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【WebクリエイターのためのSEO】Webコンテンツにおける「箇条書き」の重要性について
COLUMN 2019.7.24

【WebクリエイターのためのSEO】Webコンテンツにおける「箇条書き」の重要性について

皆さんはWebコンテンツを制作する際に、どのような文章を書いているでしょうか?コンテンツSEO(ユーザーにとって有益なコンテンツを積み重ね、検索結果の上位表示を目指すこと)を意識している人の多くは、様々なライティングテクニックを学び、質の高い記事を制作していることでしょう。

ある程度ライティングに慣れている人であれば、文章の途中で「箇条書き」を使用した経験があると思います。「箇条書き」は、読者に情報を分かりやすく伝えるうえで非常に大切です。しかし、「箇条書き」について詳しく学ぶ機会は決して多くありません。そこで当記事は、Webコンテンツにおける「箇条書き」の重要性について徹底解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

箇条書きとは?

「箇条書き」とは、いくつかの項目を分けて書き並べること。伝えたい情報を文章の中に入れ込むのではなく、項目ごとに書き並べることで、その情報を目立たせます。例えば、以下の文章を見てみましょう。

「組織のリーダーには、業務管理能力、人材育成能力、リーダーシップが求められます。」

箇条書きを使うと、以下のように修正できます。

「組織のリーダーには、次の能力が求められます。
・業務管理能力
・人材育成能力
・リーダーシップ」

箇条書きを使った方が、「3つの項目が存在する」と瞬間的に理解しやすいでしょう。文章だけで書くのも間違いではありませんが、箇条書きを上手く活用することで、「見やすさ・分かりやすさ」が向上します。

また、箇条書きには以下の2種類が存在するので、それぞれ簡単にご説明します。

・順序性を持つ箇条書き
・順序性を持たない箇条書き

順序性を持つ箇条書き

例えば、スマホを初期化する手順を説明する場合は、「順序性を持つ箇条書き」を使用します。番号付きの記号を用いて、初期化の手順を順番に記載しましょう。

「スマホを初期化する手順を説明します。
①【設定】→【リセット】を選択する
②パスコードを入力する
③【すべてのコンテンツと設定を消去】を選択する
④【スマホを消去】を選択する」

もしも、上記の例で「順序性を持たない箇条書き」を使った場合、読者にとって比較的理解しにくい情報になってしまいます。

順序性を持たない箇条書き

項目が並列の関係で、重要度も変わらない場合は、「順序性を持たない箇条書き」を使用します。番号付きの記号は使わずに、「・」「■」「●」などの記号を並べましょう。例えば、以下の通りです。

「入居審査には、以下の3点のご提出が必要です。
・入居申込書
・身分証明書のコピー
・住民票のコピー」

上記の例では、「順序性を持つ箇条書き」を使う必要はありません。むしろ、番号付きの記号を使ってしまうと、「順番通りに提出する必要があるのでは?」という混乱が生じる恐れがあります。よって、「順序性を持たない箇条書き」を用いて、項目を並列に並べると良いでしょう。

箇条書きのメリットとは?

箇条書きは、読者に情報を分かりやすく伝えるうえで非常に大切です。並べた項目が視覚的に目立つので、文章全体が見やすくなる、というメリットもあります。

人間は、論理的な左脳と直感的な右脳を連携させながら、物事を理解します。ダラダラとした長い文章を読んでいて、なかなか内容が頭に入ってこない、という経験はあるでしょうか?それは、左脳だけで処理しているからだと言えます。

箇条書きは、図や写真のような役割を持っているので、文章が空間的に広がり、右脳を働かせます。よって、箇条書きを使用することで、左脳は文章(言語)を処理し、右脳は空間的な処理を行うようになります。左脳だけで処理するよりも、両方の脳を使いながら処理する方が、文章の理解がより深まり、記憶にも残りやすくなるでしょう。

箇条書きの理想的な項目数は?

これまでの説明から分かる通り、箇条書きは、読者に情報を分かりやすく伝えるうえで非常に便利です。しかし、箇条書きの項目数が多すぎると、読者の記憶に残りにくくなってしまう可能性があります。そこで、箇条書きの理想的な項目数をご紹介します。

1956年、アメリカの心理学者ジョージ・ミラーは、「マジカルナンバー7」という理論を提唱しました。「マジカルナンバー7」とは、人間の短期記憶について言及した理論です。この理論において、人間が短期的に記憶できる情報の数は、「7±2」とされています。つまり、人間は、5~9コの情報しか短期的に記憶できません。それを踏まえて、以下の例を見てみましょう。

「本日は、以下の商品がセール価格で販売されます。
・ナス
・トマト
・白菜
・タマネギ
・ほうれん草
・ニンジン
・牛肉ロースステーキ
・豚肉ロース切落し
・豚肉ロース生姜焼き
・国産若鶏モモ肉
・ベーコン」

箇条書きを使うことで、確かに見やすい文章になっています。しかし、項目数が多いので、全てを瞬間的に記憶するのは難しいでしょう。そこで、項目を2つのカテゴリーに分け、以下のように修正すると、より分かりやすい文章になります。

「本日は、以下の商品がセール価格で販売されます。
■青果
・ナス
・トマト
・白菜
・タマネギ
・ほうれん草
・ニンジン

■精肉
・牛肉ロースステーキ
・豚肉ロース切落し
・豚肉ロース生姜焼き
・国産若鶏モモ肉
・ベーコン」

項目を2つのカテゴリーに分けることで、それぞれの項目数を「7±2」の範囲内に抑えることができました。5~9という数字はあくまでも目安ですが、状況に応じて、読者にとって分かりやすい箇条書きを作ってみてください。

まとめ

Webコンテンツにおける「箇条書き」の重要性について徹底解説しました。「箇条書き」は、読者に情報を分かりやすく伝えるうえで非常に大切です。ぜひ当記事を参考にしながら、箇条書きを上手く活用し、読者にとって見やすい・理解しやすいコンテンツを制作してください。

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