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広報に求められるスキルとは?今から準備できるスキルをご紹介
TIPS 2020.1.13

広報に求められるスキルとは?今から準備できるスキルをご紹介

広報にあこがれる人は多いですが、実際にどんな仕事をしているかを知っている人は少ないのではないでしょうか。

広報の仕事をするときにはどのような点に注意する必要があるのか、広報にはどのようなスキルが必要なのか、広報を目指す人のために、広報の仕事内容や求められるスキルについて解説します。

広報とは

広報は、企業の活動やサービス・商品などの情報を消費者・生活者に発信する仕事です。広報とよく似たものに広告があります。広告は個別の商品やサービスをマスメディアやウェブメディアの宣伝枠を購入してプロモートするものですが、広報はプレスリリースや記者会見を通じて、相手の注意を引き付けつつインタラクティブに情報を発信します。

大量の情報があふれる中で、人々は単なる商品情報ではなく、自分の生活の中に具体的な行動を通じて、企業や商品・サービスを位置づけることを求めています。こうした需要に応えるために、広報の重要性が増しています。広報の特徴と実際の仕事について解説します。

キャリアアップの1つとして人気が高い広報

広報の仕事は社内外の情報を集めて、さまざまなステークホルダーと良好な関係を構築することです。そのため広報の活動には経営と直結する部分があります。広報の求人には経営企画やマーケティングと兼務する人も多く、広報から経営に進む人も少なくありません。広報は単に華やかであるだけではなく、キャリアアップできるポジションとしても人気があります。

広報の表方の業務

企業の内と外をつなぐために、さまざまな場所に出ていくのが広報の役割です。広報は新しいブランドや商品・サービスを発表する記者会見に同席したり、記者からの取材に応じたりします。また、イベントの企画や開催も広報の仕事です。

広報の裏方の業務

広報は華やかなイメージで見られがちですが、裏方の仕事やあまり人から注目されない業務もたくさんあります。不祥事が起きたときの対応は華やかではありませんが、一つ間違えば火に油を注いでしまうため、細心の注意が求められる仕事です。情報を収集してプレスリリースを作ったり、SNSを毎日更新したりする地道な業務も広報の担当です。

広報の業務遂行の上で重要なこと

「広報の仕事は情報を発信することである」と短絡的に理解するのは危険です。広報は企業と人々の良好な関係を築くために情報を発信します。その結果として、広報は自分が発信する情報の背景や文脈、それが相手にどのように受け取られるのかについて十分に配慮しなければならないからです。

情報の発信がすべてではない

たとえば震災や災害、大きな事件が起きたときに、SNSでお祭りの情報を発信するのは控えたほうが良いでしょう。広報には情報の内容だけではなく、ふさわしいタイミングで発信することも求められています。

自分の言動に責任を持つこと

広報の発言は企業の発言そのものです。プレスリリースやSNSで不注意に発言してしまった一言が文脈を離れて流れてしまい、企業のブランドを傷つける例は少なくありません。広報は自分の言動に責任を持ち、言葉を慎重に選んで不適切な表現や情報漏洩を防ぐ必要があります。

広報に求められるスキル

広報は多様な情報を総括的に扱う仕事なので、求められるスキルも数多くあります。広報に必要なさまざまなスキルについて、どのような場面で必要になるのか、どうすれば身につけることができるのかを解説します。

危機管理能力

企業が不祥事や事故などによって危機的な状況にあるときに、記者会見やプレスリリースを通じて自社の立場や取り組みを説明するのは広報の役割です。そうした場面では、一歩間違えれば問題が「炎上」しかねません。危機管理能力を高めるためには、法律をよく理解するだけではなく、人々がこちらの発信をどのように受け止めるのかといった心理的な面にも配慮する必要があります。日ごろからニュースをよく読んで、最近の対応事例を学び、成功事例、失敗事例を理解しておきましょう。

