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寿命100年時代にクリエイターはどう生きるべきか?
COLUMN 2019.3.25

寿命100年時代にクリエイターはどう生きるべきか?

寿命100年時代とは?

様々な時代の変革により、私たちの寿命は延び続けています。

厚生労働省「完全生命表」や国立社会保障・人工問題研究所「日本の将来推計人口」、ロサンゼルス・タイムズ紙のデータを参考にすると、

・1950年頃には60歳以下だった平均寿命が
・2015年の日本人の平均寿命は女性87歳、男性80歳
・2050年には90.9歳に延びる

という寿命の変遷が示唆されます。

寿命が長くなることで、労働の概念にも影響が及びます。一番、分かりやすいのが「労働期間」ですよね。寿命が長くなれば、生活費もそれだけ必要になります。

寿命100年時代に考えたいクリエイターの健康寿命

健康寿命とは、「日常的・継続的な医療・介護に依存しないで、自分の心身で生命維持し、自立した生活ができる生存期間」を指します。

分かりやすく言えば、「現役でピンピンできる寿命」のことです。

寿命100年時代を生き抜くコツの大前提となるのが、この「健康寿命をいかに延ばすか」ということになります。

寿命100年時代と人生100年時代

寿命100年時代ではなく、「人生100年時代」という言い方をすることもあります。「人生100年時代」は、英国ロンドンビジネススクール教授のリンダ・グラットン氏が長寿時代の生き方について述べた著書「ライフシフト」で提唱した概念です。

厚生労働省は、「人生100年時代構想会議」なるものを掲げています。その中には、「リカレント教育」(生涯持続できる教育)の拡充を挙げ、労働者が何歳になっても必要な能力・スキルを身につけることができるような社会をバックアップすると、述べています。

青春と聞くと、若い頃をイメージするかもしれません。成人だと日本では20歳ですよね。それでも、寿命100年の軸で見れば、人生のほんの序章。終活という言葉がありますが、寿命100年時代は、終わりを見据えて動き続けることがより自分を幸せにすることに繋がるとも言えます。

クリエイターを真っ当する体力を育てる

クリエイターは体力勝負の側面があります。クリエイティブは、文字通り脳の思考を摩耗します。脳は体力の一部であり、腸などの大事な器官の健康とも相関します。

寿命100年時代に、自分自身がクリエイターとして乗り切る体力があるのか、体力を維持することができるのか、そういった視点が非常に大事になってくるでしょう。

もはや、クリエイターも寿命100年時代の視点で見ると、プロスポーツ選手のようなコンディショニングが求められるかもしれません。

また、今後は「体調」「体力」「健康」こういったコンテンツのニーズが増え、クリエイティブとより深く交わっていくと考えられます。

自身の健康を増進させながら、睡眠、運動、栄養など、体調や体力に関わる部分の専門性を深めていくと、クリエイターとしてのニーズは増えていくでしょう。クリエイターの能力の中に、体調管理のスキルも含まれますし、体調に関するリテラシーを培っておくと、人材として重宝されるようになります。

クリエイターとしての単線的なキャリアを抜ける

制作の実務を担当するプレイヤーとしての仕事は体力的にもしんどいと感じるようになるかもしれません。そうした未来を考えるのであれば、先ほどの体力維持と同様に、プレイヤー以外の立ち位置にキャリアパスできるようにしておく必要があるでしょう。

ディレクションやマネジメントの知識を深めれば、プロジェクトのディレクターやマネージャーやプロデューサーになることができるでしょう。

また、クリエイティブとは全く異なるジャンルの専門性を身に付け、その専門性と掛け合わせるのも良いでしょう。

クリエイターとディレクターのより中間的な役割が今後は重要になるかもしれません。ラフを起こすだけでなく、実際に重要なセクションの制作だけを担当し、それをプレイヤーに投げるような仕事です。

時代は多様化して複雑になるからこそ、キャリアを右往左往しながら、幾つもの専門性をまたぐことに躊躇ない人は、自分らしく仕事を長期的に続けることができるようになります。

経済面で動きを付けて対応する

未来が決定的でない時代だからこそ、経済的な自身の活動も一定というわけにはいきません。例えば、「数十年の積み立て」を行っていても、その数十年後の円の価値大きくが下がっている可能性もあります。

「貯金」だけを続けていても、リスキーな時代です。お金というのをもっと立体的に使う必要があります。その意味で、使うべきとこにきちんと使い、貯金よりも安定的なものに変えていく錬金術が必要になります。

その錬金術の一つが、自己投資と言えるでしょう。読書などで知見を深めるのも良いでしょう。現在は、知識経済、思考経済と言われます。世の中の便利で安価な仕組みやツールや自身のスキルを、「知識」や「思考」で別のものに昇華させることで、投資した金額はとても大きいものになるかもしれません。

お金の使い方も、作り方も、私たちはより立体的に捉えて、進めていく必要があります。

最後に:転職を重ねることで、クリエイターは寿命100年時代に対応しやすくなる

寿命100年時代のクリエイターに求められるのは「対応力」だと言えます。自分の殻に閉じ籠り過ぎずに、他人や他の環境の懐へ飛び込んで、その都度、自分をパワーアップさせるような力です。

いろんな環境で対応し、実績を作れば、自己効力感も高まり、どの舞台でも生きていけるような感覚になります。

そういった意味でも、転職を経験することは、寿命100年時代にとても良い影響を与えてくれるでしょう。クリエイターとしてのスキルや実績を蓄え、転職に慣れてしまえば、すぐに行動して、すぐに良い職を手にできるようになります。

日々の仕事は忙しいかもしれませんが、「寿命100年時代にクリエイターはどう生きるべきか?」ということに向き合う時間もぜひ、増やしてみて下さい。

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