クリエイターに特化したおすすめの求人サイトとは?メリットや注意点も解説
近年、インターネットの普及により求人サイトを活用する求職者が増加しています。求人サイトは、社内の雰囲気を把握できるように写真を掲載したり、実際に働く社員インタビューを掲載したりと、就職後のイメージが湧きやすいような豊富なコンテンツを提供できるのが特徴です。一方、専門職種に特化した求人サイトにはどのような特徴があるのでしょうか。今回の記事では、クリエイターに特化したおすすめの求人サイトとメリット・注意点などをご紹介します。
クリエイターとは
そもそもクリエイターとはどのような職種かご存じない方もおられるでしょう。以下では、クリエイターの定義やクリエイターに分離される仕事についてご紹介します。
定義
自分が持つスキルや能力を、目に見えるものとして形成する方をクリエイターといいます。ただし、クリエイターには自身の価値観を作品として表現する方もいれば、クライアントのニーズに応える作品を表現する方など様々なクリエイターの方がいるため、分野ごとに業務内容が変化する職種です。
また、クリエイターは何もないところから新しいものを生み出すクリエイタータイプと、元々あるものを組み合わせてひとつの作品にするプロデューサータイプの2つに分かれます。
クリエイターに分類される仕事
クリエイターと呼ばれる業種には様々なものがありますが、代表的な職種としてはWebデザイナー・Webディレクター・Webプロデューサーが挙げられます。
・Webデザイナー
Webデザイナーは、Webサイトのデザインを制作する職種です。レイアウトの配色やデザインの企画~構成までを担当し、画像処理や加工なども担当します。ユーザーが直接目にする部分であるため、UIを意識したデザイン制作が求められます。
・Webディレクター
Webサイト制作に携わる担当者をまとめ、進捗状況の確認や品質管理を行うのがWebディレクターです。サイト制作担当者の選定や制作期間の設定、制作物の品質チェックなどが主な業務内容になります。
また、同時に別のプロジェクトを並行する場面も多いため、トラブルが発生した際に直ちに対応できる課題解決能力や、円滑に業務遂行ができるようなホスピタリティマインドなどのスキルが求められます。
・Webプロデューサー
Webサイト制作における最高責任者をWebプロデューサーといいます。業務内容は、クライアントから求めるニーズのヒアリングや企画書の作成、予算管理などです。そのため、サイト制作に携わる担当者に的確な指示を出すためのコミュニケーションスキルやマネジメント能力が求められます。
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クリエイター募集に特化したおすすめ求人サイト
ここでは、クリエイターの求人に特化したおすすめの求人サイトを5つご紹介します。
STASEON
企業とクリエイターのマッチングをコンセプトにした求人サイトで、クリエイティブに関連する人達がイキイキと仕事ができるプラットフォーム作りを目指しています。
クリエイターが「ポートフォリオ」をサイト上に公開して企業側にアプローチでき、企業側が求めるレベルに応じたクリエイターとやりとりが可能です。そのため、企業側とクリエイターとのミスマッチがなくなるメリットがあります。
MOREWORKS
クリエイティブ業界で活躍されている方と企業をマッチングさせる求人サイトで、ベンチャー企業を中心とした企業からの求人が集まっています。求人数自体は多くないものの、企業インタビューから求人を検索でき、求職者側は企業の取り組みや実際に採用されている人材の情報が閲覧可能です。
また、鮮やかな色でデザインされたトップページでインパクトを与え、訪問者がストレスなく利用できるよう、ボタン配置などの細部にまでこだわって制作された求人サイトになっています。
Green
クリエイター向けに特化した中でも最大規模を誇る求人サイトで、IT業界を中心に15,000社以上の求人が掲載されています。求人には社内の雰囲気が感じられる写真が多数掲載されており、企業情報や社員インタビューなどのコンテンツも豊富です。
また、人材紹介会社を介さず企業と直接やり取りができることや、気になった企業と面接前に話ができる特徴があります。企業側から求職者へアプローチをすることも多く、サイトを利用した60%以上が企業の担当者から直接声をかけてもらい転職に至っています。
Find Job!
