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Web業界は過酷?楽しい?「Webやめとけ説」の本質
COLUMN 2019.7.06

Web業界は過酷?楽しい?「Webやめとけ説」の本質

働く現場において過酷と言われがちなWebの世界。Web業界に携わる人から「Webはやめとけ」と言われたことがある方もいるかもしれません。そこで今回はWebの現場の「過酷さ」について掘り下げていきたいと思います。

Web業界はなぜ過酷なのか?

「Webはやめとけ」となる理由

Webディレクターも、Webデザイナーも、Web広告コンサルティングも、Web業界はとにかく流動的です。

時代が進むにつれて、Webを使って企業が実現できることは増えているため、Webに求められる期待値も大きくなっています。

また、近年はオープンソースのソフトウェアが充実しており、Web制作会社や広告代理店が企業存続のためにきちんとした単価を貰うには、それなりのサービスを届ける必要があります。

お金に関するスケジュール感もWeb業界を過酷にしている一つだと言えます。

クライアント側には予算を使うスケジュールがあります。また、Web企業側は案件ごとにギャラを貰うため、納品が月をまたぐと、振り込まれるスケジュールが1ヵ月先延ばしになります。資金の蓄えが充実していない場合は、案件を「月内に意地でも納品しないといけない」という状態になるでしょう。

総じてWebの業界は精神的にも肉体的にもハードと言えるでしょう。

WebデザイナーやWebコーダーは、案件ごとにやるべきことがその都度変わってきます。

Webディレクターも、案件ごとに起用する人やクライアントとのコミュニケーションやあらゆることが異なります。

ハードで変化があり、マルチタスク的な側面が強いため、「毎日同じことをマニュアル通りにオペレーションする仕事」に比べると、もちろん過酷です。

Web業界にもホワイト企業はある

過酷にならないWeb企業の特徴とは

Web業界は過酷な印象があるかもしれませんが、ホワイトな企業も存在します。

ホワイト企業になるかどうかは、経営者の企業哲学に拠るところが非常に大きいでしょう。

また、Web事業以外に、大きな事業の柱を持っている場合、ホワイト化しやすいと言えます。

あとは、コンテンツを持っているところでしょう。例えば、通販商品を持っていて、その通販商品で収益化できているWeb企業は、ホワイト化しやすいです。がつがつと、Webにのめり込む必要がないからです。

そう考えると、自社コンテンツや自社サービスを成功させることがWebの企業が一気にホワイト化する秘訣だと言えます。

Webに限らず制作会社は基本過酷な歴史を辿っている

過酷で調和してしまったから、過酷から逸脱できない

テレビの制作会社も、アニメの制作会社も基本過酷な印象がないでしょうか?

これまでにも、アシスタントディレクターに月100時間の残業を毎月繰り返したテレビ制作会社、月間119時間のサービス残業をした動画配信サービス運営会社、月393時間の労働を課して、社員を心因反応にまでしてしまったアニメ制作会社などの事例が、ニュースで報じられています。

制作業務は基本的にどの分野も過酷な歴史を辿っているように感じます。

トップダウンの構造で制作会社の位置が下位に位置するというのもあるでしょう。

しかし、一度、「過酷な環境で回していくこと」が生態系として成立してしまえば、それを破壊するのはとても難しく、そのまま来てしまっているのではないかと思います。

しかし、一般的な制作会社とは異なった生態系にチャレンジし、持続させている制作会社も存在します。

そうした制作会社は独自のノウハウを持っていて、そのノウハウを提示することで、会社に時間的・経済的な余裕を作っています。

また、どんなクライアントを持つかによっても変わるでしょう。「二次下請け」といった状態になると、低単価にも関わらずに勝手な修正依頼がどんどんやってきて、主体的な制作を進めることができません。

Web業界の制作会社で楽しくホワイトに回している企業は、自社の提案が通りやすいような実績やノウハウや環境を作れていると言えます。

海外に比べてWeb業界は過酷

国内「Webやめとけ説」

例えば、Webデザイナーなら日本では平均年収が300万円から400万円のゾーンと言えます。

逆に、海外では500万円以上からのゾーンだと言えます。

これは求められるスキルのレベルが高いことも言えます。

Webデザイナーがデザイン中心のスキルから包括的にSEO、コンテンツマーケティング、ライティングなどデザインと混ざり合うWeb要素の専門性を深めるからこそ、給料は高くなるわけです。

Web業界はコンテンツホルダーになれば楽しい

Web業界「コンテンツisキング説」

Webのあらゆる職業は、企業内に勤めている限り労働集約型で、しかも、ハードな労働力を求められる割に、見返りが少ない点が大きな弱点です。

しかし、それは企業内戦士のみのWebキャリアを築く場合においてのみです。

前述しましたが、企業では「使い捨て」を食らうWebデザイナーであっても、さらに言えば、Webの専門性をにSEO、コンテンツマーケティング、ライティングなどデザインと混ざり合うWeb要素の専門性を深めて、自分自身でWebメディアやWebコンテンツを作ることで、報酬面では大きく飛躍すると言えます。

自分自身でメディアやコンテンツを運用し、実績を出すことができれば、Webを重要とする企業のコンサルタントや役員に就くこともできます。

WebデザイナーやWebディレクターという肩書に捉われずに、Webを包括的に活かす技術を高めていけば、Web業界で培ったことで、過酷なキャリアから、楽しいキャリアへ自分を運んでいくことができるようになります。

最後に:Webをあらゆる分野に融合させる技術を培おう

Webは大きく羽ばたくための踏み台となる

Web業界は過酷かもしれませんが、Webのスキルやリテラシーを持ったビジネスパーソンの未来は開拓し放題だと言えます。

今やWebはどの業界とも関わりがあります。国や自治体の補助金もWebやITに関するものが充実し続けています。

Webとは関係のない業界に行ったつもりでも、「Webを運用できる担当者を求めていて、その人材には良い待遇を用意する」という可能性はあります。「企業内のWeb担当者」というキャリアを切り開くこともできます。

副業解禁、パラレルキャリア(複業)の推進など、企業内戦士の人生と、企業外戦士の人生の2つを重ねていく時代になれば、Web業界で培ったスキルやリテラシーはたくさんの活かしどころがあります。

Web業界の過酷さを自分のキャリアで使いこなすことは意外にも可能です。また、Web業界は過酷な場所だけではありません。

キャリアの軌道上、スキルや実績が積み上がるまでは過酷を味わうかもしれませんが、それを通過儀礼にしてからの人生は楽しいと言えます。

社会人になってから、1つのスキルやリテラシーを掘り下げる要領を覚えれば、他のジャンルをゼロから始めても、スキルやリテラシーをより早く深めることができます。Web業界の経験は皆さまのキャリアをより輝かせる機会の一つになるはずです。

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