると自宅と現場の往復となり、社内で見かけることはめったになくなるが、いるときは必ず声でわかるという存在感の持ち主。
大山友梨(中央)
グラフィックデザイナー。コンパスには学生時代の先輩の手引きでアルバイトとして入社。アシスタントを経て現在に至る。現在のメインミッションは大手自動車メーカーの中でも特にハイエンドな高級車のセールスプロモーション全般。紙を得意とする職人肌。
秋田耕平(右)
Webプロデューサー。前職は事業会社でのWeb担当として活躍。主に自社コンテンツのWebサービスをいかにブラッシュアップするか、というミッションに取り組む。入社10年を区切りにより仕事の幅を広げるべく転職を決意。コンパスにジョインする。

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