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【WebクリエイターのためのSEO】SEO最適化のためのモバイル対応で考えること
COLUMN 2019.4.05

【WebクリエイターのためのSEO】SEO最適化のためのモバイル対応で考えること

2018年は日本でiPhoneが発売されて10年になる年でもありますが、この10年間で爆発的にスマートフォンの利用は拡大しました。総務省が毎年発表する情報通信白書によると、個人ベースでのスマートフォン普及率は6割を超え、世帯ベースでは75%となりました。トラフィックで見ても2017年時点の調査で、国内のトラフィックの47%を占めていました。2019年では過半数を超えている可能性もあるでしょう。

この爆発的なスマートフォンの普及とトラフィックシェアの向上を背景に、SEOにおいてもスマートフォン検索の重要性は向上し、Googleもスマートフォン検索の最適化に取り組んでいます。

今回はこれまでのGoogleの対応を踏まえ、SEOにおけるスマートフォン対応(以下モバイルSEO対応)について、必要なことについて解説していきます。

モバイルフレンドリーアップデートとモバイルファーストインデックス

Googleがこれまで行ってきたモバイル検索の最適化施策として、大きなものが2つあります。1つはモバイルフレンドリーアップデート、もう1つはモバイルファーストインデックスです。

モバイルフレンドリーアップデートとは、2015年4月21日に行われた、スマートフォンで使いやすいページの検索順位の評価を高めるアルゴリズムの追加です。なおこのアルゴリズムの導入時点ではあくまでもスマートフォンでの検索のみに適用されるもので、あくまでもページを評価する際の対象はパソコン用のページが担っています。

モバイルフレンドリー対応のポイントは以下になります。
・見やすいフォントサイズ・行間
・タップ要素間が押しやすいように適切に間隔が空いている
・スマートフォンで閲覧できないコンテンツがない
・表示速度の向上
・コンテンツの大部分を覆うコンテンツを配信しない

モバイルフレンドリーインデックスをさらに推し進めたのがモバイルファーストインデックス(MFI)で、日本では2018年3月に適用されました。これはページの評価対象をパソコン用ページではなく、スマートフォン用ページを基軸に切り替えるものです。このアップデートで名実ともに、検索の基軸はスマートフォンに移行されました。
※2018年12月時点、モバイルファーストインデックスは、Googleの判断でサイト単位で順次適用がされています。一斉の適用ではありません。

WEBサイトの3つのモバイル対応方法

Googleの2つのアップデートにより、モバイル対応ページが必須になることは理解いただけたと思います。では具体的にWEBサイトのモバイル対応については、どのような方法があるのでしょうか?モバイル対応方法については、コンテンツの表示方法とURLの設定で大きく以下の3通りに分かれます。

(1)レスポンシブウェブデザイン
現在のモバイル対応におけるもっとも主流の方法です。「共通のHTML」「共通のURL」でCSSの設定でデバイスごとに表示を切り替えます。あくまでも配信するファイルは全デバイス共通というのが特徴です。

(2)ダイナミックサービング(動的配信)
共通のURLであるものの、HTMLファイルをPC用とモバイルで別で作成します。
この際ユーザーエージェントというサーバー側が配信するブラウザの情報により、デバイスを識別してコンテンツを分けて配信します。

(3)デバイス別URLでの配信
URLもファイルも分けて配信する方式です。URLで「m.●●●●.com」のようなサイトを見たことはないでしょうか?このURLの場合はデバイス別URLでの配信になります。

方式は違いますが、実はデザイナーやエンジニアが対処するには、どちらも大きく工数が変わらないというのが印象です。デザイナーがデザインする際は当然モバイル、PCのデザイン設計をしなければいけないのは変わりません。一方エンジニアについても、ファイルが1つになるか、2つになるかの違いはありますが、実はファイルが1つの(1)の場合でも細かなCSSの記述が必要なため、工数には大きな差がつかない傾向にあります。
※Webサイトの構造により違いが出る場合はあります。

レスポンシブデザインにすべきか否か

では実際にモバイル対応する際にはどの方式が選択するのでしょうか?ここはSEOというより、Webサイト全体の戦略としてよく議論になるポイントでもあります。ポイントとしては2点あります。1つは「Googleはレスポンシブデザインを推奨していること」、もう1つは「配信の方式でWebサイトのSEO評価に差はつかない」ということです。

まず前者のGoogleがレスポンシブデザインを推奨する理由について説明します。Googleが推奨する理由としては、大きく以下の3つが挙げられます。

1.デバイスの誤判定が防げる
2.クロールバジェットの効率化
3.同一URLなので、どんなデバイスでアクセスしても最適な表示がされる

3は前述の(3)のみの問題なので割愛しますが、(1)(2)は非常に重要な要素になります。まず(1)の「デバイスの誤判定」ですが、別コンテンツを配信している場合は、ユーザーエージェントに基づいてデバイスを判定し、最適なコンテンツを配信します。ただしユーザーエージェントとデバイスの対応を常に最新化して対処する必要があるため、常に誤配信のリスクはつきまといます。また(2)については、別ファイルを用意する方式だと全てのコンテンツをGoogleが確認するのに複数回のクロールが必要になります。

Googleがレスポンシブデザインを推奨する一方で、実は配信の方式でWebサイトのSEO評価に差はつきません。ですので前述のリスクをしっかり防止できれば、配信の方式はどの方式をとっても問題がないことになります。実際PCが主体で立ち上がったWebサイトではダイナミックサービングがメインで、LPのみレスポンシブデザインを導入しているサイトも多くあります。

結論としてはリスクを考慮するとレスポンシブデザインがベストだと筆者は考えます。しかしながら、レスポンシブデザインではデバイスごとの施策が難しかったり、大規模サイトの場合には、例えばマイページなどの管理画面全てのコンテンツや機能をモバイルに配信する負荷もかかります。このあたりは方針をしっかり定めて選定していく必要があります。

スマートフォンは爆発的に普及が進みましたが、まだまだ60歳以上の世代などシェア拡大の余地は残っています。今後もモバイル対応ページの作成はより重要性を増してくるでしょう。一方でこれまで使っていた層以外の利用も進んでくるため、UIへの配慮もさらに求められてくることは間違いありません。

モバイル対応方式は、大きい要素のため、一朝一夕でかんたんに変えることができません。自社のWebサイトがターゲットが誰でモバイルで何をしていくかで、モバイル対応の施策は大きく変わってきます。ユーザーの声を聞いて、最適な施策を検討していきましょう。

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