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クリエイターのニュアンスをどこまで汲み取れるか。ディティールへのこだわりに命を吹き込むエンジニア。
INTERVIEW 2020.3.21

クリエイターのニュアンスをどこまで汲み取れるか。ディティールへのこだわりに命を吹き込むエンジニア。

株式会社マイティ・マイティ コミュニケーション・デザイン事業部 エンジニア 小笠原 剛 ディレクター 鈴木綾佳

クリエイティブにおけるエンジニアの存在感は、近年ますます大きなものとなりつつある。特にデジタルメディアにおいては、動きのあるアプローチをはじめとした『裏側の仕掛け』のバリエーションが表現の自由度を左右する。また日々進化するWebの世界ではサイトのリリースはゴールではなく、むしろそこからはじまる運用に価値の重きが置かれる傾向にある。にも関わらず、制作会社で活躍するエンジニアの実態にスポットライトが当たることはさほど多くない。そこで今回はマイティ・マイティに籍を置くエンジニアと、同じチームで業務に取り組むディレクターに、クリエイティブの現場におけるエンジニアの重要性について語ってもらった。

クライアントの要望にどう応えるか、が醍醐味

―制作会社におけるエンジニアの役割について教えてください

小笠原:大きくは新規制作と運用に分かれます。新規の場合は技術的な要件が必要な場合、最初からプロジェクトにコミットしていきますね。運用の場合はある程度、対応範囲が決まってくるので、実施にあたっての期間と予算を出し、アグリーが取れれば進めていく、というスタイルがほとんどです。

鈴木: お客様からのご要望はどうしてもふわっとしていることが多いんですよね。その中でベストな方法は何なのか、どういう技術を使えば期待を超える仕様になるか、といったことをエンジニア主体となって提案してもらえるのは、ディレクターの立場からしてもありがたいし、頼もしいと感じます。

小笠原:やっぱり要望にどう応えるか、ということを考えるのが一番楽しいです。自分がそれまでに手掛けてきたことの延長線上にあるものもあれば、知ってはいたけど未着手だったもの、まったく未知なるものなどいろいろあります。いずれにしても調査して、実験して、応えていくというのが何よりのやりがいなんです。

鈴木:なかには難しい要望もありますよね。無茶なオーダーというものもあるんです。でもそれに対してもきちっと代替案を出してくれますし、コスト面やスケジュールといった点での難しさについてはフェーズを切った提案や可能な範囲を提示してくれるので、助かります。

小笠原:往々にしてクライアントはやりたいことが膨らんでいくものですからね(笑)。ちょうどいい落とし所を決める上で、僕らエンジニアは信頼性のあるジャッジを出さなければいけないと思っています。特にマイティの場合、作ったら終わりじゃなく納品してからがスタートといってもいい。

鈴木:運用や改修も想定しての提案になりますよね。クライアントのほうでCMSで更新するのか、それともマイティ側に運用までご依頼いただくのか。いろんなケースを想定した上で、ベースがしっかりしていないといけない。

小笠原:どちらにしてもきちんとしたコードで書かれている必要がありますよね。安価で早いけどおかしなものを作ったところで運用できなければ意味がない。そういった面でエンジニアの知識、技術、意見がすごく重要なんじゃないかと思います。

―もともと小笠原さんはSEだったんですか?

小笠原:バックエンド側をやっていました。基幹システムとか作っていたんですが、当時、フロントで動きが賑やかなのが流行ってたんですよ。フラッシュ動かすとか。それとバックエンドの技術を連携させて、いろんなサイトを作りましょうという時代でした。

鈴木:それでシステム会社から制作会社に移ったんですね。

小笠原:そうそう。もともとクリエイティブ思考はあったんだけど、実地経験を積みたくて。で、システム会社からマイティに移ったのが…もう10年も前になるんだ(笑)。

鈴木:私は制作会社出身なんですけど、サイト作って終わりじゃなくて、その先の一緒に育てていくところまで手がけられる環境に行きたくて。マイティの募集を見た時、ここならワンストップソリューションができる、デザインもエンジニアも内製だからチームでサイト作ってお客様と育てられる魅力的な環境だ、と思いました。

「ふわっと」や「ゆっくり」のイメージをどこまで再現できるか

―エンジニアが内製であることの最大のメリットってなんでしょう

小笠原:クライアントの要望に応えるにはどういうアプローチが必要か。あるいはできるできないのジャッジが可能なことがメリットではないでしょうか。細かいチューニングもできますし。それって中にいないとなかなか難しいでしょう。実際に社外のエンジニアさんにパーツを依頼することあるんですが、あがってきたものを見ると「あれ?」ってこと、多いですし。

鈴木:どんなことに「あれ?」なんですか?

小笠原:うん、思ってたのとなんか違うというか、デザイナーさんのこだわりの部分がなくなっていたり…内製ならそんなことになりませんからね。ここどうします?みたいな細かいやりとりができるし、クリエイターのニュアンスを汲み取ることもできる。デザインに動きをつけたい、というオーダーひとつとってもふわっと、とか、もっとゆっくり、とかね。

鈴木:コンマ何秒のニュアンスは横で見てもらいながら作っていかないと難しいですよね。まさに神は細部に宿る、ですね。あと、これもディレクターの立場からなんですが、お客様からお電話で問い合わせをいただいているときって、たいてい焦っていらっしゃるんですよ。相当困った状態。そんなときでも隣にエンジニアがいてくれて、すぐに対応してくれる。先方の温度感も伝えられるのでコミュニケーションのギャップやストレスが全くない。

