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DTPオペレーターとは?向いている人や必要スキルもご紹介
COLUMN 2021.1.21

DTPオペレーターとは?向いている人や必要スキルもご紹介

私たちが普段目にする印刷物は、かつてはデザイナーが指定したレイアウトに沿って、文字の印刷版を使いながら印刷所が製版を行うための「版下」というものを作って行っていました。

現在では、パソコンを使ってそうした仕事ができるようになってきました。これをDTP(卓上出版)といい、DTPオペレーターはデザイナーの原案を元にした実際の印刷物を完成させる仕事を行います。

この記事では、DTPオペレーターについて、その仕事内容や向いている人、必要となるスキルなどをご紹介します。

DTPオペレーターの仕事内容

「DTPオペレーター」は、主に広告代理店や印刷会社・編集プロダクション・デザイン事務所などに勤めて、印刷をするためのデータをデザイナーが作成した原案を元に作成する人のことを指します。

フォントに関する知識・文字詰め・禁則処理といった「DTP(卓上出版)特有のルール」を把握した上で、それに則って仕事を行います。

デザイン関係の仕事ではありますが、自分でデザインする作業はほとんどありません。
ただ、勤めている会社の規模によっては、デザイン系の仕事も兼ねる場合もあります。

似た名前の職種として「DTPデザイナー」というものがありますが、DTPデザイナーは印刷物のデザインを担当する仕事です。
これに対し、DTPオペレーターはデザインを担当せず、デザイナーが作成した原案を元にして、印刷するためのデータを作成します。

DTPオペレーターに向いている人

DTPオペレーターは、デザイン関係の仕事であり、緻密な作業を長時間にわたって行う仕事です。
ここではDTPオペレーターに向いている方の特徴についてご紹介します。

単純作業に強い集中力のある人

DTPオペレーターの仕事は、パソコンを使いながら比較的単調なコツコツとした作業を行います。
継続して反復性のある作業を行わなければならないため、集中力が求められます。

単純作業が続くと飽きてしまう方よりも、丁寧な作業の積み重ねにやりがいを感じられる方がDTPオペレーターに向いているでしょう。また、パソコンを使った勤務になるため、基本的なパソコンに関する知識があるとなお望ましいでしょう。

クリエイティブ職に就きたい人

DTPオペレーターは、ほとんど自分でデザインすることはない仕事です。
しかし、デザインに携わる仕事なので、デザインに興味があり、将来クリエイティブな職に就きたいと考えている人のほうが向いています。

また、DTPオペレーターとして経験を積むことにより、デザイナーへとキャリアチェンジすることも可能です。
そのため、デザイナーを目指している方がその前段階としてDTPオペレーターを目指すのもキャリア形成として人気があります。

緻密な作業が得意な人

DTPオペレーターの仕事は非常に緻密で細かい作業が続きます。
指定された大量の文字の流し込みや、文字の行間のミリ単位の調整を行わなければなりません。

ほかにも、写真上のゴミを一つひとつ除去するなどといった細かい作業を繰り返したながら印刷物を完成させます。
細かな単純作業の繰り返しを苦としない能力が求められます。

DTPオペレーターに必要なスキル

DTPオペレーターになるにあたっては、デザインに関する知識だけでなく、DTPに関する知識も必要です。
ここでは、DTPオペレーターに必要なスキルについてご紹介します。

DTPに関する知識

DTPではパソコンの画面上で印刷物のデータを作成します。
DTPには特有のルールがあり、DTP関係の仕事をするにはその知識を学ぶ必要があります。

例えば、実際の印刷物とパソコンの画面上に表示される色との違いや、色の再現方法、使用する用紙の紙質の選び方などはDTPの基本です。

そのほかにも、文字の変形やサイズ、行間隔や線幅といったさまざまなDTPのルールが存在します。
こうしたDTPについてのルールを学ぶことで、DTPに関係する仕事のノウハウを習得することができます。

デザイン関係の基礎知識

DTPオペレーターは、デザイナーがデザインした原案を実際に印刷物として刷る仕事です。
デザイン関係の仕事である以上、デザインに関係する分野の基礎知識も身に付けておくことが望まれます。

各々のデザイナーのセンスだけでなく、クライアントからの要望によってもデザインは変化します。
さまざまなデザインを見ることによって、デザインに対する感覚を養っておきましょう。

デザイン関係のスキルを身につけておけば、将来スキルアップをする際にも役に立つでしょう。

デザインソフトのスキル

デザインソフトを扱えることは、DTPオペレーターにとっては大前提です。

「組版」といって、紙面をつくり上げるために文字や図板などの要素を配置するためにIllustratorやInDesignなどのアプリケーションを使うスキルが必要です。

また、画像の切り抜きや、色調の調整など、画像加工の仕事も含まれるため、Photoshopなどの画像ソフトに関する知識もあることが望ましいでしょう。

これらの技術の基礎は、デザイン系の大学や専門学校などで学ぶことができます。
また、DTPオペレーターの仕事をしながらさらにスキルを磨いておけば、その後のキャリアの選択肢を増やせます。

DTPオペレーターに必要な資格

DTPオペレーターになるにあたって、必須の資格はありませんが、持っておくと仕事をする上で有利にはたらく資格はいくつかあります。ここでは、DTPオペレーターの仕事で有利になる資格をご紹介します。

DTPエキスパート

DTPエキスパートは、日本印刷技術協会(JAGAT)が実施するDTPの認証制度で、「よい印刷物をつくる」ことを目標に、すべての印刷業界の人々を対象に行われている認定試験です。

DTPに関連する知識や、印刷に関する基礎知識だけでなく、色彩やコミュニケーションにいたるまで、広範な技能が問われます。
出題範囲は、DTP・印刷技術・情報システム・色・コミュニケーションの5分野で、試験は学科試験と実技試験の2つに分かれています。実技試験では、PDF形式の印刷データを作成します。

認定資格は2年間有効であり、2年ごとに更新試験が行われます。受験料は15,000円です。

DTP検定

DTP検定は、DTPの実務において必要となるソフトの知識や技術・デザイン能力・コンテンツの理解力・編集レイアウト能力・オペレーション能力を評価する検定試験です。

資格区分は「DTPディレクション」と「DTPビジネス」の2つがあります。DTPオペレーターを目指す人ならば、印刷物制作の責任者に向けた「DTPディレクション」の受験をしましょう。試験会場のコンピュータで解答を行うCBT形式で実施され、試験時間は90分、設問の数は100問です。

また、DTPエキスパートと同様に、2年ごとに資格更新試験が行われます。

Adobe認定エキスパート

Adobe認定エキスパートは、Adobeが主催するAdobe社製のアプリケーションの利用スキルを認定する試験です。
試験科目はAdobeのアプリケーションごとに独立しており、「Illustrator」と「Photoshop」の2つから選択できます。

資格の認定は科目ごとに行われます。DTPオペレーターではどちらのアプリケーションも使う機会があるため、両方の科目の資格を取ることがおすすめです。

認定試験が行われる会場は全国にあり、会場のコンピュータを使って解答する「CBT形式」で行われます。結果は即日発表され、合格した方には世界共通の合格認定証が郵送されます。

試験の受験料は、Illustrator、Photoshopのどちらも10,780円ですが、学生の方は学割価格の8,580円で受験することができます。

まとめ

この記事では、DTPオペレーターの概要・仕事内容・向いている人・必要なスキルなどについてご紹介しました。
この記事がDTPオペレーターを目指す人にとってお役に立てれば幸いです。

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