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【WebクリエイターのためのSEO】ページの滞在時間とSEOの関係について、ラストクリックとは?
COLUMN 2019.8.28

【WebクリエイターのためのSEO】ページの滞在時間とSEOの関係について、ラストクリックとは?

多くの人が誤っているのですが、SEO対策とはコンテンツを発信した時に検索順位が良い悪いだけでSEO対策が出来ていると認識するのは不十分です。

Googleのアルゴリズムでは、コンテンツ発信後に訪れたユーザーの行動でも、ページの評価を行なっています。

Googleはユーザーのどんな行動を見ているのか、ユーザーに目的の行動をしてもらうためにはどうすればいいのかなど、Web制作に携わる方は必見の内容をご紹介していきます。

Googleのアルゴリズムアップデートについて

Googleはユーザー(検索した人)により品質の高いページを表示できるように、1年に約1~2回ほどページ評価のアルゴリズム(基準)を更新しています。

ユーザーとしては気づくことはないにしろ非常に有益なアップデートなのですが、Web制作者にとっては今まで有効だった手段や習わしによって作ったコンテンツが突然悪い評価を受けてしまい、検索結果が落ちてしまうということが頻発しているのです。

2019年のコアアップデートの内容

2019年3月と6月に行われたコアアップデート(大規模な変更)では医療や健康に関するページ品質の見直しなどが行われたことが一般的なのですが、あまり話しに上がらないにもかかわらず非常に重要な項目が変更になっています。

それがこの記事の本題である「ページの滞在時間」です。

これまでもGoogleはユーザーの滞在時間を考慮してページの評価を行なってはいたのですが、この滞在時間による評価の比重を大きくしたのが今回のコアアップデートです。

滞在時間とSEOの関係

ではどのように変更されたか詳しくご紹介していきます。

※Googleはアルゴリズムアップデートで追加する内容を他機関に真似されないように、特許の申請を行なっています。なのでこのアップデート内容についてはGoogleの取得している特許一覧を見ると英語ではありますが確認することができます。

4種類のクリック

2019年のコアアップデートでページの滞在時間ごとに3つの名前が付けられました。

最も滞在時間の少ない「ショートクリック」、まずはページに滞在したが離脱した「ミディアムクリック」、そのページ以外で問題が解決し他のページも閲覧するなどしたが離脱した「ロングクリック」。

そしてこの3種類に加えて、そのページによって問題が解決しブラウザを閉じた、もしくは商品やサービスを購入(コンバージョン)した「ラストクリック」。

もともとラストクリックは呼ばれていましたが、今回のアップデートで滞在時間に明確な名前がつけられるようになりました。

クリックの評価について

ここまでの説明でどのように滞在時間が評価されているのかはお分かりかと思いますが、ショートクリック<ミディアムクリック<ロングクリック<ラストクリック
この順番でいい評価がつけられており、これの情報がユーザーのフィードバックとしてGoogleが収集しています。

具体的に何秒がショートクリックなのか、何分以上がロングクリックなのかは明らかにされてはいませんが、Web制作者としては記事を最後まで読んでもらうということは最低限、さらにサイト内を回遊してもらうなどしてラストクリックを狙っていくということが制作において重要となってきます。

ページの滞在時間を伸ばす方法とは

ではページの滞在時間を伸ばすために制作者が行うべき施策、方法をご紹介していきます。どれも非常に基本的なものなのでこの3つは最低限、プラスアルファで様々な施策を行っていく必要があります。

ページの表示スピードを改善する

まずはページの表示速度を上げることが現代においては非常に重要です。

つい最近まではインターネットといえばパソコンというのが普通でしたが、スマートフォンの普及によって主なインターネットの利用方法はスマートフォンになっています。

そのスマートフォンでインターネットを利用しているユーザーは、ページが開くまでに「3秒」以上かかってしまうと半数以上のユーザーが離脱、つまり戻るボタンを押して他のページを探し出すという結果も出ているほどWebページの表示速度というのは重要な項目になっているのです。

ページの表示速度を改善するには、高画質でサイズの大きい画質を使わない、ページの読み込みを遅延させて読み込ませるなどの対策法があります。

ページのユーザビリティを高める

ユーザビリティとはと、サービスなどに対してユーザーの持つ満足度を表す言葉です。

どれだけページが一瞬で表示されたとしてもユーザーにとって見やすい、見たくなるようなページでなければ離脱してしまう原因になってしまいます。

ユーザビリティを高めるためには、ユーザーを第一に考えた施策が必要です。

具体的には、ページを隠してしまうようなコンテンツや広告は入れない、タップする要素の近くに誤タップしてしまうような要素を設置しない、見出しや改行を適切に使用してユーザーが本文を読みやすいようにするなどが挙げられます。

良質なコンテンツを制作する

良質なコンテンツを制作するのは滞在時間においても非常に重要な項目ではありますが、ページを上位表示させるためのSEO対策において必須条件です。

ページの滞在時間を考えることも重要ですが、良質なコンテンツを「多く」発信することがWeb制作において最も重要です。

まとめ

今回は2019年のコアアップデートで変更されたページの滞在時間によるフィードバック方法、ページの滞在時間を伸ばすための方法をご紹介してきました。

Webデザイナーは見た目のいいサイトを作ればいいという時代もありましたが、現在では違います。

Webデザイナーとして世間に求められているサイトを作るためには、「ページの表示速度」「ユーザビリティを高める」ということを意識してサイトを制作すると良いでしょう。

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