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Webサイト運営におけるコンテンツマップの作成のポイント
TIPS 2020.2.26

Webサイト運営におけるコンテンツマップの作成のポイント

コンテンツマップとは

コンテンツを正しく輩出するための地図

文字通りコンテンツの地図です。なぜ、地図が必要かというと、地図がなければ、コンテンツは行き場を見失うからです。

コンテンツマップは、マインドマップやブレインストーミングシートのようなものです。コンテンツマップは「これじゃなけいけない」というものは正直ありません。

求められるであろう「あるコンテンツワード」を起点に、どんどん連想的に言葉を出していき、脈状で繋がっているものだと思って良いでしょう。

コンテンツマップの役割・効果

役割1:サイトを俯瞰することができる

サイトの全体像を捉えることができます。俯瞰されたコンテンツマップによって、サイトの弱点や偏りを視覚的に把握することができます。

役割2:コンテンツをバランスよくまとめることができる

コンテンツマップを作ることによって、本来散らばったコンテンツをまとめるアイデアが湧きやすくなります。

分かりやすくコンテンツがまとまれば、サイトの導線に磨きが掛かります。ページの滞在率が増えたり、ページ遷移数が増えれば、SEO的な評価も高まります。結果、コンバージョンにまで影響を及ぼしていきます。

役割3:取りこぼし・見落としを防ぐ

コンテンツマップで徹底的にコンテンツからコンテンツを連想させることで、必要なコンテンツの見落としを防ぐことができます。

この点は、制作工数などをきっちり決めるタイプの制作企業や制作チームには重要なことです。

制作後に、「あのコンテンツが作り忘れたから、コンバージョンに結構影響出るかもしれない!!」みたいなことが起これば、クライアント側が不幸になるだけでなく、制作側の評価も下がっていきます。

役割4:チームで考えを共有できる

コンテンツマップを作ることで、チームにコンテンツの俯瞰図を共有することができます。

これはディレクターやプロデューサーにとっては重要です。集合知という言葉があるように、携わる人が増えれば、自然に良いアイデアは生まれるものです。

制作チーム全員とコンテンツマップを共有することで、よりよいコンテンツ配信のアイデアや解決策をいろいろな人が出してくれるようになります。

コンテンツマップそのものはアイデア帖になる

コンテンツマップは大事にストックしよう!

コンテンツマップの制作が完了したら破棄していませんか?コンテンツマップは、アイデアがフラッシュされたとても価値のある資料です。

まさにクリエイティブの財産であり、資産です。そのコンテンツマップを捨てることは非常にもったいないことです。

別の分野のWeb制作、もしくはWeb以外の媒体でコンテンツを作る際、過去のコンテンツマップが、さらに洗練されたコンテンツマップを作る素材になります。

逆に言えれば、知り合いのクリエイターからコンテンツマップをコピーさせてもらい、自分でコンテンツマップのストックを増やせば、今後のクリエイティブはスピーディーかつ高品質になっていくでしょう。

コンテンツマップが役に立つケース

ケース1:新規サイト

新規でサイトを作る場合は、土台や素材がありません。ですから、コンテンツマップを徹底して作り上げることで、コンテンツマップそのものが新規サイトを作る土台になります。

クライアント側もコンテンツマップの情報に刺激され、制作側により細やかな情報を伝えることができます。

コンテンツマップがあるだけで、クライアント側へのヒアリング力が高まるのです。

コンテンツマップはある種、トークテーマ表のような役割も果たすのです。

ケース2:大幅なリニューアル

大幅リニューアルを顧客が求めている場合は、コンテンツマップが大いに役に立ちます。

というのも、顧客が大幅なリニューアルを求めているのに、なんとなくページ構成やフレームワークを作っていては、既存のサイトにアイデアが引っ張られるからです。

大幅に改善する場合は、真っ白なキャンバスに言葉を連ねていき、コンテンツマップを作ることで、顧客が求める大幅なリニューアルが実現されていくのです。

ケース3:情報サイト

情報サイトを作る場合は、コンテンツマップが必須とも言えるでしょう。

情報サイトは競合も多くなっていますし、情報サイトの方向性や他社との住み分けなどを考えるうえで、コンテンツマップは非常に大切です。

コンテンツマップが必要ないケース

制作が単純でアクションやテストを重ねた方が良いケース

逆に考えると、コンテンツマップを作るほどでもないケースもあります。

例えば、1ページで完結するランディングページの場合、ワイヤーで情報構成を作り、ライティングを行い、サイトデザイン後に、ユーザーテストを重ねれば、ランディングページ内で求められるコンテンツはより正確になっていくでしょう。

コンテンツマップに大きな時間を掛ける必要はありませんよね。

よくある疑問:サイトマップと何が違うの?

コンテンツマップとサイトマップの違い

サイトマップは単なるサイトの構造です。現実的な構造を書き出しています。

コンテンツマップとはとにかく連想して結びついたものがマップとしてアウトプットされています。

コンテンツマップは、小さなことにとらわれず、どんどん書き出していくことが大切です。

コンテンツマップの作り方

芋づる式でコンテンツワードを膨らませる

作り方は単純です。まず、起点のコンテンツワードを決めます。転職サイトなら、「転職エージェントに関するよくある悩み」といった感じです。

そのワードを起点にし、連想されるワードをどんどん書いていきます。

フレーズが短くても、長くても、バランスが悪くても構いません。

連想し切ったと思えるくらいまで、コンテンツマップを作っていきましょう。

コンテンツマップ作りのポイント

ポイント1:第2、第3連想ワードを変えて、何度も作る

1つのコアワードに対して、第2、第3連想ワードを変えて、何度も作ることで、Webサイトに本当に必要なコンテンツマップを浮き彫りになっていきあす。

ポイント2:余白を残す、余白を足す

コンテンツマップを作りきってもなお、余白を持つことが大事なポイントです。

コンテンツマップがぎっしり詰まっていると、チーム全体が満足したような印象を持ってしまいます。

コンテンツマップを通してヒアリングをすれば、クライアントから、聞いたこともない専門用語が飛び出すかもしれません。

新しいコンテンツワードが1つ登場するということは、それから連想してコンテンツマップはまだまだ広がっていくことを意味します。

コンテンツマップに余白を残す、余白がない場合は、余白を足すようにしましょう。

最後に:アイデアフラッシュに長けたクリエイターになろう

コンテンツマップはクリエイターとしての初速を磨く機会になる

以上、Webサイト制作におけるコンテンツマップのポイントについて掘り下げてきました。

コンテンツマップを作るということは、コンテンツに関する大喜利をしているようなものです。

コンテンツマップを楽々作れるようになれば、クリエイティブの初速が突き抜けていきます。

アイデアを出すことが苦にならなくなるため、サイト制作だけでなく、別のクリエイティブ業務もハイスペックになっていきます。

ぜひ、コンテンツマップと向き合っていきましょう!

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