ITやWeb業界を中心に、正社員だけではなくアルバイトや派遣社員といった勤務形態の求人も掲載している求人サイトです。Find Job!では、「求職者の希望条件×求人内容」と「求職者のスキル×求人の応募条件」の2通りで企業と求職者のマッチング度合いが把握できます。また、選考終了後に求職者側から企業に対してフィードバックが貰えるため、求人内容や選考フローの改善材料になり、採用の強化につながります。
doda
デザイナー職やクリエイティブ職が細かく設定されている転職求人サイトで、掲載されている求人数も約10万件とトップクラスです。専門スタッフによる転職活動の徹底サポートや、応募書類の添削・面接対策などにも対応しています。
また、転職コラムや資料が充実しており、全国各地で転職イベントを実施しているのも特徴です。国内だけではなく海外を対象とした求人もあるため、グローバルな企業の求人が多い傾向にあります。
求人サイトを活用するメリット
ここでは、求人サイトの活用による3つのメリットをご紹介します。
幅広い層に求人を広く告知できる
求人サイトの閲覧は、パソコンやスマホなどネット回線に接続できる媒体であればアクセスが可能です。また、多くのサイトが無料で気軽に利用できるため、性別・年齢を問わない幅広い層の求職者が求人を閲覧できます。
採用要件にマッチした人材の応募が集まりやすい
求職者は求人サイトに職種・休日・年収などの条件を入力し、自身の希望にマッチする企業を見つけ出して応募します。企業側は、求人サイトを活用すれば求める人材からの応募がきたいできます。ただし、サイトの検索項目に該当する自社の強みや特徴を分析し、余すことなく掲載する必要があるため、自社の分析も必ず行うようにしましょう。
掲載できる求人の情報量が多い
インターネットを活用した求人サイトは、紙媒体よりも多くの情報をまとめて掲載できます。より詳細な採用条件や社内の雰囲気がわかる写真などを掲載できるメリットもあるため、求職者側に企業のイメージをより鮮明に印象付けることが可能です。また、採用条件を詳細に掲載することで、求職者と企業のミスマッチを防ぐ効果も期待できます。
求人サイトの注意点
ここでは、求人サイトを活用するうえでの注意点についてご紹介します。
応募者とのやり取りや面接日程調整などの対応が必要
求職者からの応募管理や面接の調整などは、すべて採用担当者が行います。このことから、応募数が多くなると担当者の業務工数が増えてしまい、負担が偏ってしまうことが考えられます。そのため、採用担当者に負担がかからないような体制を整える必要があるでしょう。
料金が発生するタイミングを事前に確認する必要がある
求人サイトの料金体系には、掲載課金型・応募課金型・採用課金型の3つがあります。
・掲載課金型
求人の掲載自体に費用が発生する料金体系です。求職者からの応募数や採用数に関係なく、求人を掲載した時点で費用が発生します。
・応募課金型
求職者からの応募があった場合に費用が発生する料金体系です。1人でも応募があれば費用が発生しますが、応募がない期間に費用は発生しません。
・採用課金型
人材を採用したタイミングで費用が発生する料金体系です。応募者の中から1人でも採用があれば費用が発生しますが、採用するまではどれだけ応募の数が多くても費用は発生しません。
まとめ
今回の記事では、クリエイターに特化したおすすめの求人サイトやメリット、注意点などを紹介しました。クリエイターは、自分が持つ能力を目に見える形に作り上げる方のことで、デザイナーやディレクターなど様々な分野の求人があります。クリエイターに特化した求人サイトに求人を掲載すれば、幅広い層への告知や求める人材からの応募が集まりやすくなるメリットがあります。ただし、掲載するのであれば、採用者の業務負担や料金体系について把握したうえで活用するようにしましょう。
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