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エンジェル投資家の概要と動機付け、投資開始のノウハウを紹介
COLUMN 2021.7.05

エンジェル投資家の概要と動機付け、投資開始のノウハウを紹介

皆様はエンジェル投資家という言葉を聞いたことはありますか。エンジェル投資家とは、創業間もない企業に投資する投資家のことを指します。日本ではあまり浸透していませんが、海外では一般的な投資法です。
この記事では、エンジェル投資の仕組みや税優遇について、エンジェル投資家が出資を行う理由、エンジェル投資を始める方法、有名なエンジェル投資家の方々の紹介をします。

エンジェル投資家とは

エンジェル投資家という呼び名は、昔から欧米の演劇業界や映画業界において、事業を支援する個人支援家のことを「エンジェル」と呼んでいたことに由来しています。
この章では、エンジェル投資の仕組みやエンジェル税制について、エンジェル投資家が出資を行う主な理由などについて紹介します。

エンジェル投資の仕組み

エンジェル投資とは起業家のスタートアップを助け、見返りとして株式を入手する個人投資のことを指します。資金面以外にも、個人投資家の人脈を生かしてのビジネス面におけるバックアップや精神的サポートなどを行う、次世代の起業家を応援する新しい投資の形です。数百万から数千万ほどの投資を行うことが多く、起業家の親類からの出資とベンチャーキャピタルの中間に位置する資金供給源になっています。
エンジェル投資家の多くは自身も起業家として財を成していることが多く、保有する財産を後進の起業家たちに循環させています。
現在、欧米では一般的なエンジェル投資家ですが、日本にいるエンジェル投資家はあまり多くありません。日本でのエンジェル投資額は、2011年度は10億円ほどで、対して2012年度のアメリカでは2.3兆円ほど(*)です。
*内閣府の第2回経済財政諮問会議資料(https://www.joic.jp/files/vbcc-kanren-3.pdf)より

エンジェル税制とは

エンジェル投資は、景気の回復や産業の発展という大きな役割を果たしています。
1997年には、経済産業省が認可したベンチャー企業に投資すると税金の優遇や控除が受けられる、通称「エンジェル税制」が施行されました。2020年度の税制改正で対象企業の条件が緩和され、株式投資型クラウドファンディングの対象にもなりました。また、エンジェル税制では、投資時に2種類、売却時に1種類の優遇措置があります。

・投資時に受けられる税金の優遇措置
優遇措置A:設立3年未満のベンチャー企業への投資額から2,000円を引いた額を総所得額から控除されます。ただし、総所得額の4割もしくは1000万円のうち、低い方を上限額とします。

優遇措置B:設立10年未満のベンチャー企業に対して投資した金額の100%を株式譲渡益から控除されます。上限額はありません。

優遇措置AとBは併用ができないため、どちらか一方を選んで適用する必要があることに注意しましょう。

・売却時に受けられる税金の優遇措置
エンジェル投資後、株式を売却する際に所得税と住民税に対して優遇措置が適用されます。エンジェル投資で損失が発生している場合、次の年から3年間、株式譲渡益と売却損益を相殺できます。

エンジェル投資家が出資する理由

エンジェル投資家が出資する主な理由として、以下の4つが挙げられます。どれか1つの理由で投資しているわけではなく、複数の理由が絡み合った結果投資を行うエンジェル投資家がほとんどでしょう。

・起業家を応援したい
元起業家のエンジェル投資家は、「起業家を応援したい」という気持ちを持っていることがほとんどです。自分が苦労した経験があるため、後輩ともいえる起業家の企業を応援していこうとしています。出資後も経営に関する相談に乗ってくれる場合が多いため、経営の助けになってくれるかもしれません。

・経営を参考にしたい
出資をして経営に一部でも関わっていくことで、経営に関するリアルな課題やその乗り越え方を学び、自分の起業の参考にしていきたいと考えて出資を行うエンジェル起業家もいます。
経営に関する課題や乗り越え方は千差万別であり、それを知ることができるのは貴重な経験になるでしょう。より多くの経験を積むためにエンジェル投資を行うのであれば、もし失敗したとしても安い買い物だと考える人もいるようです。

・業界に名を残したい
創業初期に投資した企業が大きく成長すれば、業界に名を残すことができます。起業に成功し、お金を持っているにもかかわらず名を残せていない場合に、エンジェル投資を行って名を残したいと考えるエンジェル投資家もいるようです。