―対応力で他社に圧倒的な差がつきそうですね

小笠原:いま鈴木さんも言ってくれてたことなんだけど、クライアントからの急なご相談を無事に解決に導けると、それは僕らエンジニアにとってのやりがいになるんです。一方、解決までプロセスを要したり、その場でわからない場合などは自分で調べて新しい知識として身につけられる。エンジニアにとってはどちらもプラスなんですよ。もちろん解決するのがベストなんですけど(笑)。

鈴木:見た目の派手さをつくることはできる。でも中身についてはお客様はわからないんですよね。そこに対してアドバイスできるというのもマイティにとっては非常にアドバンテージだと思います。エンジニアがいるからこそ、ディフェンスじゃなくてオフェンシブ。攻めの提案にも大きく寄与してくれます。

小笠原:逆に僕らエンジニアにとってはクリエイティブな環境で刺激を受けられるっていうメリットがあるよね。デザイナーと会話しながらサイトを作るので、仕事を通じて「あ、デザイン的にはここを気にするんだ」とかね。視野が広がりました。だから単純なサンプル作るときもちょっときれいにしようかな、とか(笑)。

鈴木:実際に運用面だとデザイン作って確認して、のプロセスだと間に合わないことあったりするんですよね。そんなとき、ざっくりした構成をお渡ししただけなのに、CSSとかで表現できるところをエンジニアさんだけで仕上げてくださったり。もうほんと、すごい助かってて。

―絵心のようなものが芽生えるんですかね

小笠原:ま、絵心というのはね…デザイナーさんがいますから(笑)それよりも大事なのは発注側が作りたいものが何なのかを理解すること。イチにもニにも汲み取る力だと思っています。そういう意味でマイティには「自分が自分が」というタイプの人は向いていないかも。

鈴木:常にチームで動きますし、周囲と話しながらやっていることを理解する、汲み取る力は本当に求められますよね。ずっとコードだけ書いていたい、という人より、コミュニケーションが取れること。といっても過度なものでなく、相手の困っていることや依頼したいことを読める人のほうが仕事楽しめると思います。

手をあげればチャレンジできる環境

―ちょっと質問の方向を変えて…開発環境はどんな感じですか?

小笠原: まずはローカル環境のPCは、MacとWindowsで検証できるようになっています。実際の開発作業はMAMP使ってローカル開発環境を構築。あと、社内確認用にWebサーバを用意しています。社内のプロジェクトメンバーはそこで確認して、OKだったらクライアントからも確認できるようにしています。

鈴木:小笠原さん、ちょっと前に社外セミナーとか受けてましたよね。

小笠原:ああ、SEOのヤツね。一時期ちょっと興味があって、上司に相談したら行っておいでということで。一通りの知識がついたところで実際の作業に反映させたりしていました。新しい技術のキャッチアップはしやすいですよね。そこで得た知識や技術を提案にフィードバックもできるし。

鈴木:エンジニア同士のスキルアップってどうなってるんですか?

小笠原:ちょっと前まではコーディングレビュー会やってましたね。最近やってないけど。それよりも実際の業務の中でスキルのパスワークは盛んにやってる感じです。Slackに開発者用チャネルがあって、そこにポストするんですよね。これやったことある人?とか。それに対してパッと返ってきたり、返ってこなかったり(笑)。

鈴木: 見ていて感じるのは普段から、というより必要なときに活発なコミュニケーションって感じがしますね。

―たとえばディレクターからエンジニアに何か聞きにいくときなんかは…

鈴木:それがですね、わからないことがあるときに聞きに行きやすい席の配置になってるんですよ(笑)。コミュニケーション取りやすい雰囲気です。強制的に何か会を立ち上げて全員参加、みたいな感じではなく、自然と聞きにいける環境が作られている。

小笠原:ホント、いろんなところから相談がきますね。頼られてるなあって実感すること多いです。ありがたいことです。あとは、優先順位の付け方はありますけどね。忙しいとき、混み合ってるとき、開発ピークのときなんかは回答期限聞いてね。どうしても、というものについては…まあ、割り込ませて(笑)。

―ありがとうございます!最後に、今後のキャリアビジョンをお聞かせください

小笠原:まず個人的にはエンジニアという自分自身のベースを厚くしていきたい。スキルアップを追求しつつ、提案にも活かしていきたいです。その上で、チームとしての強みを出していけたらいいなと。エンジニア同士がもっと仕事を楽しめる環境を作る。エンジニアチームを熟成させたいんですよね。

鈴木:エンジニアのみなさん、いい人揃ってますよね。周り見えている人多いし。

小笠原:うん、思いつめるタイプがいないのがいいところ(笑)。あと相談のタイミングがみんな絶妙。ある程度自分の頭で考えて、それでもわからないところで持ってくる。欲をいえばもう少しサーバサイドのスキルある人が増えてくれると、全体のバランスがよくなるんですよね。

鈴木:私もリーダーなのでチーム作りについては常に考えているところです。エンジニア同様ディレクターも一人ひとり個性があるのでその人の得意な分野、いいところを活かせるようなチーム編成や制作体制を作っていきたいですね。

―おふたりとも、ありがとうございました!

取材・編集:早川博通 撮影:小野千明

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・サポーターを超えたパートナーとして。メディカル領域を広く、深く網羅するクリエイティブの専門集団。

株式会社マイティ・マイティ コミュニケーション・デザイン事業部 

エンジニア 小笠原 剛 ディレクター 鈴木綾佳

小笠原剛
エンジニア。システムエンジニアとしてキャリアをスタート。バックエンド側の業務に携わっていたが、クリエイティブに興味を持ち、コンバート。技術面におけるチームの中心的役割として活躍中。

鈴木綾佳
ディレクター。いくつかの制作会社を経てマイティへ。豊富な経験からくる安定的な業務対応力は顧客からの評価も高い。マイティが選ばれる理由も、既存クライアントから継続して発注がもらえるのも、エンジニアの存在が大きいと断言。

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