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クリエイティブな企業風土の作り方
COLUMN 2019.12.24

クリエイティブな企業風土の作り方

企業風土は、そこで働く社員の行動やマインドセットを大きく変えていきます。

企業内にクリエイティブな風が注ぎ込めば、クリエイターはもちろん精力的に活動することができます。

そこで、今回はクリエイティブな企業風土の作り方について解説していきます。

1:絶妙な余白がある

ルーティンでタイトになることを避ける

精神的にも、時間的にも、コミュニケーションにも余白があれば、クリエイティブな企業風土がぐんと強まっていきます。

ルーティンワークがタイトな場合は、行動は一貫的です。なるべく独自の思考を落とし、マニュアル作業を徹底すれば、クリエイティブな風が入り込む隙がありません。

簡単に言ってしまえば、「遊び心がなくなる」のです。企業が掲げる基盤として「遊び心を持っちゃいけない」というメッセージを受け取ると、働く人間がクリエイティブに考えること自体に罪悪感を覚えます。そんな時に上司から「考えて動け!」と言われると、余計委縮します。ストレスでワーキングメモリにダメージを受け、頑張ってもなかなかアイデアが出てこないのです。

ルーティンワークの量を減らし、空いた時間に「最近お気に入りのもの」「旅行で一番美しいと思った景色」など、難しすぎない話題を発表し合う、これだけでもクリエイティブな企業風土に近づきます。

社員が話題に答えることに慣れてくれば、大喜利のようなレベルの高いものにしていくと、思考の柔軟性は高まります。「会社でもこんな発想になっていいんだ」という感覚は、よりクリエティブになったことの何よりの証です。

ルーティンを避ける視点は、休憩の取り方一つでも大きく変わります。自由に休憩が取れる雰囲気があれば、本心で休憩に対して主体的になれることを意味します。自分で考えて休憩を戦略的に取ろうとするはずです。クリエティブですよね。しかも、自分の状態に合わせて休憩を取ることができれば、パフォーマンスも高くなります。

クリエイティブとは心の余白、つまりは余裕が基盤になっていると言えるでしょう。

2:絶妙に余計である

無駄に見えるものでも含めていく

「余計」という言葉は、前述した「余白」と真逆に思えるかもしれません。余計なものを足したら、余白がなくなるイメージもあるでしょう。

先ほど述べた「余白」は、心理的・行動的なニュアンスですが、このセクションで述べる「余計」は物理的な意味合いを持っています。

物理的にトゥー・マッチであれば、クリエティブな印象を視覚的に抱くことができます。

仕事とは関係ないアートや雑誌があるようなイメージです。会社に雑貨屋的な要素をプラスすると、かなりクリエティブな雰囲気が出ます。

タスクそのものに関しては「一点集中」することが望ましいでしょう。しかし、企画を考えたり、アイデアを練るような仕事の場合は、多様な外部刺激が大きな助けになります。

クリエティブルームのようなものを作り、会社としては「雑貨」に映る不要なものを並べたり、遊具などを使えるようにするのも良いでしょう。

思考が凝り固まったとき、その思考をほぐすのが先決です。そして、余計なものたちが、思考の凝りをほぐしてくれるのです。

直接的な利益をもたらないものに価値を見出していくことこそが、クリエティブな企業風土を高めてくれるのです。

3:絶妙にランダムである

突発的な機会に託す

多動性や衝動性、不注意といった症状のある人は、創造性に優れているという研究をよく耳にしませんか?

ミシガン大学で心理学を研究するHolly White氏が行った研究では、ADHDの大学生はADHDでない大学生と比較して、創造性の高い絵を描く割合が高かったことが示されています。

突発的な機会を増やせば、日常が崩し、非日常にすることが増えます。イベントが増えるわけです。イベントは、会社の強引な決まりではなく、社員一人ひとりに委ねられているのが理想です。

自由に過ごせるランダム性を与えれば、こちらが強制的な課題を与えても、土俵に乗っかってくれやすくなります。心に余裕があれば、「持ちつ持たれつ」の関係が心地よくなるからです。

多様なコミュニケーションがストレスに感じない企業風土は今の時代ではかなりクリエティブだと言えます。

少しでも踏み込むとハラスメントになる企業もあれば、本音でどんどん踏み込み合える企業もあるわけです。

その差は、今回話したような「余白」や「余計」や「ランダム」な要素によって、社員一人ひとりが心を通わせていくかどうかなのです。

最後に:組織やグループの「風土」を大切にしよう

クリエイターは「雰囲気」で大きく変わる

以上、クリエイティブな企業風土の作り方についてお伝えしてきました。

風土というのは曖昧なものですよね。人間というのは、曖昧なものは、曖昧なままで流してしまいがちです。しかし、その曖昧なものは、日々に明確な影響を与えていきます。

だからこそ、しっかりと目を向け、改善し続けていく必要があるのです。

企業風土自体を変える権限がなかったとしても、部署内、グループ内、上司部下内の風土は改良していくことができるはずです。

クリエイターは「雰囲気」で大きく変貌することを肝に銘じて、着実に良い風土を作り上げていってください。

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