・一攫千金を狙っている
株式会社は、成長することで株式価値を大幅に上げることが可能です。そのため、創業初期に出資して比較的安く手に入れた株式を、成長後に高く売却することで利益を上げることができます。
ただし、創業初期の会社は上場していないため、すぐに株式を売ることはできません。さらに、成長しなければ投資して得た株式は実質無価値となってしまいます。

エンジェル投資家になる方法

エンジェル投資家として有名であれば、SNSで個別にメッセージが来たり、自身の持つ人脈を経由して投資依頼が来たりすることもあるでしょう。この章では、ゼロからエンジェル投資を始めたい場合に有効な方法について紹介します。

ベンチャーキャピタルを通じて出資する

VCとはベンチャーキャピタルの略称で、投資家から集めた資金をベンチャー企業にまとめて出資することです。基本的なことはエンジェル投資家と同じですが、ベンチャーキャピタルは投資会社や投資ファンドとして活動しています。
ベンチャーキャピタルを通して出資することで、有望なベンチャー企業に対して間接的に投資することが可能です。投資先のリスクの把握や資産の分析などのデューデリジェンスはベンチャーキャピタルが行うため、1人で投資する場合よりもリスクを下げられます。しかし、手数料やマージンがあるためにリターンが下がってしまうという側面もあります。

投資家マッチングアプリに登録して起業家と出会う

自分が興味のある企業に出資したい場合、投資家マッチングサイトを利用してマッチングをすると早いでしょう。本来、人脈がなければ起業家と知り合う機会は少なく、投資の話が来ることも滅多にありません。
しかし、現在は起業家と投資家をマッチングさせるサイトが多く存在します。そうしたサイトに登録することで、人脈の少ない個人投資家であっても興味のある企業にコンタクトを取ることが可能です。

株式投資型のクラウドファンディングを活用する

クラウドファンディングとは個人や団体が目標を達成するため、寄付を募るものです。寄付のお礼や見返りとして、品物やサービスなどの提供が行われるのが一般的ですが、見返りに株式を提供する株式投資型クラウドファンディングサービスも存在します。
株式投資型クラウドファンディングでは、投資家の一社当たりの上限額は年間50万円までと定められています。
そのため、新規上場株式を目指すベンチャー企業に対し少額から投資することができるのが特徴で、投資家が株主として応援できる仕組みです。

有名なエンジェル投資家

この章では、エンジェル投資家として著名な5名を紹介します。

山田進太郎

山田進太郎氏はメルカリの創業者で、現在は代表取締役社長、さらに投資家としても活躍している人物です。スマートニュースやクラウドワークスなどにも出資をしており、いくつもの企業を上場させた経歴を持っています。
「失敗はナイスチャレンジ」という意識を持ち、リスクや失敗を恐れない起業家を応援しています。

川田尚吾

川田尚吾氏は株式会社DeNAの共同創業者であり、起業家、そしてエンジェル投資家です。大学在学中に起業に関わった際に資金難で挫折した経験を持ち、自分がプロの投資家になることを決意し、エンジェル投資家として活動を開始しました。
現在はIT関連のベンチャー企業を中心とした30社以上の企業に出資を行っています。

赤坂優

赤坂優氏は婚活アプリ「Pairs」の運営会社の創業者であり、起業家、そして投資家でもある人物です。
投資家として、日本のスタートアップエコシステムに貢献していきたいと考え、年間10社ほどのベンチャー企業に出資を行っています。

青柳直樹

青柳直樹氏はキャッシュレス決済サービス「メルペイ」の代表取締役社長です。メルカリの執行役員、クラウドワークスの社外取締役を兼務しつつ、ベンチャー企業に投資を行うエンジェル投資家としての顔も持っています。

孫泰蔵

孫泰蔵氏は、Mistletoe株式会社の代表取締役社長であり実業家、そして投資家です。ソフトバンクグループ創業者の孫正義氏の実弟であり、大学在学中にYahoo!JAPANの立上げに携わりました。
社会に対して大きなインパクトを与えられるビジョンを持った起業家の支援をしたいと考え、世の中が抱えている問題を解決できるような事業かどうかを重視して投資先を選んでいます。

まとめ

この記事では、エンジェル投資の仕組みやエンジェル投資家が出資を行う理由、エンジェル投資を始める方法、有名なエンジェル投資家について紹介しました。以前はエンジェル投資家になるには人脈が必要でしたが、現在はマッチングサイトなどが普及したことにより間口が広がっています。今後もエンジェル投資家の活躍の場は広がっていくことでしょう。

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