あなたはどの格付?「クリエイターピラミッド」作ってみました
クリエイターは非常に広義な意味を持つ職業であることから、格付や番付が非常に曖昧になっています。そこで、今回は、企業とクリエイターのマッチングサービスであるSTASEONが独自の見解から「クリエイターピラミッド」なるものを作ってみました。
クリエイターピラミッド
最高位のヒエラルキーに属するクリエイターとは!?
さて、このチャート(インフォグラフィックス)を目にして、言いたいことは山ほどあるかもしれませんが、最下層から順を追って、このクリエイターピラミッドの本質を解説していきたいと思います。
10位:学生・独学クリエイター
いわゆる「修行の身」というやつです。しかし、今の時代何が起こるか分かりません。例えば、YouTuberのはじめしゃちょーは大学生時代にクリエイター業を始めたと言えますが、学生のままピラミッド上位の「コンテンツクリエイター」や「ブランドクリエイター」に成り上がっています。
9位:外注・下請けクリエイター
クリエイターの職に就いて最も過酷で最下層の仕事が外注や下請けと言えるでしょう。三次請け、四次請けといったような仕事は、マージンをかなり奪われて、その上、本当のクライアントと直接連絡を取ることができずに、一次請け、二次請け、三次請けと伝言ゲームになっていき、クライアントの意向がこちらに本当に伝わっているのか分からない状況です。外注・下請けクリエイターで培える力はたくさんあります。ここを乗り越えて、ホワイトな階層へと飛び立つことができれば、クリエイターとして非常に力強く生きていけるでしょう。
8位:直取引クリエイター
クライアントと直截繋がって仕事ができるクリエイターです。クリエイターへの無駄な負担がぐっと減るだけでなく、クライアントへ主体的なアクセスが可能になります。
7位:ディレクション系クリエイター
単に制作する能力だけでなく、ディレクションというコミュニケーションを手に入れたクリエイターです。制作者上がりでディレクションを突き詰めることができれば、クリエイティブなプロジェクトに多様な対応を示すことができます。
6位:企画コンサル系クリエイター
プロジェクトをマネジメントするよりも、よりクリエイティブで戦略的な側面を求められるようになります。あなたのアイデアや分析によって、クリエイティブな案件を託されていきます。
5位:プロデュース系クリエイター
ディレクターやコンサルタントやプランナーよりもずっと個人的な色を出すことが可能になります。むしろ、あなたのクリエティブ脳そのものを思いっきり発揮してほしいという案件が増えていくでしょう。
4位:コンテンツクリエイター
クライアントワークだけじゃなく、自分(自社)のコンテンツ配信や販売で飯を食えるクリエイターです。自分のやりたいコンテンツで飯を食っている人ほど、幸福度が高いクリエイターと言えるでしょう。
3位:ブランドクリエイター
クリエイティブな活動や仕事によって「著名」を手にしたクリエイターです。実際「著名」であれば、いろんなことが見過ごされていきます。しかし、ブランドクリエイターが3位のヒエラルキーに属するには、ポジティブな著名を保ち続ける必要があります。VUCAの時代は、一度築いたブランドが急速に変わる必要があります。
2位:プラットフォーマー
Youtuber、インスタグラマーといった職業は、プラットフォームの中でコンテンツを配信しているコンテンツクリエイターです。こうしたコンテンツクリエイターは、プラットフォームと「一心同体」であるリスクを常に持っています。
コンテンツクリエイターよりも最強である可能性が高いのが、プラットフォーマーです。そして、プラットフォームは小さくても構いません。小さくても、コンテンツクリエイターよりも大きな数字が動くのです。
1位:経営者
いかにクリエイティブであるかがクリエイターの本質だとすれば、それは「クリエイティブへの主体性」を意味するはずです。ですから、経営者になったクリエイターというのは、ポジティブな状態を築くことができれば、クリエイターピラミッドの頂点ということができます。
YouTuberの「好きなことで生きていく」というキャッチコピーがありますが、知名度に囚われることなく、自分らしく創造しながら、がっつりと稼いでいる人は、クリエイター的には最高峰の幸せを手にしていると言えるでしょう。
最後に:クリエイターとして、どう生きるかを常に考えていこう
クリエイターとしての生き方はあなたが思っている以上に多様に存在する
今回は、STASEONが独自の見解から「クリエイターピラミッド」なるものを作ってみました。このピラミッドはあくまでも、クリエイターの階層を表現した一つのチャートに過ぎません。
そして、クリエイターとしての生き方はあなたが思っている以上に多様に存在します。創造的に生計を立てたいのであれば、今の自分の想像外にアクセスし続けることです。
階層は独立的でなく、網羅的であることも、今回の記事から理解できたと思います。あなたのアイデアや努力の質次第では、下層から上層へ一気に駆け上がることもあるのです。ぜひ、今回の記事も参考にしてみてください。
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