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FTPとは?FTPクライアントやFTPサーバーについても解説
TIPS 2021.11.25

FTPとは?FTPクライアントやFTPサーバーについても解説

Webサイト公開時に、Webサーバーへファイルのアップロードを行うために活用するものを「FTP」といいます。近年、ホームページ作成ソフトの普及でファイルの転送が容易になったため、FTPについてよく知らないままWebサイトを公開している人も多いかもしれません。しかし、FTPの基礎知識について把握しておけば、ファイルの送受信などの知識を会得しやすくなるでしょう。

この記事では、FTPの仕組みやその課題点、よく使われているFTPソフトについて紹介していきます。

FTPとは

FTPとは

FTPは「File Transfer Protocol」の略語で、パソコンとWebサーバーの間でデータのやり取りを行う際に活用される、通信の決まりごと(通信プロトコル)の一種です。FTPは元々通信プロトコルの名称ですが、現在ではFTPに関するさまざまな用語の意味を含んだ言葉として活用されます。

仕組み

FTPでは、自身のパソコンから相手のパソコンへのファイル送信や、相手のパソコンからファイルをコピーすることができ、Webサイトの公開に必要なHTMLファイルのアップロードや、更新作業などに活用されます。転送させるものに応じて、画像や音楽の転送に使われる「バイナリーモード」と、テキストの転送に使われる「アスキーモード」に使い分けましょう。

また、通信機器とソフトウェアを接続させるコネクションには制御用と転送用の2つを活用します。理由は、制御用でログイン情報や使い分けるモードの制御などを行い、転送用でデータの送受信を行うためです。

FTPを使ってできること

FTPの活用により、画像・テキスト・動画・音楽などのファイルを、専用のソフトウェアを活用してサーバーへアップロードできます。ただし、Webサイトを新たに開設した場合、サーバーとの契約でドメインを取得可能ですが、専用ソフトはご自身で用意しましょう。

また、ファイルのダウンロード・共有も可能なため、業務効率化やインターネットの利便性を向上させる効果が期待できます。
しかしながら、テキストや画像、レイアウト情報などを一元的に管理する「CMS」が普及した影響により、FTPを使う機会は減少傾向にあります。

SFTPとの違い

SFTPは「セキュアシェル」という、暗号や認証技術が完備される通信規格の一種です。FTPとの違いは、ファイルを暗号化し高度なセキュリティで第三者からの介入をシャットダウンさせられる点です。また、転送するものに問題があった場合には転送の中断が可能であるため、安全性にも優れています。転送速度がやや遅めになる点はデメリットといえるでしょう。

FTPの課題

FTPの課題

FTPは30年以上前から使われている古い通信方式のため、通信経路が暗号化されておらず、セキュリティ面に関する不安の解決が課題です。

FTPでは、ログイン用のユーザー名・パスワード、ファイルの内容などを暗号化せずにサーバー側に送ります。万が一悪意を持った第三者に介入された場合、転送された情報が全て盗み取られる危険性があります。そのため、近年では万全なセキュリティ対策が備わっているSFTPなどを活用して転送させるのが主流です。

FTPクライアントとFTPサーバーについて

FTPクライアントとFTPサーバー

この章では、FTPクライアントとFTPサーバーについて説明します。

FTPクライアントとは

FTPクライアントは、FTPを使ってファイルを送受信する際に使用する、クライアント側のパソコンを指します。

クライアント側で動かすソフトはFTPクライアントソフト・FTPソフトと呼ばれ、後述するFFFTPやWinSCP・FileZillaなどもクライアントソフトの一種です。

FTPサーバーとは

FTPサーバーは、FTPを使ってファイルの送受信を行うためのサーバー側のソウトウェアと、そのソフトウェアが動作しているコンピューターを指します。
インターネット側に位置しているもので、このサーバーにファイルをアップロードすることで、Webサーバーを経由したインターネット上の公開が可能です。

FTPサーバーの種類

FTPサーバーの種類

FTPサーバーにはanonymousサーバーという匿名で活用できるサーバーと、ユーザーIDとパスワードでログインすることで利用可能になるサーバーに分かれています。

anonymous

ファイルのダウンロードを匿名でできるサーバーをanonymous(アノニマス)サーバーと呼びます。あらかじめ設定されているユーザーIDでの認証により、ファイルのダウンロードが可能になるFTPサーバーです。慣習として、anonymousをユーザーIDとして定め、パスワード部分には自身のメールアドレスを入力するのが一般的です。主に公共機関や研究機関、企業などの情報公開に活用されています。また、ファイルのアップロード権限はないため、中身を勝手に書き換えるなど、ファイルのダウンロード以外はできないようになっています。

その他

FTPサーバーにはanonymousサーバーの他、特定のIDとパスワードが必要になるサーバーが存在します。利用時は、接続するFTPサーバーのホスト名やログイン用ユーザーID、パスワードを入力してログインするのが基本です。FTPクライアントで1度ログインすれば、以後は決められた権限の中でファイルの閲覧やアップロード・ダウンロードを自由に行えます。

よく使われるFTPクライアント

よく使われるFTPクライアント

ここでは、活用される機会が多いFTPクライアントを3つご紹介します。

FFFTP

FFFTPは公開されてから20年以上の歴史を持つ、日本製のFTPソフトです。
元々は開発者が自身で活用するために作成したFTPソフトでしたが、2011年に当初の開発者が開発終了を宣言後、2代に渡り引き継ぎが行われ、2018年からは3代目となる開発者がGitHubで開発を行っています。
シンプルで直感的な操作が可能な使いやすい画面が特徴で、漢字コードの自動変換機能やファイルの一括転送機能も搭載されています。また、ドラッグ&ドロップの簡単な操作でファイルのダウンロード・アップロードが可能です。さらに、転送元と転送先のファイル構成や内容を全て同じにする「ミラーリング機能」も付いています。
残念ながらSFTPには未対応ですが、FTPSは活用可能です。

WinSCP

Windows上で動く無料オープンソースの1つで、セキュアシェルを活用したSFTPやSCPなどの接続に対応するソフトウェアです。特徴は、サーバーへファイルをアップロードする際に、暗号化通信を利用して安全にファイルを送受信できる点です。また、UIのカスタマイズ性やコンソールにコマンドで入力が可能になる利便性も注目されています。さらに、WinSCPは日本語版も用意されているため、海外版よりも操作が分かりやすいメリットがあります。

Filezilla

FileZillaはWindows/Mac/Linuxなど、さまざまなプラットフォームに対応したFTPソフトです。
ファイル名のフィルター表示やブックマーク機能など、豊富な機能が実装されています。
さらに、ドラッグ&ドロップでのファイルのダウンロードとアップロードや、日本語を含めた複数言語への翻訳、ファイルの高速転送が可能です。
SFTPやFTPSにも対応しており、ファイルの送受信にも高い安全性が保証されています。

まとめ

まとめ

今回の記事では、FTPやFTPクライアント、FTPサーバーについて網羅的にご紹介しました。FTPは、インターネット上でファイル転送を行う通信規格の一種で、転送させるものに応じてバイナリーモードとアスキーモードで使い分ける必要があります。ただし、転送する際に暗号化ができないため、第三者が介入し外部に情報が漏洩してしまうリスクには注意が必要です。そのため、セキュアシェルと呼ばれる暗号化通信に対応したSFTPなどを活用したファイル転送をおすすめします。この記事が、FTPについて知りたい方のお役に立てれば幸いです。

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