今話題のClubhouseの魅力とは?使い方やメリット・注意点を解説!
場所や時間を問わず誰もが楽しく交流できるSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)はインターネットの普及に伴い、幅広い世代から高い人気を誇っています。
従来は文字の入力による交流が一般的でしたが、2020年に「Clubhouse」という音声のみでやり取りができる画期的なSNSが登場しました。
そこでこの記事では、Clubhouseについて知りたい人に向けて、Clubhouseの概要やメリット、注意点、使い方についてわかりやすくご紹介します。
今話題の音声SNS「Clubhouse」とは?
ここでは、日本でも注目されている招待制・実名制の音声SNSアプリ「Clubhouse」の概要や制作された背景、特徴、今後導入予定の機能など知っておきたい基本情報についてご紹介します。
Clubhouseの概要と背景
Clubhouse(クラブハウス)とは、招待制・実名制で音声をやり取りするSNSです。「音声版Twitter」として世界中で話題となっています。ポール・デイビソンとローハン・セスが制作し、サンフランシスコに本社を置くAlpha Exploration Co.によって2020年3月にリリースされました。
招待制というクローズドな形式のSNSということから、リリース1ヶ月後の2020年4月にはアメリカで話題を呼び、5月には1億ドルもの資金調達を達成しました。日本には2021年1月頃からTwitterの口コミによって広がりを見せているものの、手にしている人はアメリカと比較して少ないことが現状です。
しかし、今後は東京などの都市部を中心に流行していくことが予想されています。
Clubhouseの特徴
Clubhouseの最大の特徴は「音声のみでやり取りできる」ことです。
従来のSNSのように文字や映像を使ったやり取りはありません。また、利用するためにはすでにClubhouseを利用している人から招待を受ける必要があり、招待枠は2名までに限定されています。その限定性やプレミアム性もClubhouseの特徴のひとつです。
ユーザーは自分の興味のあるジャンルを話し合える「room(ルーム)」という部屋を作成できます。
興味のあるroomに入って会話を聴くことはもちろん、権限を持つ人から許可を受けることによって会話への参加が可能です。他のユーザーが作成したroomに参加するだけでなく、自分でroomを作成して、誰でも音声配信を楽しめることも従来のSNSにはない特徴です。
音声はリアルタイムで配信されますが「番組表」機能を使えば、どのようなメンバーが会話に参加するのかを事前に確認して予定を組んでおくことも可能です。参加するroomによっては、著名な人物と会話をできるかもしれません。
なお、会話を楽しめるのはその場限りで、音声の録音はできません。配信者の許可なく録音をすることは規約違反のため注意しましょう。一時的な会話を楽しめることもClubhouseの魅力なのです。
今後導入予定の機能
2021年1月時点で、Clubhouseは新しい資金調達ラウンドを準備していることを発表しました。今後、クリエイターがプラットフォームで収入を得られる機能を導入するためです。具体的な金額は非公開であるものの、収入を得られる方法はチップやチケット、サブスクリプションなどを予定しています。
これらの機能は、プラットフォーム上で人気を集めつつあるクリエイターの活動を支援することを目的としています。Clubhouseは、今やセレブや政治家なども惹きつけている人気アプリです。その影響力の高さからも、クリエイターが収入を得られる仕組みにすることでクリエイターの関心を持続させる狙いがあります。この仕組みによって参加者の増加やアプリの活性化が期待できるでしょう。
Clubhouseのメリット
Clubhouseの使用で得られるメリットは数多くありますが、ここでは、代表的な3つのメリットをご紹介します。
オンラインで会話を満喫できる
まず1つ目は「オンライン上でリアルな会話を満喫できること」です。
現実でのリアルな会話に近いやり取りをオンライン上で楽しむことができますが、その音声は記録されず、アーカイブとして残りません。また、コメントや低評価ボタンがないため、ネガティブな反応も避けられるでしょう。
さらに、外国や遠距離にいる人など日常でなかなか話す機会がない人との会話はもちろん、有名人とも会話できる可能性があります。従来のSNSのように文字を使わないため、不適切な表現を直接目にせず、疲れにくいSNSともいえます。
安全性が高い
2つ目は、「招待制のSNSであるため安全性が高いこと」です。
Clubhouseに参加できるのは、すでにClubhouseに参加しているユーザーから招待された人のみです。招待制であることに加えて、Clubhouseは実名登録が原則のため、悪意を持ったユーザーが利用しづらい傾向があります。このような限定的な環境から、安全性が高いといえるでしょう。
利用しながら他の作業ができる
3つ目は、「SNSを利用しながら他の作業も続けられること」です。
Clubhouseは音声のみを利用したSNSアプリのため、他の作業をしながら、という「ながら聞き」が可能です。従来のSNSの場合は文字を打つ必要があり、文字を打つために他の作業を中断しなければなりませんでした。
その点、Clubhouseは誤字脱字を気にすることもなく、作業をしながら会話を聞いたり、発言したりできます。参加型のラジオのような感覚で気軽に楽しめる点もメリットでしょう。
Clubhouseの注意点
招待制という仕組みから、フリマアプリで招待枠が売買されていることがあります。
そのような場所で招待を受けると、赤の他人に電話番号を教えることになるため、個人情報の流出や詐欺に巻き込まれる可能性もゼロとはいえません。可能であれば、よく知っている人から招待を受けることが望ましいです。
また、現在、英語表記のみのため、ある程度英語を理解できないと利用が難しいという点も注意点のひとつでしょう。なんとなく始めてしまって知らず知らずのうちに規約違反をしてしまったということにもなりかねません。
さらに、音声は記録に残らないため、会話を聴くためにアプリを長時間使用してしまうことです。Clubhouseの利用者なかには「気が付いたら時間があっという間に過ぎていた」と言う人も少なくありません。ネットゲームのように依存性があることも、注意すべき点でしょう。
Clubhouseの使い方
Clubhouseを利用する前に、使い方をしっかり理解しておきましょう。
まずはApp StoreでClubhouseのアプリをダウンロードします。なお、2021年2月時点でPlayストアでは配信されておらず、Androidには非対応です。
アプリを起動したら「Get your username→」をタップし、登録する電話番号を入力して「Next→」をタップします。次に、登録した電話番号のSMSに届いた認証コードを入力し「Next→」をタップします。
認証コードの入力完了後、Twitterと連携するか否か確認する画面が表示されますが、後でも設定できるため、早く始めたい人は「Enter my info manually」をタップして先に進みましょう。
次の画面で名前やユーザー名などを基本情報の入力やアイコンの設定を行い、連絡先へのアクセス権を許可します。次に、招待したユーザーを任意でフォローできる画面に移るため、フォローの選択を行いましょう。
最後に興味のあるカテゴリを選択し、ユーザーを探してフォローすれば、Clubhouse利用開始です。特にフォローしたいユーザーがいなければスキップして始めることもできます。
まとめ
ここまでClubhouseに関する知っておきたい情報をご紹介しました。
著名な人物の会話を聴きたい、著名な人物と話をしてみたい、海外のユーザーと繋がりたい、という人にぴったりのアプリです。
招待を受けたら、利用規約を守って交流を楽しみましょう。
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