情報収集力

広報が効果的に発信するためには、たくさんの情報を集めて意味のある形にまとめなければなりません。広報が収集するべき情報は、社内外の人々から個人的に得られるものや、書籍や雑誌、新聞などマスコミやインターネットから得られるもの、研究論文などがあります。人から情報を得るためには日ごろから人脈を広げる必要があります。その他のさまざまな媒体については、最初に基本的な情報を収集・理解して、その後に個別の情報や、新しい情報を付け加えるように心掛けることで、情報を効率的に収集できるようになります。

創造力

相手に訴えかけ、相手が読みたくなるような情報を発信するためには、集めた情報を単純に並べるだけではなく、文章や画像などをクリエイティブに作成・配置する力が必要です。広報がそうした創造力を養うためには、相手の生活や思考を理解すること、モノよりコトに注目すること、社会的なトレンドに敏感であることとともに、コンテンツを編集・加工して表現する、クリエイティブなデザインのセンスを磨く必要があります。

ビジネスマナー

社内の人々だけではなく、社外の人々とも密接にコミュニケーションをとる必要がある広報には、通常の会社員より高いレベルのビジネスマナーが求められます。時間厳守、挨拶、清潔な服装、敬語などの基本的なマナーは当然身につけていなければなりません。それに加えて、たとえばアパレル会社の広報には、企業の顔として普段から美しい着こなしを心掛けたり、記者会見のときには抑制的でありながら場を和ませるなど、かなり高度なビジネスマナーが求められています。

ブランド構築力

広報の役割は、情報発信を通じて企業や商品に対する消費者や生活者の認知を高めることです。そのためには、人々にイメージやエモーショナルな価値を抱いてもらうための、ブランド構築が欠かせません。ブランドを構築するためには、人々の気持ちや価値観を読み取り、どのようなセグメントにどのような価値や独自性を発信するのかを決め、個々の発信を統合していく必要があります。

課題解決力

広報の仕事は、社内外のたくさんの人々の協力があって初めて成り立ちます。広報の仕事では、どこかで協力が得られなかったり、思わぬ障害にぶつかったりすることも多々あります。広報には、ルーチンにおさまらない業務に対応する課題解決力が必要です。課題解決力を高めるためには、ロジカルシンキングなどにより分析力を高めることとともに、周囲の人々と日ごろからコミュニケーションを密にして、問題が発生したときに協力してもらえる状態を維持していくことが有効です。

ツールを使いこなす能力

広報が仕事で使うツールとしては、Word、Excelなどのオフィスソフトと、Illustratorなどの画像処理ソフトがあります。オフィスソフトに一定のスキルがあることは必須ですが、画像処理ソフトのスキルがあれば、よりインパクトがあるプレスリリースや資料を作成できるでしょう。それぞれのツールを実際に触りながら、本で勉強したり、資格を取ったりすることで、総合的にスキルを高めていくことを推奨します。

広報になるには

転職して一流企業の広報の仕事に就くのはかなり難しいことですが、応募企業を広げれば、未経験者やあまり経験がない人でも、広報の求人を見つけることができます。求人は、経営企画やマーケティング、販売などと兼務する場合が多いので、そうした分野での経験があればプラスになります。

広報で必要なスキルが身についていることを実績などでアピールしたり、応募企業の特徴を詳しく研究したり、過去の実績やエピソードで強い志望動機を持っていることをアピールしたりすることも有効です。広報の求人と言っても、業務内容や求める人物像はさまざまなので、求人を読んだり面接を受けたりするときには、自分の考えと合致しているのかを注意して確認しましょう。

まとめ

大量の情報があふれている中で、企業と消費者の関係を構築する広報の重要性が増しています。広報は露出が多く華やかなイメージがありますが、正確さや慎重さを求められる仕事でもあります。

広報は総合的な仕事なので、必要なスキルも多岐に渡ります。広報を目指すのであれば、日ごろの業務にそうしたスキルを意識して取り組み、採用面接で実績をアピールするのが良いでしょう。

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